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5230製作記(20)

形式5230

11日、12日の一泊二日で小生が所属しているクラブの総会が仙台であった。
今回、小生は全くの手ぶらで出掛けたが、皆さんは色々と力作を持参されており、少々恥ずかしい思いをしたので、次回には今手掛けているこの5230のお披露目を是非にと考えている。所で、今回で総会に出席するのは3回目になるのだが、TMS等に発表されておられる会員諸氏の作品を拝見して、正に「百聞は一見に如かず」である。多いに勉強をさせて頂いている。
さて、総会から帰って来て我が工房の工作机の前に座り、遅々として進まぬ5230の仕掛を見て、これじゃ「イカン」と大いに反省。テンダーのフレームの工作をすることにした。
問題のテンダー・フレームの懸架。簡単なイコライジングで済まそうと思っていた。が、クラブ会員のN氏は当然の如くロンビック・イコライザーと仰るし、そしてD氏の2軸貨車に組み込まれたロンビック・イコライザーの実物を総会で拝見し、自信はないがやって見ようと思い立った。
しかし、バック・ゲージの小さい13mmでイコライザーを車輪の内側に掛けた場合の安定性には問題はないだろうか? これを確認するために実験をする必要がある。そのためには、キットに付属の車輪を13mm用に改軌する必要がある。
と云うことで、過去に失敗して自信がない改軌に手を付けた。先台車とテンダー用の10.5mmの車輪4個。この次の段階で必ずしなければならない動輪の改軌の練習と思えば、気は楽だ。
先ずは、車軸を車輪から抜く作業。 これには、以前作った車軸抜き治具を使って難なく済んだが、絶縁の為のプラスティックのカラーが抜けずに困った。少々強引にしたので、1個が真っ二つに割れてしまった。
継いで、車軸を旋盤に咥えて3.5mm短くした。以前、動輪を改軌した時にこの段階でも失敗していたので、今回は慎重な上にも慎重に行った。そしてその車軸に車輪を嵌め込む作業。形式27ではこの段階で無理に車輪を押し込んだために、スポークのダイカストを割ってしまった。今回は何度か手で車輪を押し込んで見て車軸の太さを調整し、ロックタイトも併用して、何とかクリヤー。
ここまで出来た所で、今度はフレームを床板に取り付けるためのアングルの半田付けに取り掛かったが、ここで大失敗!!!!!
先に半田付けをしておいた軸箱や板バネが、アングルの半田付けの熱でポロリ、ポロリと取れてしまった。熱を逃がすクリップを挟んでいたのだが・・・・。
その後始末が終わった時には、辺りは既に暗くなっており、総会に出席された皆さんに触発されて折角ヤル気になっていたのに、悲しいかな今日の工作時間は終了。

5230製作記(19)

形式5230


先週は、九州を時計回りで半周して来た。先ず、大分まで飛行機で行き、湯布院、延岡、宮崎、志布志、薩摩川内と大分県、宮崎県、鹿児島県の3県を回った。
今週は、二回目の九州で、熊本県、佐賀県、長崎県と回る予定なので、福岡県を除いて九州をほぼ一周することになる。
出張明けの昨日の夜から今朝方にかけて、アオリ仲間のtokeiさんと今季初の釣行の予定であったが、生憎雨模様。 しかも、強雨の予報が出ているので、ここは潔く諦めた。
時間ばかり掛かってしまったが、テンダー台車のフレームがやっと形になった。
写真は全体に黄色み掛かって見えるが、これは露出不足のためだ。
接写状態でフラッシュを焚くと強く光が当たる部分がハレーションを起こして光ってしまうので、今回は強制的にフラッシュを焚かなかった。 結果、こんな写真になったが、本当はフレームは0.8mmの洋白なので白い筈であるが、全部が真鍮工作の様に見える。
こうして写真で見ると、ケガキが強過ぎる部分があるのが良く判る。 
こんなに強いと、塗装で誤魔化すことも無理だろうから、半田を流して埋めておかなければ・・・・。

5230製作記(18)

