※ 月別アーカイブ:12月2011 ※

5230製作記(72)

セミ・スクラッチ 形式5230

キットに付属のスチーム・ドームも少し形状が違っている。
スケールよりも背が高く細身に出来ているので、スマートな印象がある。
このまゝ使おうかと思ったが、煙突も何だかんだ云って新たに作り直したので、スチーム・ドームを作り直さなければ、片手落ちだしバランスも悪かろうと云うことで、直すことにした。

こんなことばかりしているから、工作は一向に進まないし、キット組立から、セミ・スクラッチ、そして、フル・スクラッチになってしまい、キットを使う意味がなくなってしまうのだが・・・・。

5230-084R.JPG
この蒸気もスチーム・ドームは真鍮の磨き出しにする積りなので、1000番のサンド・ペーパーでバイト目をなくして、最後の難関・・・・。
裾の末広がりを出そうと真鍮棒をにあてがって、バイスに挟みプレスすると、見事に割れてしまった(涙)

焼き鈍してからプレスすれば割れることはなかったと思うのだが、焼き鈍しをすると真鍮の色が変わってしまう様な気がして—金色が黄色になってしまう—ので、敢えて焼き鈍しはしなかった次第。

背丈も予定より低くなってしまったし、作り直すしかないか?!

5230製作記(71)

セミ・スクラッチ 形式5230

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前回書いた通りキットに付属の煙突は長過ぎるのだが、それに加えて形状も異なっている
キットは化粧煙突で、小生自身は化粧煙突が好みなのだが、資料の写真を見ると実際にはパイプ煙突だった。
こうなっては、作り直さざるを得ない。

と云うことで、真鍮棒の端材から削り出した。

構成は、台座の部分煙突の本体部分先端部分の三部とした。
しかし、実は先端部分も三部構成とした。
この煙突の先端部分には、先端から少し下がった所に、飾り帯の様な半甲線が巻いてあるが、これを一体で削り出せる程の腕はない

最近、寄る年波に勝てず物忘れが激しくなっているので、工作手順を、自身の覚書として書いみると、
 1)飾り帯のない状態で先端部分のテーパーを削り、
 2)飾り帯の位置で、切断し、
 3)別に作って置いた飾り帯を表現する0.6mm厚の真鍮のワッシャーを切断個所で挟み込み、
 4)それらを半田付けした後、煙突の内側をパイプ状に削り、先端部分とした。

出来上がった煙突を乗せて写真を撮って見た(左は、キット付属の煙突)。
これでも、一応組立図から寸法を割り出しているのだが、一寸テーパーがきつい様な・・・・・

5230製作記(70)

セミ・スクラッチ 形式5230

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ランプ掛けを0.8mmの洋白板から切り出して、煙室部分に半田付けをした。

実は、 このランプ掛けは3作目か4作目のもので、毎度のことながら、この様な小さなパーツを作る際には、無用の苦労をさせられる。

と云うのも、小生は強い近眼の上に、年齢も年齢なので当然、老眼が同居していて、細かい作業はメガネを外して裸眼で行っている
遠近両用のメガネを使っているのだが、裸眼の方が近くは良く見えるので、そうしている。これが悲劇の素で、折角苦労して作ったパーツを何かの弾みでピンッと飛ばしてしまうことが間々ある。パーツが飛んだその瞬間は、ちゃんと見えているのだが、一寸距離が離れると強い近眼のために全てがピンボケの世界で、何処に飛んで行ったか判らなくなってしまう。

ランプ掛けの様に工作が簡単なものなら、行方を探すより作り直す方が早いので、今回もそうしたが、形が気に入らなかったり飛ばしたりで、結局3作目か4作目で漸く所定の位置に収まったことになる。

この煙室部分をボイラーに半田付けして固定してしまうか、嵌め込みにするのか、未だ決め兼ねているが、取り敢えず様子をチェックするために嵌め込んでみたのがこの写真。
ついでに、煙突を仮止めしたのだが、キット付属の煙突は長過ぎるので、改めて真鍮棒から削り出す必要がある。