2012/01/25
セミ・スクラッチ 形式5230
スチーム・ドームの裾の仕上がりも気に入らないが、それよりも、
煙突のパイプのテーパーの具合と煙突の台座の形が気になって仕方がない。
身内に不幸があったり天候が悪かったりして、釣行するのを控えているので、時間がたっぷりとある。
この時間を使って、気に入らない部分の修正に掛かった。
先ず、スチーム・ドームの裾だが、九重高原鉄道の工作日誌を拝見した所、はやり、ヤスリで整形してサンド・ペーパーでヤスリ目を消して仕上げておられる。
本当を云うと、裾のカーブのRをもう少し小さくしてシャープさを出したい所だが、そこまでするのは骨が折れるので、九重高原鉄道の技法に倣ってサンド・ペーパーで仕上げることで、終わりとした。
次いで、煙突関係・・・。
台座はスチーム・ドームと同じ様にヤスリでシコシコと削って整形、パイプもテーパーを少し緩めにして作り直した。
この辺でスチーム・ドームや煙突は卒業して、次に進まなければ・・・・。
2012/01/23
セミ・スクラッチ 形式5230
2012年の工作初めで
見事に失敗したスチーム・ドームの再々作成。
つまり、
三つ目・・・・。
形式27や形式2800の時、どの様に工作したのか、情けないことにサッパリ覚えていない。
問題は、ボイラーとの接点、特にスチーム・ドームの側面とボイラーとの接点のカーブを綺麗に出すにはどうすれば良いか、なのだが、先輩諸兄はどうしているのだろうか?
ない頭を絞っていると、ふと平岡幸三氏の生きた蒸気機関車を作ろうの背表紙が目に入って来た。
この書籍は、ライブ・スティームをやっている人々にとってはバイブル的な存在の由だが、小生は、旋盤の使い方の参考書として買ったもので、最近は全く紐解く機会がなかった。
平岡氏はこの部分をどの様に処理しているのか???
そこで、該当箇所のページを開いて見ると・・・・。
ヤスリでシコシコと削っている図が載っており、結局、簡単に綺麗に仕上げる方法はない模様。
これには、ガッカリしたが、その一方で何となくホッとしたのも事実。
で、平岡式で作って見たのが写真のスチーム・ドームだが・・・・。
どうも、頂けない!!
カーブのRがもう少し小さければシャープさが出るのだろうが、何だがダラダラした感じになってしまっている。
しかも、こうして写真にして見ると、隣りの煙突のテーパーがきつ過ぎるし、煙突の台座が潰れた様に見えるのも、気に入らない。
2012/01/12
セミ・スクラッチ 形式5230
2012年の工作初めとして、昨年末に見事に失敗した
スチーム・ドームの再作成に掛かったのだが・・・・。
例によって真鍮棒から一体で削り出すのだが、裾の部分をどうすれば上手く出来るか、頭を捻っている。
捻ってはいるが、ない知恵が出て来る筈もなく、いつも力技で誤魔化している。
今回も、上部のドーム部分を型紙をガイドに削った所で、裾のR部分の形が気になってしまった。
裾は、ボイラーとの取り付け面の工作のために中繰りをして薄くしている。
しかし、どの程度まで薄くしているのかは、全くの勘頼みで、それが故に力技と云わざるを得ないのだが・・・・。
そこで、ヤトイに固定してヤスリを当てて形を整えようとした所、やり過ぎて写真の通り破ってしまった。
と云うことで、新年早々、失敗!!
今年も、前途多難な模型工作の幕開けとなった。
2011/12/12
セミ・スクラッチ 形式5230
キットに付属のスチーム・ドームも少し形状が違っている。
スケールよりも背が高く細身に出来ているので、スマートな印象がある。
このまゝ使おうかと思ったが、煙突も何だかんだ云って新たに作り直したので、スチーム・ドームを作り直さなければ、片手落ちだしバランスも悪かろうと云うことで、直すことにした。
こんなことばかりしているから、工作は一向に進まないし、キット組立から、セミ・スクラッチ、そして、フル・スクラッチになってしまい、キットを使う意味がなくなってしまうのだが・・・・。
この蒸気もスチーム・ドームは真鍮の磨き出しにする積りなので、1000番のサンド・ペーパーでバイト目をなくして、最後の難関・・・・。
裾の末広がりを出そうと真鍮棒をにあてがって、バイスに挟みプレスすると、見事に割れてしまった(涙)
焼き鈍してからプレスすれば割れることはなかったと思うのだが、焼き鈍しをすると真鍮の色が変わってしまう様な気がして—金色が黄色になってしまう—ので、敢えて焼き鈍しはしなかった次第。
背丈も予定より低くなってしまったし、作り直すしかないか?!
2011/12/04
セミ・スクラッチ 形式5230
前回書いた通りキットに付属の煙突は
長過ぎるのだが、それに加えて
形状も異なっている。
キットは
化粧煙突で、小生自身は化粧煙突が好みなのだが、資料の写真を見ると実際には
パイプ煙突だった。
こうなっては、作り直さざるを得ない。
と云うことで、真鍮棒の端材から削り出した。
構成は、台座の部分、煙突の本体部分と先端部分の三部とした。
しかし、実は先端部分も三部構成とした。
この煙突の先端部分には、先端から少し下がった所に、飾り帯の様な半甲線が巻いてあるが、これを一体で削り出せる程の腕はない。
最近、寄る年波に勝てず物忘れが激しくなっているので、工作手順を、自身の覚書として書いみると、
1)飾り帯のない状態で先端部分のテーパーを削り、
2)飾り帯の位置で、切断し、
3)別に作って置いた飾り帯を表現する0.6mm厚の真鍮のワッシャーを切断個所で挟み込み、
4)それらを半田付けした後、煙突の内側をパイプ状に削り、先端部分とした。
出来上がった煙突を乗せて写真を撮って見た(左は、キット付属の煙突)。
これでも、一応組立図から寸法を割り出しているのだが、一寸テーパーがきつい様な・・・・・。