2700組立記(6)

形式2700


立秋が過ぎたのに毎日暑い日が続いています。 でも、蝉の声の中にツクツク法師の声が聞こえて来る様になって来ましたので、もう暫くの我慢でしょう・・・が、それにしても暑い!!!!
と云う事で、久し振りに鉄模に手を出しました。 

さて、珊瑚のキットの出来は文句なく良いと思っています。 しかし、B?6シリーズのキットで不満があるとすれば、サイドタンクや窓の縁取りが平板になっている点です。 これはエッチングで表現している以上仕方のないことで、珊瑚だけのことではないようです。
そこで、前の2500の時と同じ様に、0.4mmの真鍮線から半甲線を削り出して、サイドタンクの上端に半田付けをしました。 写真では分かり難いかも知れませんが、下が加工済みのもので上は未加工のものです。 この後、窓の縁、後部コールバンカーにも半田付けをします。
半甲線の作り方は、至って簡単です。 カッターの刃を上向きにバイスに咥えて、真鍮線を両手で引っ張る様に保持したまま、そのカッターの刃と直交する様に左右に動かすと簡単に削れます。 只、力の入れ具合によっては、途中で切れたり、削り代が不均衡になりますので、一寸したコツは必要かも知れません。

“2700組立記(6)” への3件のフィードバック

  1. 近藤一郎 より:

    ご想像通り,サイドタンクからキャブの側面に繋がる部分のことです.
    私は先般西宮の樋口博氏宅にお邪魔して30分の1の作品を拝見してきました.一時は1ft.を10mmにする(つまり30.48分の1)の縮尺を考えていましたが,3ft.6in.の場合軌間を35.6mmにされていることをお教え頂き30.48分の1は取り止め30分の1で行くことに翻意しました.2ft.6in.の場合は,25.4mm軌間ということになります.以前計画していた耶馬溪のコッペル製B1タンク機は一寸脇へ置いて,キットスンの5130形を作ることにしました.取敢えず図面を描きながらテンダーから製作を始めました.未だ全然形になっていませんが,その内製作状況をお知らせできるようになったら写真でもお送りします.
    テンダーの縁取りにも半丸線を使っていますので,ご教示の方法もトライしてみます.
    今後も宜しくお願いします.

  2. mizoken より:

    近藤さん、今日は。ご無沙汰しています。
    仰っているのは、例えばこの2700ですと、サイドタンクからキャブの側板に繋がる部分がRをもって垂直に立ち上がっていますが、このR部分のことですか?
    その部分である前提でお話をしますと、半甲の縁取り線をRから最も遠い箇所から少しずつ、R部分の直前まで半田付けをし、その後、R部分を曲げました。
    この際、精密ドライバーの軸などをR部分に押し付けてその軸に合わせて曲げれば上手く行く様です。
    但し、完成度を何処まで求めるかにもよりますよネ。
    こんなので、ご質問の回答になっているかしら????

  3. 近藤一郎 より:

    以前,870形の25.4分の1の模型を作ったとき,曲線部分に付く縁取りの半丸線は,先に半丸加工してからでは上手く曲げられなかった経験があります.そのため丸線を先にカーブに曲げてからヤスリがけして半丸にするという方法で解決しました.溝口さんの場合は半丸に加工してから曲線にあわせていらっしゃるようですが,問題はありませんでしたか?

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