※ 月別アーカイブ:11月2005 ※

2005年 アオリイカ釣行記(26)

2005年

潮回り:中潮  場所:江之浦港  釣果:ナシ 同行者:ナシ


写真は、江之浦から見た日の出(6時40分頃撮影)。

「先々週は江之浦での夜釣りで三隣亡の憂き目に会ってしまった。
今回は、朝間詰めを狙って防波堤先端のテトラに乗って・・・リベンジじゃい」と4時30分過ぎに家を出た。
予定通り江之浦には6時頃に到着。日の出は6時半だが、流石にこの時刻になると周囲は薄明るくなって仕掛けを作る時以外は、ヘッド・ランプは不要な位に明るくなっている。早速、防寒着を着込んで道具を担ぎ防波堤にあがると、アリャリャ。狙っていた場所にはちゃんと先行者が居る。残念。仕方がなくその手前、若干岸よりのテトラに釣り座を構えることにした。正面にはテトラが頭を少し出しているので、キャスト方向が限られてしまうが、仕方がない。

風は微風。波もそれほどない。絶好のエギング日和。所がイカ様の気配も全く感じられない。地合さえ良ければ8時頃までには結果が出ているだろうと高をくくっていたのだが、掛って来るのは海草ばかり。しかも、立ち位置から6?7mの所にテトラか何かが沈んでいる様で、その付近で毎回ゴツゴツした感触が伝わって来る。
「ヤベー。下ろし立てのラインに傷が付く!!」

正面で頭を出しているテトラの左側方向にキャスト。
着底を待って一シャクリ、二シャクリ。
ガッツン????。
『来たか!!!』
ロッドを通して伝わって来る感触は固くて、生命体の気配はない。
ラインを手に巻き付けて引っ張ると、プツン。エギのロスト。

システムを組み直して、同じ方向にキャスト。
今度は、着底する前に一シャクリ、二シャクリ。
ガッツン????
『又かヨ?』
ラインを手に巻き付けてグイッと引っ張ると、パチンと今度は高切れ。

でもって、完全にヤル気喪失でテトラは撤収。
防波堤からのエギングに変更。
1投。2投。キャストの度に根掛り。しかし、少し強く引っ張ると海草がカンナに引っ掛かって来る。
4投目か5投目。又もや根掛り。ラインを手に巻きつけ引っ張ると、ズルズルと云った感じが伝わって来る。「アレ?、ロープを釣っちまったか?」
隣に居る地元アングラーに尋ねると「ロープはないが根がきつい」との返事。
足場が高いので海中にチラチラとピンクの色が見える。まぁ、引っ張れば何とかなるだろうと、グイッと力を入れると「パーン」と乾いた音がしてマタマタ高切れ。

アァッアー!! 下ろし立てのラインが・・・・・・・・。

泣く泣くStopFishing。
それにしても、この江之浦、小生にとっては鬼門の釣り場。

2005年 アオリイカ釣行記(25)

2005年

潮回り:小潮  場所:森戸海岸  釣果:400gX1 同行者:ナシ


勤労感謝の日。 休日は何処の防波堤も満員だろうと、森戸海岸での二度目のボート・エギング。

6時少し前に葉山釣具店に到着。 所が休日だと云うのに釣り人が少なく、拍子抜け。
今回は前回入った場所に迷わず入ったが、北風が強く、波・うねりが高い。 ボートの場合は風があっても、アンカーを打つと自然に風を背中から受けるので、陸っぱりよりは影響は少ないと云えるが・・・・
フォローの風を受けるので、前回よりもずっとイケス寄りにアンカーを打ったが、ボートは前後左右にザブンザブンと揺れ、加えて風の影響で右に左にと流される。 こんな状態だとエギの着底も確認出来ない。 3.5号のエギでも重めの物を使い、カウントも普段よりも多く数えて兎に角当てずっぽう。
キャスティングを繰り返していると、次から次に釣りボートが入って来る。 出足が遅いだけで、矢張り休日だけのことはある。 気が付けば前回の時以上の凄い数のボートが浮かんでいる。