形式5230


先週は、今季2回目の北海道。
旭川に入り、名寄、留萌、滝川、札幌、恵庭と回り、2泊3日で600kmの走行。 先々週は3泊4日で900km。
明日から、九州。 今度の走行はどれ位になるのだろうか?
イヤ?、 疲れたヨ!!!
釣り仲間のtokeiさんから、アオリの釣果(3杯)報告があったけれど、早起きをする気がない。 否、その気はあることはあるんだが、何となく億劫で、今日も起きたのは7時。
さて、下回りはやっと軸箱が出来上がり、フレームに半田付けをした。 やっと形が見えて来た。
板バネは、0.2mm厚で1mm幅の真鍮板を使用し、中心に0.6mmの穴を開け、所定の寸法に切出したが、これが結構集中力の要る工作。
板バネと云い、軸箱と云い、手の掛かる工作だったが、彫りが深い下回りになりそれなりの効果はあったのではないかと思う。
今日は時間切れでここまでだったが、残りの工作も慎重にしなければ・・・・・。

5230製作記(17)

形式5230



10月も1/3を過ぎてWEBでもアオリ・イカの釣果報告が見られる様になって来た。
そろそろシーズン・インにしても良い頃だろう。 時も、中秋の名月が終わったばかり。 台風崩れの低気圧も北海道の東に遠ざかり、関東地方は風もなく絶好のアオリ日和・・。
所が、何故か腰が上がらない。 行きたい気持ちはあるのだが、何だか早起きすることが億劫になっている。
加えて、夜9時頃には睡魔が襲って来て・・・・。
そんなこんなで、目が覚めたのは7時頃。 近場であればこれから行っても・・・と思ったが、鉄模をすることにした。
さて、先々週に作った軸箱をもう一度眺めて見たが、はやりサイズが微妙に異なっているのが気になる。 このまま工作を進めようかとも考えたが、意を決して作り直すことにした。
急ぐものではないこともあるが、KKCの先輩だったらこんな所で妥協をしないだろうと思ったことが、その理由であるが、工作日数が少ない上に、こんなことばかりしていて完成させることが出来るんであろうか?
左の写真の上が、作り直したフレーム。 キットは0.8mmの真鍮であったが、車軸による磨耗に対処するために、同じ厚さの洋白を使った。
下は、軸箱の座となるもので1mm厚の真鍮を使った。
ブログを更新する時間がなかったので、サボったのだが、実は、ここまでは先週の成果。
右の写真は、今日の成果。
ボルトを表す0.4mmの真鍮線を千鳥状に植え込んで、ミーリング・アタッチメントを使って削り出した軸箱を半田付けした状態。 前回の轍に懲りて今度は慎重に、何度も何度も寸法を確認して工作したので、満足出来るものになった。
と云っても、更にまだまだ手を加えなければならないし、最後に切り離すまで、安心は出来ないが・・。

5230製作記(16)

形式5230


釣りに行こうかとも考えたが、
行っても、どうせ○ボー逃れが精一杯のところだろう
と、今一つ気乗りがしない。
連日の出張の疲れが溜まって来ているのか、釣りに限ってこんなことは滅多にある訳ではない。 精神的な疲れであれば返って釣りに行って気分転換を、と思うのだろうが、寄る年波には勝てなくなって来ているのだろうか、朝の暗い内から起き出すことが億劫なのである。
と云うことで、今日は鉄模の日にした。
さて、何とか軸箱を作っては見たものの、出来上がって始めて軸箱の高さが微妙に違っているのに気が付いた所までは、先週の報告の通りである。
何故この様なお粗末な結果になってしまったのか釈然としないが、今の所、再度作り直す積りでいる。
しかし、今日は気分転換のためのテンダー台車の切り抜きをした。
キットのテンダー台車はエッチングで板バネの懸架部分の取付座等が表現されているが、ここは現在作成中のパーツを半田付けして表現する積りなので、エッチングで彫り込まれた段差が寧ろ邪魔になる。 従って、裏面を使うことにした。
写真は、キットの台車を切抜き板バネを懸架するボルトを表現するために0.6mmの真鍮線を植え込んだ所である。
実は、切抜く前から気が付いていたのであるが、自分が描いた図面とキットとは寸法が少しずつ違っているのである。 当初はキットを素直に組立てる積りで開始したのであるが、途中でテンダー前方の衝立状の物やら何やら気になり出し、造作を加え出した結果であるので、中途半端な状態になってしまっている様だ。
多少の気持ち悪さは残るが、もう少しこのまま工作を進めて見ようと思う。 それでも、気になる様であれば、その時は作り直そう・・・。 となると、テンダーの下回りを最初から作り直すことになるが・・・・。

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