2021/02/08
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
キャブの出入り口下のステップを作った。
当初は1.0mm X 0.2mmの洋白の帯板で作る積りにしていたが、強度的に問題がありそうなので、厚みを0.3mmにした。
と云っても、1.0mm X 0.3mmの帯板の手持ちはないので、先ずは帯板の切り出し。
精度を求めない場合のいつもの方法だが、0.3mm厚の洋白板を1.0mm厚の真鍮板のコバに半田付けをし、真鍮板の厚みを頼りにヤスリで削った。
写真の左側の2個は、その様にして削り出した帯板を凹状に折り曲げて、ステップにしたものだが、右側の0.2mm厚を曲げた物と比べると、如何にもゴツイ感じがする。とは云え0.2mmでは、何かの拍子にグニャリと曲げてしまいそうで心許ないので、この辺で手を打つしかないか・・・・。
取り敢えずステップは作ったが、これをどの様にキャブに取り付けるか?
この形式1060のキャブ下には、太い給水管とブレーキ配管が通っているので、スペースがない。
さて、どうするか・・・・・・?
2021/02/05
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
縁取りを施した。
古典機はキャブの窓の周囲やサイドタンク等に縁取りを施されている物が多く、意外とこれが面倒くさい作業だが、この形式1060の場合は後部のコールバンカー部分のみなので、助かった。
縁取りに使用する線は、以前は0.6mmの真鍮線を使用していたが、写真から受ける印象は、何となく少し細身に感じたので、今回は0.5mmの真鍮線を使用した。
この真鍮線の片端をバイスに咥えて机に固定し、反対側を手で引っ張った上で、刃物とヤスリを使って半円状にまで削って、半田付けした。
次はキャブの出入り口下のステップを作成しようと思うが・・・・。
2021/01/29
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
後部のコールバンカーと水槽を分ける仕切り板と給水口を作った。
作ったと云いながら、仕切り板は0.4mm厚の真鍮板の端材から切り出した物であり、給水口は径6.0mmの真鍮丸棒の端材を切削した物で、胸を張って作ったと云える程でもないのだが・・・。
当初、この仕切り板は、実物と同じ様に後部の妻板からキャブの後部に掛けて、斜めに取り付ける積りでいた。しかし、給水口の仕切り板と接する部分を斜めに切削するのに手古摺りそうだったので、手を抜いて仕切り板を水平に取り付けることにした。
但し、上から落とし込んでいるだけなので、時間があれば、斜めにしようと思う。
2021/01/23
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
今年こそは!と一念発起して形式1060の工作を再開したにも拘らず、パソコンが逝ってしまった。
パソコンには、形式1060の図面データを始め様々なデータを保存していたこともあって、兎にも角にもパソコンが動かなければ始まらない。と云う訳で、5台目のパソコンを組み立てることにしたのだが、思いの外、時間が掛かってしまった。この先は必要なアプリケーションをインストールする必要があり、まだ完全ではないが、取り敢えず必要最低限の状態で復旧出来たので、工作に戻った。
紛失したリブだが、1mmx1mmの真鍮角線を曲げて胡麻化すことにし、屋根の両端に近い部分には切り出したパーツのリブを使い、キャブの内部仕切り部分は真鍮角線を曲げたものを使った。
屋根の工作をここまで放っておいたのは、屋根の固定方法が決まらなかったのが理由で、今でも良いアイデアがある訳ではない。
ただ、屋根を被せてみた所、キッチリと嵌まり込んでいる様なので、取り敢えずこのまゝ工作を進めようと思う。
2021/01/09
フル・スクラッチ 上回り 形式1060
2021年に年が改まった所で、今年こそは、形式1060を少なくとも生地完成の段階にまでは、何としてでも漕ぎ着けようと、固い決心をして、約半年振りの工作再開。
昨年の5月、ブレースの工作が概ね終わった所で、フロント・デッキの上にあるブレーキ関係と蒸気関係の配管をする段取りに入ったにも拘わらず、中断する結果となった理由だが・・・・。
当初は前後のビームに取り付けられているエア・ホースも自作する積りだったが、写真を眺めている内、どうにも手に負えない様に思えて来た。そこでロスト・ワックスのパーツを使おうと、在庫をチェックして見たが、手持ちがない。仕方がないので、買いに出る積りにしていたタイミングで、新型コロナ対策のために緊急事態宣言が出されて、外出出来ず・・・。
そのまゝズルズルと何もしない内に6ヶ月も経ってしまったと云う次第。
そこで、2021年の始めに当たって、心機一転、先ずはエア・ホースを入手しようとしていたら、又々、緊急事態宣言。
このまゝでは、昨年の二の舞になって仕舞うので、フロント・デッキの工作は一旦諦めて、他の工作をすることにした。
先ず、工作机の上を簡単に片付けて、工作をする環境を整えた上で、屋根の裏にリブを半田付けする作業をすることにした。
所が、作り溜めておいたパーツを入れておいたケースを開けて見ると、3本作った筈のリブ(1060製作記(102) 屋根 – 4)が2本しかない。今更、作り加える気も起きないので、何とか2本で済ませようと思っている。
と云う訳で、ノッケから躓いてしまったが、これにめげることなく、工作を続けて行こう!!
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