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5230製作記(49):大チョンボ!!

形式5230

先台車用のセンタ-・ピンを作って、取り敢えず出来ている下回りのテストをすると・・・・、
大チョンボ!!

先ず、動輪の転がりが悪い
蒸気機関車をスクラッチした場合、初っ端から動輪がスムーズに回転することは余りないので驚くに当らないのだが、色々と観察してみた所サイド・ロッドやメイン・ロッドを一回り太くしたことが原因の様だ。 特に、メイン・ロッドを太くしたのが致命的で、その為にメイン・ロッドが上死点に達した時にガイド・ヨークに接触していることが判った。 そこで、メイン・ロッドを極力ヤスって細くしたのだが、テーパーがきつくなってしまった。

先輪がポイントを渡れない
先輪は手許にあったプロトサーティーンの10.5mmスポーク輪を使ったのだが、篠原の6番ポイントで脱線して渡れない。
ポイントで先台車が首を振った時に車輪がメイン・フレームの何処かに接触するのが原因かと思ったのだが、そればかりではないことが判った。 つまり、先台車のみを手で押してポイントを通過させると、トングレール(先端軌条)の所で車輪がせり上がりレール面に乗り上げている。 この状態でフレームに接触すれば、車輪の横動が妨げられ容易に脱線することは明らかである。

シリンダー間隔が狭過ぎる
蒸気機関車を模型化する場合、16番であっても小生の様な13mmであってもシリンダー間隔をどうするか、妥協点を何処に求めるかが問題となるのは、ある意味常識とされている。
この5230のシリンダー間隔は、組立図では5フィート3インチと記されておりメートル換算すると1.6mである。 この1/80は20mmになるが、何を考えていたのか、3年も4年も前のことなので今となって全く思いだせないが、5230を模型化するに当って1~2mm広げることもせず丁度20mmにしていた。 これでは、実物よりも遥かに走行条件が厳しい模型の世界ではスムーズな走行なんて出来る筈がない。
全く初歩的な誤りで恥ずかしい限りである

と云うことで、月末の集会には間に合わなくなるが、下回りから作り直しする必要が出て来てしまった。
作り直しに当っては、シリンダー間隔を1mm広げ、同時に先台車付近のメイン・フレームの幅を1mm狭くして間隔を稼ごうと思う。
尚、先輪についてはバック・ゲージを0.1~0.2mm狭くして見ようと思っている。