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1060製作記(231) 砂撒き管 – 1

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

ようやく、形式1060の製作も終わりに近付いて来て、工作が残っている点は、
1)キャブ出入り口の手摺り
2)チリコシ
3)ブレース
4)ボイラー上の手摺り
などの固定位だろうと安心してしまったのだが、問題が・・・。

一つ目は、モーターをどの様にしてボイラー内に収めるかで、この問題は、かなり以前に気が付いており、経の細いモーターを何とか探し出すか、あるいは、火室の切込みを広げるしか解決策を思い付かず、取り敢えず、問題解決を先送りにして来た経緯がある。

そして、二つ目の問題点は、今回、ほぼ終りが見えた段階で、組み立てに入った所で発覚したもの。
つまり、この形式1060砂撒き管は、第一動輪の前後を固める様に配置されているのだが、小生の作品でも、実機と同じ様にボイラーの側面からランボードを貫通して、第一動輪の前後に配管する様にしている。
この様な構造にすると、分解組み立ての際に邪魔になって、動輪を入れ難くなることは充分自覚していたが、砂撒き管を表現している燐青銅線の弾力で何とかなるだろうと、高を括っていた。
所が、実際に組み立てをしてみると、かなり難儀することが判った。
しかも、一つ目の問題もあって第二動輪にはモーターギヤボックを取り付けていない状態でこの様子では、モーターギヤボックスが取り付けられていると、とても組み立てられそうにもない。

と云う訳で、砂撒き管の取り付け方法を改めて考えなければならなくなってしまった。