1060製作記(51) 弁装置 – 24

フル・スクラッチ 弁装置 形式1060

二分割にしたストラップ部分を連結して一体化するための0.5mmのタップ立ては、想像していたよりも遥かに簡単で、タップを指で挟んで慎重に捩じ込むことによってタップを折ることもなく無事完了。

しかし、穴の位置に多少のズレが生じたため、ネジが通らないものがあった。そこで、タップを切らない方の穴の径を0.5mmから0.6mmに拡げ、遊びを作って対処した。

次に、ストラップと腕の部分を半田付けして偏心棒を完成させた。

1060-044偏心棒が終わったので、弁装置関係の組み立てに入った。

偏心棒新製に伴って加減リンク等も作り直そうかと思ったが、手を抜くことにして、前回の弁装置をバラして使い回した。

今回、関節部分の半田が廻って欲しくない個所の半田付けは、アルミホイールのアルミの小片を挟み込んでみた。前回はグリースを塗って半田が回らない様にしたが、作業性の点からはグリースの方が簡単だった。

1060-045残るは、偏心棒加減リンクとの連結・・・・・・。

当初は、0.5mmのネジで連結する積りで工作を進めて来たが、作業をしている内に迷いが出て来た。

まだ、気持ちが定まっていないので、車軸に偏心輪を嵌め込んだ状態で、偏心棒を組み込むテストをしてみた。

1)先ず、ストラップの連結ネジの1本を完全に緩め、ストラップから外し、
2)残る1本は完全に抜かずに、このネジでストラップの前後が繋がった状態にしておく。
3)ストラップの腕の付いている前部を、偏心輪に嵌め込む。その際、ストラップの後部は、180度捻った状態にしておく。
4)ストラップの後部を180度捻り戻して、前部の鍔にネジを通して締め込む。

手順は、これで何とかなりそうだが、もう少しネジの長さがあれば、もう少し簡単に出来そうなことが分かった。

又、このテストの作業中、ネジ穴を1ヶ所舐めてしまった惧れがある。トルクを掛けて締め込む必要はないので、軽く締めた積りだが・・・(涙)

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