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1060製作記(52) 弁装置 – 25

フル・スクラッチ 弁装置 形式1060

加減リンク偏心棒の連結については、ネジ止めにするかピンで半田付けにするか迷ったが、当初の予定通り0.5mmのネジ止めにすることにして、加減リンクの所定の位置にタップを立てた。

実は、タップは新製する偏心棒に立てる積りだった。しかし、実際の工作では、誤って0.5mmの穴を開けてしまっていたので、偏心棒側にタップを立てるのは無理。所が幸いにも、前作から流用した加減リンクの方の連結穴は0.4mmだったので、タップの下穴として都合が良かったと云う次第。

と云う訳で、加減リンク側にタップを立てたのだが、いざネジを通して組み立てようとした所、中々上手く行かない。小さなネジをピンセットで挟んで偏心棒の連結穴に挿入しようとしても、ポロリポロリと落ちてしまう。
何度かやっては見たが、加減リンク偏心棒しかない状態でさえ中々上手く行かないのに、1060の完成後に何かの拍子で加減リンク偏心棒の連結をしなければならない場合が出来たとしても、狭いフレームの中での作業になるので到底上手く出来る筈はないだろう。

1060-046そこで、ネジ止めは諦めて、0.5mmのピンで半田付けをすることに方針変更。

そして、動輪の車軸に組み込んだのが左の写真で、まぁ、それらしく出来たと思う。