※ カテゴリー別アーカイブ:フル・スクラッチ ※
2017/07/30
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
煙室の工作を行った。
当初は、煙室はパイプから削り出そうと考えたが、次の理由から、キャブ周りと同じ様に、0.2mm厚の燐青銅板にリベットを打出した後、円筒に曲げて作った。
そしてその理由だが・・・・。
先ず、煙室には並んでいる沢山のリベットの表現方法をどうするか?
多くの先輩諸氏が、0.3mmの真鍮線を植え込んで表現されているので、小生も倣ってそうする積りでいた。
所が、この場合、当然のことながら0.3mmのドリルで沢山の穴を空ける作業が必要となる。位置決めは割り出し器を使えば良いので、この点は心配はない。しかし、0.4mmであれば何とか出来ると思うが、0.3mmでは何本のドリルを折ってしまうか、甚だ自信がない。また、穴開けが上手く行き、真鍮線の植え込みも出来たとしても、更に、頭を揃えた真鍮線を一本一本丸く加工する必要もあるが、そのための工具の持ち合わせがない。
これに対して0.2mm厚の燐青銅板を使う場合は、キャブ周りと同じリベット打ち出し器を使うので、キャブ周りとリベットの形状が同じになり、この点は具合が良い。しかし、問題は綺麗なパイプ状に曲げられるか?
と考えると、燐青銅板にリベットを打ち出す方法の方が、手間は少ない。
と云う訳で、当初の計画を変更して、燐青銅板を使ったのが写真。
2017/06/18
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
キャブの組み立てを終えた。
粗は色々と目に着くが、漸くここまで辿り着いた・・・・。
次の工作は、煙室廻りになるが、パーツ類の作り置きがないので、暫くはパーツ作りに専念することになる。
2017/06/15
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
キャブの組み立てに入った。
側板の作り直しがまぁまぁ上手く行ったので、嬉しくなって側板を先に半田付けしてしまったが、これは大間違い。
キャブ内の仕切板・・・・原型ではキャブの後ろ扉(?)・・・の位置決めに苦労して手間取ってしまった。ここは、仕切板を側板に半田付けをしてから、側板の固定をすべきであった。
苦労して半田付けを終えたのに、こうして、写真に撮って見ると半田付けの下手なこと!!
先輩諸氏の作品を拝見すると、極々少量の半田で綺麗に固定されているが、小生は、半田の量が少ないと綺麗に回っているかどうか自信がないので、どうしても使う半田の量が多くなってしまう。
その結果、意図しない所まで半田が流れてしまったり、その後のキサゲ作業に時間を取られてしまったり・・・・(涙)
この後は、キャブの後部妻板、コールバンカーの妻板の半田付け作業になる。
2017/06/13
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
窓枠を切り抜いた。
前作では0.2mm厚の真鍮板を使ったが、細い窓の桟が頼りなかったので、今作では真鍮よりも張りの強い0.2mmの燐青銅板を使った。
方法は、側板と同じ様に素材の燐青銅板を2枚重ねて捨て板に半田付けをした上で、フライス盤で切り抜きバラシた。
尚、写真の細長い扉状の物は、引き違いを表現するために裏打ちするもの。
この後、手摺取り付け用の0.4mmの穴をガイドに位置決めをして、細い扉状のものを写真の上部の窓枠に半田付けをして、側板に半田付けをする窓枠を組み上げた。
組み上がった窓枠をキャブの側板に裏打ちをして、やっと側板が完成。
試しに、フレームに仮止めしたのがこの写真。
こうしてみると、雰囲気が出て来た様な・・・・・・。
2017/06/08
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
フライス盤で切り抜いた側板をバラシて、毎日少しずつリベットを打ち、漸く作業が終了した。
と云っても、2~3、否、4~5ヶ所程ズレていたりして気に入らない部分もあるにはあるが、前作の間違えた部分の修正も出来たので、取り敢えずこれで良しとすることにする(写真上段は前回作、下段が作り直した今回作)。
次は、窓枠の切り抜きと、側板への半田付けの工作となる。
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