5230製作記(9)

形式5230


テンダーの外観は出来たと思っていたが、ランプ掛けを忘れていた。
実はこのテンダーのランプ掛けの取付け位置はちょっと変わっていて、後ろの妻板にではなく側板の後部に取り付けられている。
本当のことを云うと、長岡京市のK氏と色々と遣り取りをさせて頂いている際、氏より教えて頂いたことで、それまで残念ながら小生は全く気が付かなかった。
この様に特徴付けられているランプ掛けであるので、忘れる訳には行かない。
サイズは、同じくK氏から頂いた組立図から割り出した。
材料は1mm厚の洋白板を使い、厚みを正面に見る様な板取りにした。が、こうして取り付けて見るともう少し薄い0.8mmの方が良かったように思う。
このランプ掛を作っている時に失敗をした。
洋白板に左右一対の形でケガキをした後、糸鋸で慎重に外形を抜き15倍のルーペで確認しながらヤスリ掛けで所定の寸法に仕上げた後、材料から切り離し切断面を仕上げて工作台の何処かに置いた。
所が、ランプ掛けの取り付け位置をテンダーの側板にケガク際、その置いた場所を忘れてしまった。と云うかケガキ終わって半田付けをしようとした時に、置いた筈の場所に見当たらず・・・・・。色々と心当たりを探して、1個は見付けられたものの残りがどうしても見付からない。
仕方がないので再度作り直したが、どうも形状が気に入らない。
で、3度目の製作。
これは上手く行った。所が、所がである・・・。
材料から切り離す際、プツンとゴミ箱の中に落下。
こんな小さなパーツを4度も作り直すなんて、御免蒙りたい。
丸め込んでいるティッシュを慎重に引っ張り出しては広げ、ないことを確認して・・・、結局、粗方のゴミを片付け諦め掛けた時、ゴミ箱の底で真鍮板の切れ端に紛れ込んでいるのを見付けた時には、正直云ってホッとした。

“5230製作記(9)” への2件のフィードバック

  1. mizoken より:

    平尾さん、こんにちは。
    家のPCの調子が悪くてカメ・レスになってしまいました。
    皆さん、同じ様なことをしてるんですネ?(笑)。
    最近は余分に作って、紛失に備えてはいるんですが。
    苦労して作ったものを飛ばしてしまった時は、泣くに泣けないですし、再度同じものを作る気力もなくなっているし・・・。
    お互い、歳は取りたくないですネ?。

  2. 平尾 より:

    パーツ探し、わかるー。
    溝口さんのように置き忘れてなくしたり、ぱちんと飛ばしてなくしたり、私もよくやります。
    写真撮影用のランプを片手に机の下を這いずり回ったり、作り直せば10分でできるものを30分以上かけて探したり。
    6ヶ月かけて作ったロコは、その内1ヶ月はパーツ探しだったかも知れませんね。

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