1060製作記(212) 担いバネ – 5
2021/07/11
連結用のリンク類を作るかどうかについては、結論を出さないまゝフレームに仮付けしてみた。
と云っても、ここに至るまでに色々とトラブルがあった。
先ず、担いバネの位置決めのために、フレームの動輪の軸箱用の欠き取り部分に0.4mmの穴を空ける作業があったのだが、その作業の最終段階の4個目の穴を空ける際に、見事、ドリルの刃を折り込んでしまったことで、これが第一のトラブル。
これまでは0.4mmのドリルの刃を折ってしまうことは、殆どなかったのだが、最近、良く折ることが多くなった様な気がするが、これも加齢現象なのだろうか?
折れて中に残った刃は、ステンレス製のカップに入れた0.3%の塩水に浸け込むことで溶かして取り除く方法を、KKCの先輩に教えて頂いたので、慌てることもないが、このために丸一日、作業を中止する結果になってしまった。
そして、第二のトラブルは・・・。
写真には写ってないが、実は担いバネとフレームの隙間を確保するために、高さ0.5mmのパイプを担いバネの中央の真鍮線に嵌めていたのだが、フレームに借り付けした所、吊り合い梁が宙に浮いてしまう結果になってしまった。
そこで高さ0.5mmのスペーサーを取り除くことにしたのだが、ガッチリとハンダ付けをしてしまったので、これが思いの外大変な作業だった。
最後の第三のトラブルはと云うと、4個目の担いバネをフレームに仮付けする際、担いバネに植え込んでいた0.4mmの真鍮線を根元から折ってしまったこと。
仕方がないので、次の作業は、折れた真鍮線を何とかして取り除くか、改めて担いバネを作るかだが、幸い、予備の担いバネがあるので、それを使って時間を節約しようと思う。