2011/02/06
セミ・スクラッチ 形式5230
年が改まって早くも1ヶ月も過ぎてしまった。
その間、鉄模は進んでいない。 と云うのも事情があって・・・・。
模型の蒸気機関車の構造は大きく、フレーム・動輪等の下回り部分、床板、そしてボイラーやキャブ等の上回り部分に分けられる。
そしてこの3部分をどの様に組立る構造にするか?
1)それぞれを順番にネジ止めして組み立てる。
2)下回りと床板を接合して一体化した上で、それに上回りをネジ止めする。
3)床板と上回りを接合して一体化した上で、下回りをネジ止めする。
ざっと、3通りの方法が考えられる。
前作の形式27の時は、2)の方法によったが、やはり工作精度の問題で床板と上回りとの間に微かな隙間が出来てしまっている。 この5230ではその様な事のない様に、3)の方法を採る予定でいた。
そして、正月休み・・・・年金生活者なのだから毎日が休みなので、特に正月休みと断る必要もないのだが、兎に角、年が改まったのを機に心も改めて工作の続きに取り掛かった・・・・・・・。
先ず、フレームと床板を止める際のネジを何処に切るか?
本来なら、設計の段階で位置決めなどは終わっている筈だが、そこは小生の好い加減な性格で、現物合わせで工作を進め、途中で具合が悪くなると少しだけ寸法を増やしたり減らしたりして微調整をその場でやってしまう。 その変更をマメに元の図面に反映させておけば良いものを、そのまゝ進めてしまうものだから、この様な結果になってしまう・・・・・。
0.2mm厚の洋白板と0.6mm厚の真鍮板を貼り合わせて出来あがっていた床板と、これまた出来あがっていたフレームを合せて見ると、どこでどう間違ったのか、サイド・ビームの板厚分だけ幅が狭く出来あがっているのが判明!!!!
こんな事情で、少しやる気が殺がれてと云うか、釣りが忙しいからと云うか・・・・、気が付いたら1ヶ月も経っていたと云う次第。
このまゝにしておくと、前回の様に1年も2年も机の上に仕掛った状態で放置してしまう結果になって、次の蒸気に着手出来ないので、少しづつでも進めて行こうと改めて猛省して、その第一弾。
今日は出来上がっているフレームやシリンダーの幅を再確認して、床板の寸法を取り直して図面に反映する所までやった。
2010/12/20
セミ・スクラッチ 形式5230
クマタ貿易に注文しておいたモーターが届いた。
16日に発注、19日到着だった。
商品代以外には、送料350円に振込手数料が掛かるが、地下鉄の往復料金とほぼ同額。 と云うことは買い物に出掛ける時間はセーブ出来たことになる。 まぁ、年金生活者にとって、時間のセーブはそれ程大きなメリットと云えないかも知れないが・・・・。
写真の左から同シリーズの全長24mm、20mm、15mmのモーター。
鉄模の先輩諸兄はコアレス・モ-ター等の性能の良いモーターを使っておられる方が多いが、直径が10mmのこのモーターは、古典機の細いボイラーにも難なく納めることが出来るし、何よりも値段が安いので、小生は好んで使っている。 寧ろ、DCC運転には適している様なので、その点を楽しみにしている。
この5230には、当初24mmのMHK-1024を使う予定だったが、全長が長過ぎてボイラー内に挿入することが出来なかったので、最も短い15mmのMHK-1015を注文し、序でに中間の20mmも追加した。
早速、挿入実験を実施。
挿入には邪魔になるギヤ・ボックスの角を斜めに切り落として、早速モーターを取り付けて・・・・。
15mmは、写真に写っている通りスンナリと収納出来たが、20mmはギヤ・ボックスが引っ掛かり収納不能。
と云うことで、全長が短過ぎて心許ないきらいはあるが、15mmで工作を進めることにした。
2010/12/16
セミ・スクラッチ 形式5230
マシマのモーターのMHK-1015を検索した結果、クマタ貿易が扱っていることが分かった。 しかも在庫は1個だとのこと。
たった1個のモーターに350円の送料を掛けるのは、如何にも勿体ない。 と云ってもIMONで購入する場合の横浜までの地下鉄往復運賃430円よりは安いのだが。 と云うことでMNK-1015を1個とそれより全長が5mm長いMHK-1020を2個注文しておいた。
従って、現在はモーターの待ち時間・・・・。
そこで、欠き取るべき寸法を間違えてしまったキャブだが・・・・。
小生の拙文に目を通して頂いていたozuさんや初瀬春日さんから、色々とヒントを頂き、自身でもチョンボをカバーする方法を考えて見たのだが、結局、作り直してしまった。
同じ物を続けて作成するのは、飽きっぽい小生の性格から一寸耐えられない面もあるのだが、少し時間を置いていたこともあって、比較的スンナリと工作を進めることが出来た。
そこでボイラーと組み合わせたのが、この写真。
今度は、慎重に寸法を決め欠き取ったので、最終的にはヤスリで調整するだけで綺麗に収まった。 ヤレヤレ・・・・・!!!
2010/12/15
セミ・スクラッチ 形式5230
ゆうえんさんに教えて頂いた通り、ボイラーの内部に裏打ちをし、真鍮線でカシメた。
と書くと簡単な工作の様だが、思いの外難物だった。
裏打ち用の真鍮板を何とか細いボイラーの中に位置決めをして、ハンダ鏝を突っ込むのだが、これが中々上手く目的の個所に鏝先が当らず、その内、手で持てなくなる程熱が回って来て・・・・。 当然、この様な時のために、径5.0mmの銅線を加工して作った鏝を使っているのだが。
次は、裏打ち用の真鍮板をボイラーの外側に仮止めをして、カシメ用の0.6mmの穴を4ヶ所開けた後、その穴をガイドに真鍮板をボイラーの内側に位置決めようとした・・・・・が、上手くカシメ用の真鍮線が通らない。
一寸考えれば簡単に解かることだが、ボイラーの外径と内径の差だけ穴の位置がズレることを考慮していなかった。 全く好い加減な工作をしていると我ながら厭になって来る次第。
仕方がないので、ボイラーの長手方向の2穴で裏打ち用の板を止めてから、対する2穴を開け直して真鍮線を通してカシメて、何とか誤魔化した。
その後、ボイラーの火室の妻板を半田付けをして、ギヤ・ケース用の矩形の穴を欠き取った。
所が、またもや、ここで好い加減な工作が露呈してしまった。
つまり、ギヤ・ケースだけなら問題はないのだが、モーターを付けた状態だと、もっと欠き取りを大きなものにしなければ、収まらないことが分かった。 火室の妻板がなければ、何とか納めることは出来るのだが、当初からボイラーにはバック・プレートを付ける予定なので、妻板があってもなくても同じ。
元々この5230にはマシマのMHK-1024をボイラーの煙室方向に収める予定だったが、全長の短いMHK-1015に換えて見ようと考えている。 しかし、今では、IMONでの取り扱いは無くなった様なので、どうするか?
MHK-1015に換えても、上手く収まるかどうかは判らないが・・・・・・・・・。
2010/12/04
セミ・スクラッチ 形式5230
ボイラーの煙室、火室を工作した。
煙室のカバーは0.3mm厚の真鍮板を使った。 5230の原型である5130では煙室が延長されていないので、このまゝで良いのだが、5230は延長されているため、その工作が残っている。
ボイラーそのものの繋ぎ目はハンダ付けをしただけなので、これからギア・ボックス用の欠き取りをすると、形が崩れそうな気がするが・・・。
裏打ちをする必要があるかも知れない。
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