1060製作記(57)イコライザー – 1
2016/02/24
今手掛けている形式1060は、軸が4-4-4の珍しい配列になっており、イコライジングをどうするか悩む所で、以前、銕騎さんからもこの点についてご質問を頂いた記憶がある。
と云っても良いアイデア等ある訳もなく、結局、動輪で2点、先台車か従台車で1点支持の3点支持を考えていた。
所が、前回のブログを掲載した夜のこと。
床に入ってから、何となくロンビック・イコライザーに出来ないかウツラウツラしながら考えるともなく考えていた。いつもなら、翌朝目が覚めると同時に綺麗さっぱり忘れ去ってしまうのが常だったが、ロンビック化については、何故か頭の片隅から離れない。
そこで、ロンビック化が問題の解決策と云えないかも知れないが、兎に角、DSMで図面を描いてみた。
問題は、前後のイコライザーをどの様に掛けるかになる。
ロンビックは前作の形式5230の炭水車で採用したが、この場合はスペースが充分あるので、前後左右にイコライザーを掛けることが出来た。しかし、2軸の動力車になると1軸にはギアを組み込まなければならないので、前後のどちらかは掛けられないことになる。
そこで考えたのが図の様なロンビック・イコライザーで、左右のイコライザーの軸箱に接する部分にピンを植え込み、そのピンを介してイコライザーを掛けると云うもの。
こうすれば、ギアを組み込む側の車軸の上下の動きは、その反対側の車軸にキチンと伝わる筈・・・・・?
と云う訳で、ロンビック化を試してみることにした。
上手く機能するかどうかは、やって見なければ判らないし、やらなければ技術の向上も見込めないだろう。
しかし、弁装置の可動化と云い、ロンビック化と云い、当初の見込みとは反対に、難しい方・難しい方にズブズブと嵌り込んでしまっている????
コメントを残す