※ カテゴリー別アーカイブ:セミ・スクラッチ ※
2011/02/25
セミ・スクラッチ 形式5230
スプラッシャー・カバーは、4つのパーツで構成している。
つまり、
1)前回糸鋸で切り抜いてヤスリでシコシコと仕上げた面となる部分
2)前方のかぎ型の上板
3)動輪の真上に来る円弧の部分
4)後方の尻尾状のもの。
であるが、1)のカバーの面に対して残りの2)~4)の3つのパーツを直角を保って半田付けするのが思いの外難しい。
今回も、組立完了と思って出来上がりをチェックすると、直覚が崩れていてみっともない格好になっていたり・・・・・。
何か良い方法はないものだろうか?
又、丁寧に丁寧に工作をした筈なのに、こうしてアップにして見ると点検口の形が歪んでいることが良く判る。(涙) ミーリング・アタッチメントを上手く使いこなせれば、もっと綺麗な穴を開けることが出来る筈だが、アナログ的方法では仕方がないか!
次いで、煙室の延長部分を真鍮棒から削り出した(写真の右)。
試しに、取り付けて見ると元の煙室部分の直径より僅かに細く仕上がってしまっている。
愛機のML-210はDRO化しているので、正確に出来上がっている筈なのだが、何故この様な結果になってしまったのか?
これは、目立つので作り直しをしなければならない。
2011/02/17
セミ・スクラッチ 形式5230
サイド・ビームを0.3mmの洋白板で作り直して、次はスプラッシュ・カバー。
古典機にはスプラッシュ・カバーが付けられているケースが多く、この5230も例外ではない。
ただ、この5230のスプラッシャー・カバーの特徴的な点は、
1)点検口の様な穴が開けられており、
2)菱形のメーカーズ・プレートが中央に貼られている。
3)しかも、長岡京市のK氏から送って頂いた写真では、スプラッシュ・カバーの前方の四角い部分に、菊のご紋まで付けられている。
例え菊のご紋の再現は無理だとしても、点検口やメーカーズ・プレートは5230を特徴付けるものなので、省く訳には行かない。 ただ、これを真鍮板に罫書くのは面倒だったし、折角のエッチング・キットを利用しない手はないと、エッチング板を切り抜いて見た(写真の上)。
所が、どう見ても、一回りか二回りは大きい。
何とか小さく見せる方法はないものかと考えたが、どうにもならず、正に下手な考え休むに似たり。
そこで、0.4mmの真鍮板から切り抜いた(写真の下)。
この時も、今やボール盤と化しているミーリング・アタッチメントを使って抜くことを検討したが、どうも自信が持てない。 何度も作り直しをしなければならない公算が大である。
左右を同時に見て比べることが出来る人間はいないので、多少、不揃いであっても何とかなる筈と、アナログ的に糸鋸で切りぬいて後ヤスリで仕上げた。
2011/02/11
セミ・スクラッチ 形式5230
床板を再作成した。
構成は前作と同じで0.2mm厚の洋白板と0.6mm厚の真鍮板の貼り合わせ。
先ず、真鍮板を所定の寸法で切り出し、動輪などを避けるための欠き取りをして、その後、一回り大きいサイズの洋白板に半田付けした。
この時、洋白板は大きめに切り出しておき、先の真鍮板に貼り付けてから後に、所定の寸法に仕上げた。
洋白板を先に所定の寸法に仕上げてから、真鍮板に貼り付ける方法もあるが、この方法では位置合せが意外と面倒。 しかも、折角位置合せが出来ても、半田付けをする際に下手をすると直ぐにずれてしまう。
そこで、この様な方法に変更したのだが、位置ズレを気にすることなく貼り合せが出来る。
床板の上に写っているのは、サイド・ビームだが、0.3mm厚の真鍮板を切り出したもの。
ただ、ここまでやって気が付いたが’(遅過ぎ!!)、0.3mmだとヘナヘナで直ぐに曲がってしまう。 ここは同じ厚さの洋白板を使うべきであった。
と云うことで、このサイド・ビームも作り直し!!
