※ 月別アーカイブ:5月2019 ※

1060製作記(170) 繰出管-(5)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

繰出し管の支柱の位置の修正をするに当たって、繰出し管そのものを作り直すことにした。と云うことで、結局、これで繰出し管だけで3回目の製作となる訳で、中々工作が捗らないのも道理。

素材は、支柱の本体は前作と同じ0.8mmの洋白角線だが、繰出し管は0.5mmの燐青銅線、繰出し管を押さえるΩ型の波板は、0.1mmの洋白帯板に変更した。

繰出し管の曲げ加工や波板の加工方法は、これまでの方法を踏襲したが、波板の素材を0.2mmの真鍮帯板から0.1mmの洋白帯板に替えたのが、正解だった。Ω状に曲げる段階で、真鍮程力を入れる必要がなく、比較的簡単に綺麗に曲げることが出来た。

ランボードに開ける繰出し管の支柱の位置については、先ず、前方に穴を開け、後方は現物合わせによった。

1060製作記(169) 繰出管-(4)

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

ブレーキ配管関係のパーツがほゞ揃ったので、ランボードに固定する作業に掛かった。

設計が拙くて、繰出し管の支柱の位置をランボードに描き忘れていたので、先ず最初の作業としてランボードに支柱用の穴を開ける作業に掛かった。
仮に、設計時に忘れず図面に描いていたとしても、結局は組み立て精度が悪いので、その通りには行かず色々と苦労することは必至。であれば、元々現物合わせを前提としても特に問題はない筈で、ある意味で怪我の功名かも知れない。

と云う訳で、ランボードの前方に支柱用の穴を開けて、もう一方の穴の位置を決めるために出来上がっていた繰出し管を合わせてみた所、繰出し管ランボードを突き抜ける穴にを通すと、支柱が見事にランボードから外れてしまっている(汗)

何処で間違えを犯したのかは不明だが、何れにしても支柱の位置を修正する必要が出て来てしまい、2歩進んで1歩下がるのではなく1歩進んで2歩下がる状態・・・・・・。

1060製作記(168) 連結管

フル・スクラッチ ブレーキ配管関係 形式1060

連結管の製作にあたって、冶具を作成した。

冶具のベースはアルミのチャンネル、連結管のカーブの型にする円盤は1mm厚のアルミ板を材料とした。

先ず、チャンネルには円盤を固定するために、然るべき位置に2mmのタップを立て、円盤は、3D図面から直径を割り出して4種類6枚を削り出した。
但し、連結管の肩に当たる部分は、1.5mm径の円盤にすべき所だが、誤って2mmのタップを立ててしまったので、直径が0.5mm大きくなる点には目を瞑って、2mm径のボルトを使った。
所が、これが、所謂、怪我の功名。実際には0.5mmの真鍮線の曲げ加工をする際に、真鍮線をボルトでベースに固定出来ので、工作がやり易く、一発で連結管の作成を終えることが出来た。