1060製作記(96) 妻板(後) – 1
2016/11/19
先日、小生が属している鉄模会であるKKCの会合があり、仕掛中の1060を見て頂く機会があった。
色々と失敗をし試行錯誤を重ねている作品だけに、余り自信はなかったが、諸先輩から、お世辞半分にしても、思いの外、良い評価を頂き嬉しく思った次第。
しかし、TMS誌で何回となく作品を発表されているTKD氏のご指摘が強く印象に残っている。つまり、リベットの大きさについて、少し大き過ぎるのではないかと云うことであり、その理由が塗装をするとその被膜分だけ大きくなるので、その点も考慮する必要があるとのことだった。
恥ずかしながら、小生は、これまで一度も塗装の被膜の厚みのことまで、考えたことはなかった。所が、氏はそこまで考慮されていることを知って、流石にTMSコンペの入選、特選の常連さんは違うと強く思った。
妻板(前)、側板に続いて妻板(後)の工作をした。
リベットのサイズについては、TKD氏のご指摘はあったものゝ、ここでサイズを変える、妻板(前)や側板とのバランスを崩すことになるので、これまでと大きさは揃えた。
素材はこれまでと同じ0.2mm厚の燐青銅板。
窓抜きの際、エンドミルの送りを間違えて切削し過ぎた所がある。妻板(前)や側板と同じ様に作り直すことも考えたが、ここは窓枠を嵌め込むので、何とか誤魔化せるだろうと思い、そのまゝ工作を進めた。
尚、妻板の上部(窓の上)は、実機の写真を見ると鉄板が貼り合わせられていて良く目立っている。当初は何もする積りはなかったが、写真を見る度に気になったので、実機と同じ様に、段を目立たせるために2枚貼り合せにした。
写真では、目立たないので、徒労に終わったかも・・・・・。
リベットの大きさの適否については、実物どおりの数とするのか、数を間引くかによっても変わってくると思います。最近のＳ社のキットなどは実物どおりの数が多いようですが、私は少し数を間引いて大きめにした方が好きです。
小さいリベットを実物どおりの数にすると塗装も薄くしないと、リベットの間が塗料で埋まってしまＳって一本のラインのように見えてしまいます。
ゆうえんさん、こんにちは。
先日は、KKCの総会ではお目に掛かれず残念でした。
コメントを寄せて頂き有難うございます。
リベットについては、勿論、実物の数を再現することは考えておらず、専ら見た目の印象によっています。
具体的には水槽を構成する鉄板を留めているリベット間隔を最少に、それ以外は0.75、0.8、1.0、1.2mmのいずれかで打っています。
こうすると半端が出たりするので、その際はリベットの開始位置をずらすこともしますし、場合によっては半端が出ない様に外形そのものの長さを調整することもあります。
因みに、この1060の水槽のリベット間隔は0.5mmにしました。ひょっとすると、塗料で一本のラインに見えることになるかも知れませんが、兎にも角にも塗装後や塗装の厚み等全く考慮外であったことは、確かです。
ここまで来た以上、このまま工作を進めますが、塗装してもリベットがリベットらしく見えることを祈る以外ないですネ(笑)