5230製作記(93)ランプ掛け

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-105Rこの所、風や雨のため釣行も儘ならないので、鉄模で余生を楽しむことに・・・。

この5230のフロント・デッキには凸を縦にした様な形状のランプ掛けが付いている。

これまでなら、この様なパーツは糸鋸とヤスリでシコシコと作っていた。事実、今回もそうして一旦は作り掛けたし、テンダーのランプ掛けはそうしたアナログ的な作り方によるものだった。

しかし、こうした作り方では、どうしても角が甘くなってしまう。
しかも、先日Sさんに誘って頂いた運転会で拝見したSさんEさんの緻密な作品が脳裏にチラつき、どうしてもその甘さが気になって仕方がないので、Eさんが駆使されているフライス盤とは比べ様がないほど剛性がないML-210のミーリングアタッチメントで何とかならないものか・・・・と考えた。

普通、この様な形状の物をフライス盤で切り出すとしたら、エンドミルを使うのだろうが、剛性がない場合は刃がが踊って上手く行かないだろうし、折ってしまうことも多いだろう。と云うことで、フライスカッターで何とかならないか・・・。

切り出す素材は、1mm厚の洋白板を3枚重ねて半田付けしたもの。ランプ掛けは左右に一対なので2個しかいらないが、工作の最中にピ~ンと弾き飛ばして紛失することや失敗を考えたことと、材料に剛性を持たせたかったため、3枚を張り合わせ、切り出した後にバラすことにした。

1mm厚のフライスカッターを使って、バイスに縦に咥えた素材の上端部を凸の出っ張った部分を残す様に左右から切り込みを入れ、その後、ランプ掛けの支柱になる厚さを残す様にカッターの位置を下げ素材の横から、ランプ掛けの底辺の厚みを残す様に切り込みを入れ、またカッターの厚み分だけカッターの位置を下げ・・・・、と3回繰り返した。

これが、上手く行った!!・・・・・かな?
この後は、これをバラして、デッキに半田付けするだけだが・・・。

(写真はこのランプ掛けをデッキに取り付けるためのボルトを表現する0.4mmの真鍮線の植え込みを済ませている)

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