※ 月別アーカイブ:6月2012 ※

5230製作記(87)

セミ・スクラッチ 形式5230

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前回から約20日振りの工作。

スプラッシャー・カバーを半田付けした状態で撮影した写真(5230製作記-86)を眺めると、何かしら物足りない。
それもその筈で、バック・プレートには焚口戸等の機器や計器類が全くなくノッペラボー

小生が蒸気の模型を作る動機付けとなったのは、ロッドの動きを再現したかったことが最も大きかったが、キャブ内の電気機関車にはない機器や計器類も魅力的だった。
とは云え、密閉式のキャブでは良く見えないこともあって、形式27では適当にそれらしく見える程度でお茶を濁していた。
しかし、この蒸気のキャブはオープンなので目立つことは必至。

なので、当初はウィスト・ジャパンのロスト・ワックス製のバックプレートをつける予定でいた。
所が、先に作ったスプラッシャー・カバーの幅が広過ぎて、このバック・プレートを上手く収めることが出来ない。
そこで、珊瑚模型のB6用のバック・プレートを流用しようかと考えた。
これはB6のキットに付属しているので、小生も使用したことがあって出来が良いことは解かっていたが、兎に角値段が高過ぎる(因みに、税抜きで3,600円)。
と云うことで、何とかそれらしいものを自作出来ないかと、あれやこれややっていた。
しかし、結論から云うと、小生のこの腕ではでっち上げることも叶わず、どうしようかと悩んでいる内に20日も経過してしまった次第。

で、結局、エコー・モデル小型蒸気用キャブインテリアセットを使用することにした(汗)
現代機用このセットを古典機の5230に使用することは、形状や大きさ等時代考証的には問題がある筈だが、値段が1,800円と珊瑚の半値と、最近の言葉で云えばリーズナブルでロスト・ワックス製なので見栄えも悪くない・・・。
セットは、逆転テコ、水面計、焚口戸、加減弁テコ、蒸気分配箱、メーター類から成っており、写真はその内水面計、焚口戸、加減弁テコをバック・プレートに半田付けした状態。
メーター類はキャブの正面妻板に直付けする積り。
逆転テコのレバーが資料写真には写って見えているので、何とか取り付ける積りだが、何しろスプラッシャー・カバーの幅が広過ぎて取り付け場所が・・・・。

5230製作記(86)

セミ・スクラッチ 形式5230

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先日、所属している模型クラブの会報が届き、その中に、東京集会を10月21日に開催する旨の記事があった。
10月まで約4ヶ月・・・・・。
今度こそ、何とかその集会に間に合わせようと、約1ヶ月振りの工作。

色々とパーツを造り貯めて来たが、今回はキャブ内のスプラッシャー・カバーを作成した。
最初は、中央の床板、左右の円弧の部分、その上カバーの5個のパーツを夫々真鍮板から切り出して組み立てる積りだった。
所が、半田付けが上手く出来なかった。

そこで、中央の床板と左右の円弧部分を0.4mm厚の真鍮板から一体で切り出し、円弧部分と床板との境目でグイッと折り曲げ凹状にした上で、0.3mm厚の真鍮板で上カバーをした。
この方法の難しさは正確な寸法で凹状に曲げることにあるが、今回は幸いなことに0.5mmだけ幅が広くなっただけで済んだ。この程度であれば、その上に半田付けする上カバーの幅を調整することで辻褄合わせは出来る。