1060製作記(226) リア・ランプ掛け-1
2021/10/04
この形式1060の後部に設置されているランプ掛けを作ろうとしたが、ちょっと他には見ない形状をしている。
『他には見ない』としたのは、小生の非常に浅い知識から、その様に思ったもので、実際には広く使われている形状かも知れない。
何れにしろこの形状をしたパーツをどの様にして作成するか・・・・。
当初は洋白の帯板を折り曲げて作れないかと、色々と考えてみた。しかし、折り曲げて一体に作るのは、どうしても無理がある。そこで2分割で作ることを考えた。この場合は、ランプ掛けとしてのパーツを作る分には問題なさそうだが、そのパーツをコール・バンカーの妻板にハンダ付けする際に、簡単にバラバラになってしまい、この段階で躓いてしまうことが目に見えている。
結局、ランプ掛けを一体として作るには、材料を削り出す以外にないとなった。
と云う訳で、真鍮のブロックの端材を使って、試しにフライス盤で削り出してみた。その上でバリなどをヤスリで取ったのが、この写真。
必要個数は2個だが、予備を含めて3個分を削り出したもので、これで、何とかランプ掛けが作れる見通しが付いた。
後は、取り付けボルト用の穴を空けることと、切り離し作業が残っている。
本来は、強度を考えて真鍮より少し硬めの洋白を使いたい所だが、生憎、手持ちがないので、このまゝ進めようと思う。