※ カテゴリー別アーカイブ:形式5230 ※

5230製作記(90)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-102R.JPG

お恥ずかしいことに、又また好い加減な工作が見つかってしまった。

この蒸気のボイラーには給水ポンプの様な物が取り付けられている。
写真やその他の資料からはボイラーの両側にあるのかどうか良く判らないが、両側にあるものとして工作を進めて来た。

そしてこの給水ポンプを作成するに当り、何気なく事前に開けた取り付け用の穴に真鍮線を通して見た所、左側が僅かに下がっているのが判った。
慌ててハイト・ゲージで左右の穴の高さをチェックして見ると、0.4mm程のズレがある。
この程度のズレであれば側面から眺めた場合は、殆どと云って良い程気にならないだろうから、眼を瞑ってこのまゝ工作を進めようかと思った。
先日のクラブの総会に出ていなければ、惧らくそうしていただろう。
しかし、総会で諸先輩方の素晴らしい作品を拝見しているだけに、妥協はいかんと・・・・・・・・。

と云うことで、以前に開けた穴をに真鍮線を通し、その穴の上0.4mmの所に穴を開け直した。
真鍮線を通してから穴開け作業を行ったのは、ドリルの刃先が滑って以前の穴に落ち込み破損してしまうことを防ぐためで、新しく穴開けをした後半田付けをした。

写真は半田付けをした状態で、この後ヤスリ掛けをして隠さなければならないが、果して上手く行くか????

左右に0.4mm程の高さのズレがあると云うことは、煙突やスチームドーム等も僅かに左にズレていることになる訳だが、目視の限りではズレている様には思えなかった。
只、小生の眼は乱視に近眼、加えて老眼もあるので、目視だけでは何とも心許ない。
何れ機会を見てチェックする積りだが、ズレていたら・・・・・、取り付け穴を若干拡げて誤魔化す以外にないか・・・・・。

5230製作記(89)

セミ・スクラッチ 形式5230

今から10程前の21日、小生が所属しているクラブの総会があった。
小生自身、釣りの方が忙しくて、鉄模にはなかなか手が付けられず、気にしつつも結局休眠状態になってしまうのが常なのだが、この総会だけにはこれまでも出席させて貰っていた。

と云うことで、今回も旧作の2500280027の3輌を持参して参加して来た。
会場では皆さんの素晴らしい作品を拝見したり、色々と話しをさせて頂いたりして大いに刺激を受けて帰って来た。
又、ブログを見ていますよ等と声を掛けられて、こんなにつまらないブログでも読んで呉れている人も居るんだと柄にもなく感激したり、釣りばかりじゃなく模型もやる様にと叱咤激励されたり・・・・。

そして、その翌日の22日の月曜日に、机の上に半ば放置している状態になっている仕掛中の5230を手にとって眺め、又、資料の写真を見ている内に、スプラッシャー・カバーの前方の砂箱(?)と思われる角ばった部分の天井にある蓋状の物を作っていないことに気が付いた。

5230-101R.JPG
で、工作の再開の手慣らしに作った。
作ったのは良いが、床板に半田付けをしてしまったスプラッシャー・カバーに半田付けをするのが思いの他難儀で、コテを当て過ぎてカバーの半田が溶けてしまって、アワヤ分解寸前になったりで、場当たり的な工作の典型・・・・・・。

5230製作記(88)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-100R.JPG
久し振りの工作。

これまで色々なパーツを造り溜めていて、組み立てる段取りをあーでもないこーでもないと考えている内に、時間ばかり経ってしまい、気が付けば前回の更新から、2ヶ月も過ぎてしまった(汗)

台風14号、15号の影響で海は大荒れ
雨が降っていないので、渓流は渇水状態になっていて、釣りには行けないし・・・・。
8月もあと3日で9月に入る時期だが、残暑が厳しくて半田鏝を持つのも辛いものがあるが、遅れに遅れている工作をすることにした。

