5230製作記(32)

形式5230


仕事の帰りに横浜のIMONに立ち寄ってギアを買い求めて来た。ここは店内も綺麗で気持ちが良いし、何よりも品揃えが豊富なので非常に助かる。この店がオープンしてから、鶴見のはやぶさにはトンと行かなくなってしまった。
さて、初めて手掛けたこのギアケースが上手く機能するか?
それを検証するためには、動輪の車軸に39枚歯の左ヘリカルを嵌め込み、ウォームを組み込んだモーターをセットし・・・・・・、何のことはない、結局動輪の改軌に手を付けなくてはならなくなった。
小生は13mmを採用しているので動輪の改軌は避けて通れない所であるが、実を云うと、全くもって自信がない。と云っても過去の経験は2800の時の1度だけなので、それ程大袈裟に云うことはないのだが、折角頂いた15.5mmの動輪を見事にお釈迦にしてしまった。結局、2800にはB-6用の動輪を穿かせて誤魔化している。それ以来の改軌である。
今回は、昨年5月に作っておいた動輪の位相合わせ治具を使った。結論を云うと、今度はフレも僅かで何とかなったのではないかと思う。
しかし、それよりも難しかったのは車軸の作成である。少し柔らかくて不安もあったが、今回は3mm径の洋白丸棒を使って見た。16.5mm長に切り揃えた車軸の両端を動輪の軸穴径に合わせて2.55mmに切削するのだが、これが意外に難しい。案の定、嫌気性の接着剤で誤魔化すことになってしまった。
小生が所属しているクラブの結縁氏は、ローレットで刻みを付けてから圧入されている様であるので、次回はその方法を試して見ようと思う。
そうこうして、何とか形になったのが写真の動輪2軸。通電して見ると、最初こそ引っ掛かりがあったがフル電圧を掛けてビュンビュン廻している内に、スムーズに回転する様になった。

5230製作記(31)

形式5230


使うギアの仕様がきまったので、ギアケースの部分だけ別の図面を描いた後、1mm厚の真鍮板を切出した。
実は、図面を描いた後に横濱鐵道の中村氏のHPを拝見して気が付いたのだが、今後のメインテナンスのことを考えると、中村氏の様に組立て式ギアケースにすべきであったかも知れない。だが、再度図面を書き直すのも面倒なので、半田付けで組立てた。
もう一つ云えば、この時点ではギアは未だ手に入れていなかったので、その後にしようと思っていたが、切出してしまったので駄目元で半田付けしてしまった。果たして、組み直さなくても良いかどうか、来週には判ることになる。

5230製作記(30)

形式5230

フレームの切り出しの後は当然その組立てとなるのが手順だが、フレーム幅をどうするか未だ決めていない。
このキットに付属の動輪径は17.5mmだが少々オーバースケールなので手持ちの17mm動輪を使う予定にしている。所が、この動輪のフランジ部分の厚みは、最近の珊瑚の薄い動輪と比べるのも何だが、チョット見た目にも随分とありそうな感じがする。念の為、測って見ると0.2mm程厚い。
この程度であれば、軸箱のフランジを少し薄くすれば、27用のスペーサーでも何とかなる。と、妥協してフレームの組立てに入ろうかと思ったが、ここは慎重を期して動輪の改軌後にすることとした。
そこで動輪の改軌だが、その前にギアをどうするか?
当初は珊瑚のA8用を使う積りにしていたが、どうせならギアケースから自作をして見ようと云う気になった。そこで種々雑多なパーツ類を放り込んである箱をガサゴソしていたら、だるまや製0.25モジュールの40:1のギア・セットが出て来た。鉄模を再開した頃からギアケースの自作は考えていたので、その目的で買ったものだと思うが、すっかり忘れていた。
所がこのままでは動輪の車軸からモーターまでの高さが稼げない。つまり、アイドラーギアを噛ませて高さを稼ぐ必要があることが判ったが、何をどの様に組み合わせれば良いのか、又、軸穴の位置決め寸法についても、この辺りのことになるとさっぱり判らない。
こんな時はKKCの先輩方にお尋ねするのが一番。
と云う訳で、同じ横浜在住で横濱鐵道の中村氏にメールで質問させて頂いた所、直ぐに返事を頂き、基本的なことを教えて頂いた上に、だるまやのギアの組合せ別の位置決め寸法表までメールに添付して下さった。
色々と考えた結果、今回は32枚歯の右ヘリカルをアイドラーとして動輪側には39枚歯の左ヘリカルの組合せにした。こうすることによって動輪軸の中心からウォームギアの中心まで14.5mmとなって丁度良い。そこで、ギアケースを図面に書き込んで見ると、手持ちの中で最も短い20mmのモーターを使っても、お尻がキャブ内に突き出してしまう。密閉タイプのキャブなら妥協も出来ようが、完全に開放されたタイプの古典機の場合は、丸見えでみっともない。
と云う訳で、この5230も27と同様にモーターを煙室側にセットすることにして工作を進めることにした。