2011/02/06
セミ・スクラッチ 形式5230
年が改まって早くも1ヶ月も過ぎてしまった。
その間、鉄模は進んでいない。 と云うのも事情があって・・・・。
模型の蒸気機関車の構造は大きく、フレーム・動輪等の下回り部分、床板、そしてボイラーやキャブ等の上回り部分に分けられる。
そしてこの3部分をどの様に組立る構造にするか?
1)それぞれを順番にネジ止めして組み立てる。
2)下回りと床板を接合して一体化した上で、それに上回りをネジ止めする。
3)床板と上回りを接合して一体化した上で、下回りをネジ止めする。
ざっと、3通りの方法が考えられる。
前作の形式27の時は、2)の方法によったが、やはり工作精度の問題で床板と上回りとの間に微かな隙間が出来てしまっている。 この5230ではその様な事のない様に、3)の方法を採る予定でいた。
そして、正月休み・・・・年金生活者なのだから毎日が休みなので、特に正月休みと断る必要もないのだが、兎に角、年が改まったのを機に心も改めて工作の続きに取り掛かった・・・・・・・。
先ず、フレームと床板を止める際のネジを何処に切るか?
本来なら、設計の段階で位置決めなどは終わっている筈だが、そこは小生の好い加減な性格で、現物合わせで工作を進め、途中で具合が悪くなると少しだけ寸法を増やしたり減らしたりして微調整をその場でやってしまう。 その変更をマメに元の図面に反映させておけば良いものを、そのまゝ進めてしまうものだから、この様な結果になってしまう・・・・・。
0.2mm厚の洋白板と0.6mm厚の真鍮板を貼り合わせて出来あがっていた床板と、これまた出来あがっていたフレームを合せて見ると、どこでどう間違ったのか、サイド・ビームの板厚分だけ幅が狭く出来あがっているのが判明!!!!
こんな事情で、少しやる気が殺がれてと云うか、釣りが忙しいからと云うか・・・・、気が付いたら1ヶ月も経っていたと云う次第。
このまゝにしておくと、前回の様に1年も2年も机の上に仕掛った状態で放置してしまう結果になって、次の蒸気に着手出来ないので、少しづつでも進めて行こうと改めて猛省して、その第一弾。
今日は出来上がっているフレームやシリンダーの幅を再確認して、床板の寸法を取り直して図面に反映する所までやった。
2010/12/20
セミ・スクラッチ 形式5230
クマタ貿易に注文しておいたモーターが届いた。
16日に発注、19日到着だった。
商品代以外には、送料350円に振込手数料が掛かるが、地下鉄の往復料金とほぼ同額。 と云うことは買い物に出掛ける時間はセーブ出来たことになる。 まぁ、年金生活者にとって、時間のセーブはそれ程大きなメリットと云えないかも知れないが・・・・。
写真の左から同シリーズの全長24mm、20mm、15mmのモーター。
鉄模の先輩諸兄はコアレス・モ-ター等の性能の良いモーターを使っておられる方が多いが、直径が10mmのこのモーターは、古典機の細いボイラーにも難なく納めることが出来るし、何よりも値段が安いので、小生は好んで使っている。 寧ろ、DCC運転には適している様なので、その点を楽しみにしている。
この5230には、当初24mmのMHK-1024を使う予定だったが、全長が長過ぎてボイラー内に挿入することが出来なかったので、最も短い15mmのMHK-1015を注文し、序でに中間の20mmも追加した。
早速、挿入実験を実施。
挿入には邪魔になるギヤ・ボックスの角を斜めに切り落として、早速モーターを取り付けて・・・・。
15mmは、写真に写っている通りスンナリと収納出来たが、20mmはギヤ・ボックスが引っ掛かり収納不能。
と云うことで、全長が短過ぎて心許ないきらいはあるが、15mmで工作を進めることにした。
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