しかし、これまでの様に出来上がったパーツを眺めながら段取りを考えているばかりでは、畳の上の教練と同じで全く進まないので、兎に角、出たとこ勝負で組立に入った。

この形式5230は床と上回りを一体にすることにしているので、床板にボイラーを半田付けし、その後キャブ、床板から出ているフレームの一部(?)、スプラッシャー・カバーの順に半田付けをした。

しかし、写真で見ると結構綺麗に出来ている様だけど、実物はあちらこちらに歪みがあるし、半田を罫書き取る際に付けたキズはあるしで、とても見られたものじゃない・・・。
変な所で必要以上に慎重になるのに、肝心な所では好い加減な性格が顔を出し、結局、その欠点がモロに作品に出てしまう。
これが、工作の怖い所だと解ってはいるけれど、この年齢になると治る見込みもないし(汗)

5230製作記(87)

セミ・スクラッチ 形式5230

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前回から約20日振りの工作。

スプラッシャー・カバーを半田付けした状態で撮影した写真(5230製作記-86)を眺めると、何かしら物足りない。
それもその筈で、バック・プレートには焚口戸等の機器や計器類が全くなくノッペラボー

小生が蒸気の模型を作る動機付けとなったのは、ロッドの動きを再現したかったことが最も大きかったが、キャブ内の電気機関車にはない機器や計器類も魅力的だった。
とは云え、密閉式のキャブでは良く見えないこともあって、形式27では適当にそれらしく見える程度でお茶を濁していた。
しかし、この蒸気のキャブはオープンなので目立つことは必至。

なので、当初はウィスト・ジャパンのロスト・ワックス製のバックプレートをつける予定でいた。
所が、先に作ったスプラッシャー・カバーの幅が広過ぎて、このバック・プレートを上手く収めることが出来ない。
そこで、珊瑚模型のB6用のバック・プレートを流用しようかと考えた。
これはB6のキットに付属しているので、小生も使用したことがあって出来が良いことは解かっていたが、兎に角値段が高過ぎる(因みに、税抜きで3,600円)。
と云うことで、何とかそれらしいものを自作出来ないかと、あれやこれややっていた。
しかし、結論から云うと、小生のこの腕ではでっち上げることも叶わず、どうしようかと悩んでいる内に20日も経過してしまった次第。

で、結局、エコー・モデル小型蒸気用キャブインテリアセットを使用することにした(汗)
現代機用このセットを古典機の5230に使用することは、形状や大きさ等時代考証的には問題がある筈だが、値段が1,800円と珊瑚の半値と、最近の言葉で云えばリーズナブルでロスト・ワックス製なので見栄えも悪くない・・・。
セットは、逆転テコ、水面計、焚口戸、加減弁テコ、蒸気分配箱、メーター類から成っており、写真はその内水面計、焚口戸、加減弁テコをバック・プレートに半田付けした状態。
メーター類はキャブの正面妻板に直付けする積り。
逆転テコのレバーが資料写真には写って見えているので、何とか取り付ける積りだが、何しろスプラッシャー・カバーの幅が広過ぎて取り付け場所が・・・・。

5230製作記(86)

セミ・スクラッチ 形式5230

5230-098R.JPG
先日、所属している模型クラブの会報が届き、その中に、東京集会を10月21日に開催する旨の記事があった。
10月まで約4ヶ月・・・・・。
今度こそ、何とかその集会に間に合わせようと、約1ヶ月振りの工作。

色々とパーツを造り貯めて来たが、今回はキャブ内のスプラッシャー・カバーを作成した。
最初は、中央の床板、左右の円弧の部分、その上カバーの5個のパーツを夫々真鍮板から切り出して組み立てる積りだった。
所が、半田付けが上手く出来なかった。

そこで、中央の床板と左右の円弧部分を0.4mm厚の真鍮板から一体で切り出し、円弧部分と床板との境目でグイッと折り曲げ凹状にした上で、0.3mm厚の真鍮板で上カバーをした。
この方法の難しさは正確な寸法で凹状に曲げることにあるが、今回は幸いなことに0.5mmだけ幅が広くなっただけで済んだ。この程度であれば、その上に半田付けする上カバーの幅を調整することで辻褄合わせは出来る。

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