1060製作記(14)車輪の改軌-1

フル・スクラッチ 形式1060 改軌

フライス盤のFM-80E(A)サーキュラーソーの導入、その改造等々あって、1060の工作にまで手が回らなかったが、漸く取り掛かることが出来る様になった。

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小生は13mmを採用しているので、殆どの場合、車輪の改軌は避けて通れない作業になる。
と云う訳で、手始めに動輪の改軌を行った。

車輪を改軌する場合、16.5mmを13mmにするのだからと云って、単純に3.5mm詰めれば良いのかと云うとそうでもない。と云うのも13mmの場合は、バックゲージの許容範囲が16.5mmよりもシビアになっている様で、車輪の厚み具合によっては、バックゲージが狭くなり過ぎることもあり得る。そうなると直線や単なる曲線部分では問題がなくても、ポイントのフログ部分で引っ掛かって脱線する原因にもなる。

このバックゲージについて、珊瑚のB6(13mm)の動輪をチェックしてみると11.2mmになっているので、小生もそれに倣って11.2mmを基準にしているが、車輪の厚みが違うので、一応の目安と云うことにしている。
そこで、1060用にキープしている動輪と、珊瑚のB6の動輪の厚みを比べてみた所、1060用が2.7mm、B6用が2.3mmと0.4mm程1060用の方が厚いので、バックゲージは11.1mmに設定して改軌を行った。

1060-002車軸は、元の車軸の片側をバックゲージが11.1mmになる様に削った上で使うことにした。しかし、模型感が錆び付いていて中々上手く行かず、何度も嵌めてみては削りを繰返す羽目になってしまった(汗)

そして、何とか動輪の一軸の改軌が終わった所で、良く良く考えてみると・・・・。
今回は、スティーブンソン式の弁装置を形だけでも組み込む予定にしているし、バランス・ウェイトの形も変えなければならないので、今、このタイミングで13mmにして組み上げてしまうのは早過ぎることに気が付いた(大汗)

と云う訳で、今日の作業は単なる演習に終わり、本番は明日から・・・・。

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