※ 月別アーカイブ:6月2005 ※

2700組立記(3)

形式2700


梅雨に入った途端、蒸暑い日が続いており、今日は略体温と同じ36度を記録した由。
じっとしていても溶けてしまいそうだったが、スプラッシャーを取り付けた。 このロスト・ワックスのスプラッシャーは、床板から下に出る部分を床板の欠き取り部分に嵌め込んで取り付ける構造になっている。 但し、スプラッシャーの長手方向のサイズと床板の欠き取り部分のサイズがピッタリと同じで、スプラッシャーが欠き取り部分に落ち込み易くなっていて、所定の位置に固定するのが結構難しい。
珊瑚のベース・キットはこの2700以外には2500を組立てただけの経験しかないので、とやかく云う資格はないかも知れないが、キットとしての完成度の高さは評価すべきと思っている。 但し、このスプラッシャーの取り付け部分については、2500の場合と同じ構造になっており、一寸理解に苦しむ所である。
所で、お気付きかも知れないが、スラードバーの色が少しピンク掛かって見える。 ロスト・ワックスのこのパーツの肌が荒れていたので、1000番のサンド・ペーパーの上で少し舐めたら、地の色が出てきてしまった。 確か、洋白のロスト・ワックスの筈であったが・・・・(泣)。
対処方法を考えなければならないことになってしまった。


下回りは一先ず措いて、上回りに移った。
取説の順番に従って、ボイラー部分から取り掛かった。 ボイラーそのものは既に曲げ終わったものがパーツとして入っているので、ボイラー下部の合わせ目を半田付けするだけで組立は終わる。 スクラッチに比べると格段に楽チン。
この後、ボイラーには煙室や煙室妻板、煙室台等の半田付けが待っている。 この作業の際に折角半田付けしたボイラーの半田が熔けてしまう惧れもあるので、今回は銀ロウ付けを試みることにした。
銀ロウ付けは、過去に何回かやってみたことはあるが、余り成功率は高いとは云えない。無難な所、半田付けにしようかとも思ったが、練習しなければ上手くなるものもならないし、締め切りもないから時間は充分にあるし、急ぐ必要もない・・・・・・・・って云うことで挑戦することにした。
しかし、使っているプリンスのペン・タイプのバーナーの火力がどうも足りない様だ。 ボイラーそのものは、パーツとしてはそれ程大きいとは云えないと思うが、表面積はそれなりにある筈で、そのためか、材料の昇温が不充分と見えて、何度、やってみても上手く銀ロウが流れて呉れない。 直接炎を当てると銀ロウは熔けて呉れるのだが、丸い粒になるだけ。
と云う訳で、見事に銀ロウ付けは失敗した。 この暑い日に、バーナーの炎を間近に感じて、汗だくになって・・・・・。
少し、大き目のバーナーを買う必要がある。

2700組立記(2)

形式2700


この所、アオリイカ釣りに凝っており、週休2日の内1.5日はアオリイカのために使ったりしていて、なかなか工作の時間が取れません。 そんな訳で、毎日が日曜日となる来年を心待ちにしているのですが、そうなった時は時間があり過ぎて、何をして良いのか判らなくなるのかも知れません・・・・。

久し振りに2700の組立を行いました。 取説の順番に従って、床板周りの組立です。 スクラッチが続いていたせいか、キット組の気楽さを痛切に実感しています。 素組みで良ければ、部品そのものも既にありますし、その位置決めもキチンとマークがあったり、穴が開いていたり・・・。 残るは半田付けの腕だけです。 半田付けが出来れば、それなりの物は出来上がるのが、キットのキットたる所以かと思います。そんな気持ちがあったからかも知れません。 ここ最近は、釣りの準備の合間に、取説やパーツを箱から取り出しては眺めている時間が長かったために、工作に力が入りませんでした。
さて、このキットの2700は原型です。 このキットの販売元の珊瑚模型も「原型」と云っています。 しかし、2700は2500の改造機に割り当てられた形式番号ですので、純粋の意味で原型とは云い難い気もしますし、自分なりの拘りを持って空制後にしようかとも考えました。 しかし、2700の改造タイプとしては美流渡のキットを持っていますので、今回は素直に原型にしようと考えております。

前後のビームはバリ取りをして床板に半田付け。 ステップ、導水管等の半田付け。
・・・が、暑いですネ?。 つい3?4日前までは殆ど感じることはなかったのですが、入梅した今日は蒸し暑くて季節の不思議さを思い知らされます。 この暑さに加えて半田鏝の熱がまともに顔に当って、汗びっしょりです。 これから暫くの間は、クーラーのないこの工房での半田付けの作業は億劫になりそうです。