※ カテゴリー別アーカイブ:形式5230 ※

5230製作記(40)

形式5230

これまでに出来上がったイコライザーに車輪をセットし、フレームを取り付けた状態で正面から観察すると、何と、床の右側が0.2mm程下がっている!!
丁寧に工作を進めた筈だが、もう少し精度の高い工作をしなければ・・・・(涙)
その為に、右側の車軸がフレームの軸穴の上端に接してしまっていて、車軸の上下運動が制約されてしまい、引っ掛かる様に感じた原因だった。 そこで、右側のイコライザーの車軸が当たる部分に0.2mm厚の洋白板を半田付けした所、床板の傾きもなくなり、引っ掛かりも同時になくなった。

ヤレヤレ!!!

5230-041R.JPG
問題を解決した所で、板バネや軸箱回りを半田付けした。 板バネは新に作り直しておいた物だが、軸箱回りは前作のフレームから剥がして流用した。 軸箱回りも新に作り直しをする積りでパーツを準備していたが、前作もマァマァの出来だし工作の進捗も遅れているので、手抜きをさせて貰った。

これで、漸く前回頓挫した上体の先に出ることが出来、ホッとしたのも束の間で、ブレーキ関係を全く考えていないのに気が付いた。

5230-042R.JPG
ブレーキ関係をどの様に取り付けるのか?・・・・・を考える前に、兎に角、パーツを作ろうと云うことで、真鍮製のHOのレールを加工してブレーキ・シュー部分を作り、0.4mm厚の洋白のハンガー、それに0.5mm厚の洋白で引き棒を作った。

ブレーキ関係のパーツが出来たので、次はどの様に取り付けるか?

5230製作記(39)

形式5230

18日以来更新が止まっているが、鉄模の工作をサボっていた訳ではなく、殆ど毎日手を付けてはいたのだが・・・・・。
歳のせいか、この猛暑続きの気候のせいか? 切り出す際の採寸を間違えたり、折角、慎重に採寸し慎重に切り出したのに、穴を開ける位置を間違えたりの繰返し。 結局、床板だけでも3度も4度も作り直すことになり、1歩進んでは1歩後戻りの繰り返しで、殆ど停滞状態。

これでは、10月末のKKCの集会に間に合わない!!
と云う訳で、9月から釣行を週1回にして、鉄模の時間割を増やすことにした。

5230-039R.JPG
元々、重量が掛かるフレーム等は真鍮よりも洋白を使うことが多く、前作のテンダー台車のフレームも1mm厚の洋白板を使用していた。
しかし、今回の作り直しについては、洋白の在庫がなかったので1mm厚の真鍮を使った。 エンジン側ではないので重量も掛からないし、実質的なフレームとなるべきものはイコライザーなので問題はない筈。
そのイコライザーは前作の1mm厚の洋白で作ったものを若干加工して使った。

5230-040R.JPG
前作では、切り出したフレームに板バネや軸箱を半田付けした後に、ロンビク・イコライザーを組み込もうとしたので、色々と無理が出て来て、結局頓挫してしまう結果になってしまった。 今回はロンビク・イコライザーが上手く機能することを確認してから、板バネや軸箱を半田付けすることにした。

フレームには車軸が上下に動ける様に縦長の楕円を開けた。 これはKKCの会員の中村氏のアイデアによるもの。 改めて中村氏にはお礼を申し上げておきたい。
これにより車軸が前後に動くことはなく、上下の動きはイコライザーによって制御されることになる筈だが、少し動きに引っ掛かりがある。 あれだけ丁寧に工作をしたのに、どうも精度が今一・・・・(涙)

5230製作記(38)

形式5230

毎日、酷暑・猛暑・激暑が続いており、特に道楽部屋は、午後になるとベランダの床に夏の太陽が照り返して、モアーッとした暑さが纏わりついて来て、工作机の前に座っているだけでも、汗が滴り落ちて来る。
それでも、10月のクラブの集会に出品すると云ってしまった以上、工作をしなければならないのだが・・・・・。

5230-038R.JPG
テンダー台車用の板バネを予備を含めて5個作成した。
材料は0.2mm厚、幅1mmの真鍮帯板を1mmづつ短く切り出した板を8枚重ねて、それらしくまとめたもので、前回と同じ手法によった。

5230製作記(37)

形式5230

5230-037R.JPG
テンダーのロンビク・イコラザーをどの様に組み込んで実現するか? 

実は、テンダー台車のフレームを作った後に、ロンビク・イコライザーを組み込むことにしたためのが、上手く出来ない原因なのは、良く解っていた。 只、軸箱や軸箱回りの細かい作業をやり直す気がせず、何とかしようとして、色々と考えている内に、漁師業が忙しくなり、ちょっと鉄模はお休みしようとしたのだが・・・・、誠に、光陰矢の如しで、気が付いて見ると結局も3年近くも休んでしまった

所が、小生が末席に連なっている鉄模クラブKKCの集会が地元の横浜で開催されることになり、これまでの様に、今回も手ぶらで参加するのもの気が引けるので、何とか間に合わせるべく工作を再開することにした。
しかし、3年も放置していたので、例えば、何故その様な所に穴が開けているのか、何故切込みが入っているのか等々、綺麗さっぱり忘れてしまっている。 であれば、最初から作り直した方が早かろう、と云うことで、先ず軸箱回りの工作に入った。

先ず、前回と同じ様に、軸箱の座となる部分の製作に掛かった。 1mm厚の真鍮板を断面が凸凸状になる様に切削し(写真下)、その外側部分にボルトを表す0.4mmの穴を千鳥に開ける冶具の作成(写真上)。 工作方法は、前回と同じなのだが、今回はDROがあるので、寸法取りは格段に楽になった。
(写真下の軸箱の座になる部分は、接写したため曲がっている写っているだけ)

所が、この工作をしている最中、縦送り方向のDROの表示がおかしくなってしまった。 先ず、送りのハンドルを回してもいないのに、表示されている数字がコロコロと変わり、加えて小数以下一桁目の液晶の一部が表示されなくなってしまった。 やはり、中国製か韓国製の安物は故障し易いのかも知れない。 当分は、これまでの様にアナログとデジタルの併用で切り抜けるしかないが、早急に作り直さなければ・・・・。

5230製作記(36)

形式5230

1.4mmの真鍮線をドリル・レースでそれらしく形を整えたものをシリンダーの中心部に半田付けをして、前部の工作を終わった。

シリンダー後部にも前蓋と同じものを裏返して半田付けした。資料の写真でははっきりとは見えないので詳細は判らないが、一種のにぎやかしである。
スライド・バーは1mm厚の洋白板を0.8mm幅に切り出した。
具体的には、1mm厚の洋白板を適当な幅(1mm強)に切り出し、これを0.8mm厚の真鍮板の厚み方向に半田付けした後その真鍮板の厚みになるまでヤスリでシコシコと薄くするだけ。こうすることによって正確な厚みが得られる。
こうして作った洋白棒の先端部分を0.8mm径の丸棒にヤスリをかけ、シリンダの妻板に明けた穴に差し込んだ。
未だ少し工作が残っているので、写真では未だ半田付けをしていない。

« 古い記事 新しい記事 »