5230製作記(13)

形式5230

軸箱周りの図面は一応描いた。
描くには描いたが、その製作に手間取っている。
朝晩の通勤電車の中で、工程や方法を頭に描いてシミュレーションをしているのだが、実際にやって見ると、中々上手く出来ずに困っている。こんな部分まで自作しようとしたのが、無謀だったのかも知れない。しかも1個ならずも4個も・・・・。
そんなこんなで、手が中々進まない中、ヤフオクで写真の様なスピーカーを見つけた。
スリー・サイズは52mmX22mmX7.4mmだとのこと(写真左)。
長手方向が52mmでは古典のタンクには無理だろうが、テンダーになら何とか積めるんじゃないかと思い試しに10個程購入した。
送られて来た実物を見ると、フレームはプラスティックなので、削れば何とか45mm程度までは詰められそうである。
この10個の他にメタル・フレームのスピーカーが1個オマケで入っていた(写真右)。こちらの方は長手方向40mmで更に短くなっている。オークションの出品者に尋ねると8個程在庫があるとのことだったので、全部を送って貰った。
スピーカー背面には8Ω・1Wの印字があり、フレームにはR・Lの文字と、取付けに使ったと思われる両面テープの残骸があることから、超小型ステレオかラップ・トップのパソコンから取り外したジャンク部品の様に思える。これが1個300円とは高いか安いか意見が分かれる所だろう。
こうして一挙に19個のミニ・スピーカーの所有者となった訳だが、考えて見れば作った機関車を走らせて楽しむ環境も持っていないのに、サウンド化しても宝の持ち腐れになってしまう惧れが大いにあることに気が付いた(笑)。
所で、現在作成中の5230のテンダーには積めるか?
残念ながら、このテンダーの形状は素直な箱型ではなく凹型になっているため(製作記(10)を参照)、テンダーを追加加工する必要がある。
テンダーのイコライザーをどう処理するか?
その処理方法によってはスピーカーと干渉することになるし・・・・。
またまた、中身の乏しい頭を悩ませなければならなくなった。

“5230製作記(13)” への3件のフィードバック

  1. mizoken より:

    近藤さん、中村さん
    コメントを頂いていることに全く気が付きませんで、大変失礼しました。
    本当のことを云うと実はテンダー機は余り作りたくはなかったんですヨ。テンダーとエンジンの2両も一度に作らなければならないし、それだけ完成までに時間が掛り、その内飽きて来て・・・。
    ですから、タンクの方が良かったんですが、何故か今回はテンダー機を題材に選んでしまいました。で、ヤッパリ心配していた通りの経過を辿っていて、深い穴に落ち込んでしまいました。
    懸架装置ですが、中村さんの仰るロンビックも魅力的ですが、そこまで工作の精度を上げられるか自信がありませんし、テンダーの前軸中央で支える3点支持を考えていました。
    でも、こうしてロンビックを提案されると、やって見ようかななんて、大胆な考えも頭を掠めます。

  2. 中村行男 より:

    機関車への荷重オンブはできなくなりますが、2軸テンダーにはロンビック・イコライザがお勧めです。

  3. 近藤一郎 より:

    テンダーのイコライザのことを書かれていますが,私もどうしたものか思案中です.始めは後軸は固定にし,前軸を床下増槽中心部に植えたビス頭で車軸中央を支えた3点支持にすることを考えましたが,4-4-0の場合はテンダーの荷重を機関車側にオンブするほうがよいのではないかと考えを変えました.もっとも渡り板を固定してこれでオンブするか,ドローバーの上下動をやめてこれでオンブするかは,なお検討中です.渡り板の場合は機関車床面の塗装が剥がれる心配があるので,恐らくドローバーによる方法を採用することになると思います.
    こんな話が役に立つかは判りませんが,コメントしておきます.

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