5230製作記(29)

形式5230


切出したメインフレームを仮組みして見た。
スペーサーは、27をスクラッチした時に真鍮棒から削り出して作ったものだが、動輪のフランジの厚みが異なっておれば、作り直す必要がある。動輪は、27と同じ様に上から落としこむ方式を取った。従って、写真は天地が引っ繰り返った状態になっている。
動輪を上から落とし込む方式については別に拘っている訳ではないが、横から見た時のシルエットを求めると、動輪押さえ板を下からあてがうスペースが作れないことにある。と云ってもその効果の程は殆どと云っても良い位に見られないので、完全に自己満足の世界
所で、先週はこのブログを書いているソフトのバージョンを上げたために色々と問題が出て、その修復に苦労をさせられたが、連日の猛暑のせいか、今度は、パソコンの前面にあるUSBが逝ってしまった。
この仮組みをしたフレームの写真を取り込もうと、いつも通りパソコンとデジカメをUSBコードで繋いだのだが、ウンともスンとも云わない。USBメモリーなど他のUSB機器を接続したが動かず、ドライバーの入替えまでしたが、結局は駄目。幸い、パソコンの背面にあるUSBは、どうやら生きていたので、写真の取り込みは何とか出来た。
しかし、今後はその都度パソコンの本体をラックから溜まりに溜まったホコリと共に引っ張り出さなくてはならず、不便この上ない。
久し振りにパソコン屋に行ってUSB延長ケーブルを買って来なくてはならなくなってしまった。

5230製作記(28)

形式5230


このブログを作成しているソフトのMovableTypeがメジャー・バージョン・アップをして、4.00になったとの連絡があった。
まぁ、車で云えばフル・モデル・チェンジである。小生の若い頃には、特に外車の場合は、フル・モデル・チェンジ直後の車は買うなと云うのが常識であった。買うなら、フル・モデル・チェンジ直前の車にすべきだと云うものである。PCソフトについても同じことが云えるのかも知れない。
それまでのHomePageBuilderからこのMovableTypeに乗り換えてかれこれ2年程になる。その間にマイナー・バージョン・アップが3回行われ、その都度それに呼応して入替えを行っていたし、それによる不都合は一度もなかったので、少し安易に考え過ぎていたきらいがあった様だ。
バージョン4.00に切替えた途端、日付カテゴリーの表示が上手く行かなくなってしまった。従来の3.55の環境に上書きしてしまったので、元に戻すことも叶わず暫くこの様な無様な体たらくを曝すことになってしまった。
と長々と書いてしまったが、バージョン・アップの失敗を回復するために時間を取られてしまったので、鉄模は殆ど進捗しなかったと云いたかっただけである。
更に付け加えるなら、この猛暑
小生の工作部屋である男の道楽の部屋にはエアコンが設置されていない。開け放した窓から風が入って来ることは来るが、熱風に近いもので些かも涼しさを感じさせるものではない。加えて、ベランダの照り返しもあって、異常に暑い。ジッと机の前に座っているだけなのに、ジワーッと汗が噴出して来て、首に巻いたタオルが直ぐにベタベタと濡れて来てしまう程のサウナ状態。少しはマシになるかと、冷蔵庫で凍らせた保冷剤をタオルに包んで首に巻き付けたりもしたのだが、余り効果はなかった。又、風通しを良くしようと、玄関のドアを開け放しにして置くと、確かに風通しは良くなるのだが、道楽部屋のある4階であっても今度はがやって来て、剥き出しの腹等に刺して廻る。
とまぁ、何やかやで、先週のフレームの一部を切抜いただけで終わってしまった。

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