1060製作記(22)フレーム-6

フル・スクラッチ フレーム 形式1060

吸着力が強いTNMG-13を4個入手したので、X軸Y軸TNMG-10と交換した。
TNMG-13TNMG-10に比べて直径は3mm大きいが、吸着力はTNMG-1030Nに対して67Nと倍以上もある。こんなことなら、最初からTNMG-13にしておくべきだったと思ったが・・・・・・

これでDROのノギスの固定はかなりしっかりした筈。
念のため、原点を決めX軸Y軸用のノギスの表示をゼロクリアした上で、10mm X 20mmの四角形を描く様にテーブルを動かしチェックしてみた。

つまり、
1)原点(0,0)を出発し、
2)X軸を20mm進め(20,0)、
3)Y軸を10mm進め(20,10)、
4)X軸を20mm後退させ(0,10)、
5)Y軸を10mm後退させる
を一連の動作でテーブルを動かすとどうなるか?
ハンドルの回転で移動距離を読む場合には、所謂遊びのために原点に戻すことは至難の技だが、テーブルの動きをリニアに読むDROの場合には問題なく原点に戻って来る筈・・・・・。

で結果は・・・・・?

残念ながら、戻って来なかった(汗)
特にY軸方向が0.1mm程戻り過ぎている。

やはり、磁石でノギスを固定するのは無理があるのかも知れないが、固定を完全にするためには、フライス盤そのものに手を加える必要がある。しかし、これは到底出来そうもない。
ヒョットすると、ノギスの性能が関係していることだってあり得る。

・・・・等々考えながら、色々とハンドルを回していて解決方法を見付けた。

つまり、先の一連の動きでは、X軸Y軸方向共に往復運動になっているが、一方方向に動かす場合は誤差が出ないことが分かった。
具体的には、5)の段階で10mmだけ戻すのではなく、一旦、10mm以上移動させてから原点に戻す方法で、結局、ハンドルの遊びを取る方法と同じ。

DRO化しているので所謂遊びとは無関係になっている筈なのに、何故、この様な方法が有効なのか解らないが、兎に角、この方法をとれば問題を避けられそうなことが分かって、ヤレヤレ。

フレーム切削作業の再度(?)、再々度(?)やり直し!!!
本格的なフライス作業を修得するための勉強と思うしかないか・・・?

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