※ カテゴリー別アーカイブ:フル・スクラッチ ※
2021/07/15
フル・スクラッチ 下回り 形式1060
予備にしていた担いバネを良くみると、空けてある0.4mmの穴の位置がセンターからズレていて、そのために使っていなかったことを思い出した。
この担いバネを使うとなると、穴を空け直す必要があるが、空け直すなら真鍮線を折って失敗した担いバネを使っても同じ。
と云う訳で、折れた真鍮線をヤスリで削った上で、改めて0.4mmの穴を空け直し、フレームにハンダで固定した。
作るかどうか迷っていたリンク類だが、今回は作ることを止めることにした。
と云うのは、サイズが小さ過ぎる上、苦労して作ったとしても、動輪の陰に隠れて目立つ存在ではなさそうなためで、この先、気が変わって手を付けることになるかも知れないが、取り敢えず担いバネ関係の工作は、これで完了としたいと思う。
次回から、中断していたブレーキの工作の続き・・・・・・。
2021/07/11
フル・スクラッチ 下回り 形式1060
連結用のリンク類を作るかどうかについては、結論を出さないまゝフレームに仮付けしてみた。
と云っても、ここに至るまでに色々とトラブルがあった。
先ず、担いバネの位置決めのために、フレームの動輪の軸箱用の欠き取り部分に0.4mmの穴を空ける作業があったのだが、その作業の最終段階の4個目の穴を空ける際に、見事、ドリルの刃を折り込んでしまったことで、これが第一のトラブル。
これまでは0.4mmのドリルの刃を折ってしまうことは、殆どなかったのだが、最近、良く折ることが多くなった様な気がするが、これも加齢現象なのだろうか?
折れて中に残った刃は、ステンレス製のカップに入れた0.3%の塩水に浸け込むことで溶かして取り除く方法を、KKCの先輩に教えて頂いたので、慌てることもないが、このために丸一日、作業を中止する結果になってしまった。
そして、第二のトラブルは・・・。
写真には写ってないが、実は担いバネとフレームの隙間を確保するために、高さ0.5mmのパイプを担いバネの中央の真鍮線に嵌めていたのだが、フレームに借り付けした所、吊り合い梁が宙に浮いてしまう結果になってしまった。
そこで高さ0.5mmのスペーサーを取り除くことにしたのだが、ガッチリとハンダ付けをしてしまったので、これが思いの外大変な作業だった。
最後の第三のトラブルはと云うと、4個目の担いバネをフレームに仮付けする際、担いバネに植え込んでいた0.4mmの真鍮線を根元から折ってしまったこと。
仕方がないので、次の作業は、折れた真鍮線を何とかして取り除くか、改めて担いバネを作るかだが、幸い、予備の担いバネがあるので、それを使って時間を節約しようと思う。
2021/07/03
フル・スクラッチ 下回り 形式1060
吊り合い梁を作成した。
素材は1mm厚の真鍮板で、中央部及び両端部を残して、両面から0.2mm切削した後、三角形の形に切り抜いた。
今回も又一発で上手く出来ず、写真の吊り合い梁は2作目。しかも、写真では分からないが、両面からの切削量が多少均一には出来ず、断面を見ると少々偏っているが、これには眼を瞑ることにした。
写真の右下は、吊り合い梁をフレームに固定するための支柱で、実際の構造は全く判らないが、Locomotive Dictionaryの図を参考にして0.8mm厚の真鍮の端材から適当にでっち上げた。この支柱と吊り合い梁の固定は、少々凝ってそれぞれに凹みを付け、その凹みが互いに噛み合う様な方法によった。
これで、担いバネ関係の主要なパーツが出来たことになる。残るは、担いバネと吊り合い梁やフレームとの連結用のリンク類だが、作るかどうか、この段階では決めかねている。
2021/06/23
フル・スクラッチ 下回り 形式1060
妥協して、このまゝ進めるか?
又々、フライス盤で作り直すか?
改めて、帯板から作るか?
と迷っていたのだが、結局、妥協することにして、工作を進めた。
先ず、半田で一塊にしていた5枚の担いバネをバラバラにした上で、バネ板を表現するために、ハイトゲージを用いて、0.2mm間隔でケガキ線を引いた。
続いて、中央に0.4mmの穴を開け、バネ板を纏めるための帯を厚さ0.2mm、幅 1.0mmの帯板でそれらしく巻き付けて、0.4mmの真鍮線を通して、取り敢えず、担いバネの制作は完了とした。
尚、写真最下段は予備の担いバネで、ケガキ線を引いた段階で、その先の工作はしていない。
次回からは、吊り合い梁の作成に入りたいと思う。
2021/06/14
フル・スクラッチ 下回り 形式1060
早速、担いバネの製作に取り掛かった。
これまでは、担いバネの段々の長さに合わせて切り出した0.2mm厚の帯板を、重ねて貼り合わせて作っていた。
今回も、その積りで図面を描いていたのだが、ふと、フライス盤を使って切削することを思い付いた。
と云う訳で、1.0mm厚の真鍮板を4枚半田付けで貼り合わせた材料を、切削した。
いつもは紛失するリスクを考えて、予備を含めて作るのだが、この時は手抜きをして4個分しか材料を準備していなかった。作る手間は変わらないのに、手抜きをした咎は直ぐに現れて、仕上げをしている際、半田が上手く回っていなかった端の1枚がピーンと飛んで行ってしまった(写真の左側)。
一応は探して見たが、我が工作机は掃除が全く出来ていないため、沢山の切れ端に紛れて見付かる筈もない。
そこで、段々の表現が一部上手く出来ていなかったこともあったので、作り直すことにした。今度は、前回の反省を踏まえて、予備を含めて5枚分の材料を切削した。所が、前作と同じ様に段々の一部がおかしくなってしまった(写真の中央)。
この段階で、フライス盤を使って切削する方法を諦めて、帯板で作ることにして準備を始めたが、もう一度だけフライス盤でやって見ようと、3度目の製作に掛った。
所が、歳のせいか、集中力が続かなくなっているのが原因だろうと思うが、これまで以上に慎重に事を進めた積りだが、はやり1か所、上手く行かなかった(写真の右側)。
妥協して、このまゝ進めるか?
又々、フライス盤で作り直すか?
改めて、帯板から作るか?
迷っている。
« 古い記事
新しい記事 »