※ 月別アーカイブ:7月2011 ※

2011年釣行記(35)-FF

2011年 FlyFishing 釣行記

FlyFishing 場所:KR-R 釣果:山女 x 1 同行者:単独

土曜日で定例釣行日ではないけれど、KR-Rの様子を見に行った。
距離的には前回のSKM-Rとそれ程変わる訳ではないが、高い料金の東名を使わず一般道を走るため、時間距離は遠くに感じる。

暑さ対策のため、ペット・ボトルで凍らせた麦茶をクーラーに入れ、その他に2本のペット・ボトルを用意して、3:00に出発。
現地には5:00少し前に到着。
例によって、一旦、入渓地点の橋まで行って先行者が居ないことを確認してから、駐車スペースに戻って支度を開始して、渓に降り立ったのは5:15頃。

この所、雨はそれ程降っていない筈だが、水量はそれ程減っている様には見えず、水際の雑草も倒れていないので、平水位と云って良いだろう。 しかし、何となく濁りが入っている様に見えた。
兎に角、今シーズン初めてのKR-R。 期待一杯でのファースト・キャストは5:15頃。

昨年、この渓流に通う様になって感じたことだが、北海道に比べて蜘蛛の生息数が桁違いに多いのではないだろうか?
蜘蛛巣が至る所に張り巡らされている。
蜘蛛巣が多い、と云うことは、その付近は飛来する昆虫の数が多いと云う証であり、昆虫の飛来が多いと云うことは、渓流に流される昆虫の数も多くなり、流される昆虫を狙って渓魚が集まっている筈であり、それは取りも直さずアングラーが狙うべきポイントである、と云う三段論法が成立する筈なのだが・・・・。
実際には、邪魔なことこの上ない。

仕方がないので、先ず空キャストをしてフライに蜘蛛の巣を絡めて取っ払うのだが、今度はフライやリーダーに絡まった蜘蛛の糸を取り除くのが、これ又難事。
蜘蛛の糸は、伸縮性もあってその細さの割には非常に丈夫で強く、容易に引き切ることが出来ない。 しかもベタベタと粘着性があるので、フライやリーダーから取り除いた糸が今度は指に纏わりついて・・・・。

こんなことをポイント毎に繰り返したので、時間が掛かって仕方がない。
やっとのことで休憩ポイントの鉄骨堰堤に辿り着いたのは8:15頃で、いつもの倍近い3時間近くも掛かってしまった。
その上、ポイントの付近で蜘蛛の巣取り除き作業をしたので、渓魚に警戒心を与えてしまったのかも知れない。
入渓してからここまでの間でのアタリはたった2度だけ。

KR-001R.JPG
鉄骨堰堤で休憩してから1時間半後の9:50頃、漸く、来てくれたのが、このヤマメ。
流れの向こう側をユラユラと流れているフライを、ヌーッと浮かんで来て吸い込む様にした20cm強の良型。

本日最初のヤマメが20cm強で、その後の釣りを期待したが、一日を通じてアタリは10回程度と極端に少ない一日だった。
昨年も、アタリもないことがあったので、今日の結果だけで判断するのは早計だが、KR-RのFFは厳しいものになりそうな予感!

KR-002R.JPG
余りにもアタリが少ないため厭気が差して来たが、途中で脱渓出来る所もなく、漸く脱渓点に達したのは14:40頃。
朝5:00頃に入渓し、15:00頃の脱渓・・・・・、10時間近くの実釣で、良型とは云えヤマメ1匹のみの釣果で、疲労困憊!!

急坂を這い上り林道を20分近くも歩いて戻った頃には、2本のペット・ボトルは空で、車に残しておいたクーラーの中の未だ氷が半分残った麦茶を飲んでやっと一息付けた。

写真は、途中で拾った蜘蛛巣を払うために使った木の枝。
二股になった所で払ったのだが、脱渓する頃には写真の通り真っ白。
如何に魚影ならぬ蜘蛛影が濃いか・・・・・(涙)