1060製作記(200) ブレーキ – 2

フル・スクラッチ ブレーキ関係 形式1060

ブレーキ・シューの作り方も考えなければならないが、もう一つ、頭を悩ませるパーツがあった。
それは、シリンダーブレーキ軸を連結するブレーキ梃で、テーパー部に彫られた凹みをどの様に工作すれば良いか。場合によっては、ブレーキ・シューよりも厄介かも知れない。

メイン・ロッドサイド・ロッドにも同じ様に凹みを施しているので、その方法を参考にしよう思ったが、歳のせいか、その時の工作方法を思い出すことが出来ない(汗) ブログを読み返しもしたが、工作方法の記載が全くない。
仕方がないので、改めて考えることにしたが、良い工作方法が思い付かない。この凹みの両端は、接続するためのピンブレーキ軸の円周に沿って削り残さなければならないが、フライス盤を使って凹みを削るとすると、エンドミルとは逆の形になっているので、この部分は一工夫する必要がある。
所が、そんな良いアイデアがある訳もなく、手を抜いて凹みの表現は諦めようかと思った。しかし、資料を見ると結構目立つ存在なので、手抜きはご法度。何とかしなければならない。

で思い至った工作方法が・・・。
太くなったブレーキ軸側は目立つ部分なので、出来るだけそれらしく仕上げる必要があるが、しかし、シリンダーに繋がる細い側は、コネクターに隠されるので手を抜いても問題はない。
と云うことを前提に、
1)シリンダー側を始点にして、ブレーキ梃の全長を越えた所まで切削をする。
2)輪切りにしたブレーキ軸側と同じ径のパイプを半田付けをする。

これならば、何とか誤魔化せるのではないかと思い、凹み部分の最小幅に合わせた0.4mmのエンドミルMonoTaroに注文した。

と云う訳で、現在は配達待ちの状態だが、果たしてこれで上手く行くかどうか。
これまで0.4mmなどと云う極細のエンドミルを使った経験がない上、手持ちの真鍮板が快削ではない可能性が高いので、心配だが・・・。

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