※ 月別アーカイブ:2月2021 ※

1060製作記(195) ステップ – 3

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

ステップを半田付けしたが、どうも上手くない。

キャブ下には太い給水管ブレーキ関連の配管が通っているため、ステップを取り付けるスペースがない。
このことは、これらの配管の工作をしている時から解っていたことではあるが、良い解決方法を思い付かなかったので、ステップの工作を先延ばしにしていた。
とは云え、いつまでも放って置く訳には行かないので、意を決して工作に掛った。

工作は、ステップ配管と干渉する部分をヤスリで削り取って、配管に半田付けをして強度を稼ごうと云うもの。幸い、資料の写真を見ると、実機でも配管を避けるためにステップを曲げている様に見えるので、欠き取りが足りない点は曲げて辻褄を合わせた。

結果、この方法でステップの取り付けは行けそうなことは判ったが、残念ながら、ステップその物が歪んでしまった(涙)

もう一度、ステップを作り直す積りだが・・・・・。

1060製作記(194) ステップ – 2

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

機関車後部ビームに取り付けられているステップを作った。
0.3mm厚の洋白板の端材をTの字状に切り抜き、それらしく曲げ加工をしたもの。
通常、この種のステップは機関車の前後に取り付けられているのだが、資料の写真を見ると後部にしか付けられていないので、1個だけで済んだ。

これで、必要なステップの作成が終わったので、キャブ下のステップをどの様に取り付けるか、色々な角度から眺めている内に、ステップの厚みが気になって来た。そこで、改めて0.2mm厚で作り直してみた。

前作(写真左側の2個)は、強度を考えて敢えて0.3mmの厚みにしたのだが、さて、どちらを使うべきか・・・・?

1060製作記(193) ステップ – 1

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

キャブの出入り口下のステップを作った。

当初は1.0mm X 0.2mmの洋白の帯板で作る積りにしていたが、強度的に問題がありそうなので、厚みを0.3mmにした。
と云っても、1.0mm X 0.3mmの帯板の手持ちはないので、先ずは帯板の切り出し。
精度を求めない場合のいつもの方法だが、0.3mm厚の洋白板を1.0mm厚の真鍮板のコバに半田付けをし、真鍮板の厚みを頼りにヤスリで削った。

写真の左側の2個は、その様にして削り出した帯板を凹状に折り曲げて、ステップにしたものだが、右側の0.2mm厚を曲げた物と比べると、如何にもゴツイ感じがする。とは云え0.2mmでは、何かの拍子にグニャリと曲げてしまいそうで心許ないので、この辺で手を打つしかないか・・・・。

取り敢えずステップは作ったが、これをどの様にキャブに取り付けるか?
この形式1060キャブ下には、太い給水管ブレーキ配管が通っているので、スペースがない。
さて、どうするか・・・・・・?

1060製作記(192) 縁取り

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

縁取りを施した。

古典機はキャブの窓の周囲やサイドタンク等に縁取りを施されている物が多く、意外とこれが面倒くさい作業だが、この形式1060の場合は後部のコールバンカー部分のみなので、助かった。

縁取りに使用する線は、以前は0.6mmの真鍮線を使用していたが、写真から受ける印象は、何となく少し細身に感じたので、今回は0.5mmの真鍮線を使用した。
この真鍮線の片端をバイスに咥えて机に固定し、反対側を手で引っ張った上で、刃物とヤスリを使って半円状にまで削って、半田付けした。

次はキャブの出入り口下のステップを作成しようと思うが・・・・。