8時少し前。 釣り始めて1時間半程経った時、シャクるロッドがグンと重くなった。 ロッドを立てるとジー、ジーッと弛めにいたドラグが鳴る。 上げて見るとマァマァのサイズ。 又もや「秋は数釣り」の言葉が頭の中に浮かんで来る。 所が・・・・・
それっきり、魚信らしい魚信もなく時間が過ぎて行く。 ついに、昼頃になって場所移動を決定。 アンカーを上げてボートを一生懸命漕いでも全く風に逆らうことが出来ない。 ドンドンと流されて行くので、仕方なく、岩礁地帯の南側に入った。
こちら側は、岩礁が防波堤の役目をしていて波の状況はズット良いが、何処に投げても海藻ばかり。 1時頃まで粘ったが風も弱くなって来たので、岩礁地帯の北側の深場に移動。 しかし、この頃には集中力は全く切れていて、只、キャスティングとシャクリを機械的にしているだけ。
沖上りの2時頃になって、凪いで来たが、もう後の祭り。 
何時もながらの「隅1」でStopFishing

それにしてもボート・エギングは疲れる。 波に四六時中揺られているのもその原因だろう。 このブログを書いている今でも、身体が波に揺られている。
加えて、今日はボートを漕いだ、漕いだ。 筋肉痛は、明後日の金曜日、それとも土曜日?

2005年 アオリイカ釣行記(24)

2005年

潮回り:中潮  場所:熱海、江之浦  釣果:300gX2 同行者:ナシ

全く酷い一日だった。 所謂三隣亡。 こんな事は滅多にないだろう。 だから(?)写真はナシ。

先週は熱海に向かう途中で気が変わって途中の江之浦でエギングをしたので、今回は是非とも熱海でと決めて釣行した。 ネットでも「熱海好調なり」の情報があったのがそう決めた大きな要素であった。
前回は公園付近でスミイカ1杯の釣果しかなかったので、今回は大堤防の先端、出来れば灯台付近のテトラに入ろうと、午後2時半頃出発。 暗くなってから始めてのテトラに乗るのは危険この上ない。 明るい内に様子を確かめたかったので、早めの出発となった。
熱海には予定通り4時半に到着。 流石に日曜日だけあって道路の両側は車が一杯。 漸く一台分のスペースを見つけて車を止め、通り掛かりの若いエギンガーに様子を尋ねると「スミイカ1杯だけ!!」とのこと。 矢張り、ここ3?4日吹いていた北風の影響で水温が下がり、イカ様の活性が下がったのかも知れない。 と思いつつも足は大堤防の先端に向かっている。
幸い、比較的足場のいテトラに乗ることが出来た。 と云っても堤防と違って足元が狭かったり斜めになっていたり不安定この上ない。 が、しかし、釣果を得られるのなら、そんな贅沢なことは云ってられない。 ここは頑張ってエギングするしかない。

日が沈む直前の薄暮状態の時に、シャクるロッドがグッと重くなって、300g位。 リリースしようと思ったが記念すべき熱海で最初のアオリである。 取り敢えずキープすることにした。 ネットにある通りの釣果が出ればその時にはリリースしてやろう。 時間が早かったので余裕シャクシャクだったが・・・・・。
所が、好事魔が多しとはこのことか? 思えば先週の江之浦も尻すぼみ状態fだったが、マタマタ熱海でも・・・・。
日が沈み対岸のホテル街の照明の明るさが闇に映え出した頃から、結構強い風が右から左にビュー。 防寒着をしっかりと着込んでいたので、寒さはそんなに感じることはなかったが、この風でラインは大きく吹けてテトラに引っ掛かりそうになるし、底も取れない。 風を背に受ける側のテトラに移ったり、防波堤に移動したりして何とか結果を出そうと頑張ったが、トウトウ集中力も切れてStopFishing。

で、帰途に着いたその途中、江之浦も北風には余り強くはなさそうだが寄って見ようと思い立った。
江之浦には午後10時頃到着。 堤防には一組のカップルが活き餌でアオリを狙っているだけ。 先週と同じ右側が空いているので、入れさせて貰って、期待のキャスティング開始。 斜め右にキャストするとフォローの風に乗って、かなり飛んで行くのが判る
ガツン。 シャクるロッドが大きく曲がって止まる。 来たか!!!
 
期待に旨脹らませ暫く様子を見るがロッドには生命体の反応が伝わって来ない。
クソー!!! 根掛りだ!!!
ラインを引っ張って、プツン。 エギ、ロスト。
これが、三隣亡の始まり。
エギを結び直して、はいキャスト。 シャクリ。 ガツツン。 根掛り。
ラインを手に巻き付けてグッと引っ張ると、今度はラインとリーダーの結び目の所からプツン。
ヘッド・ランプの光を頼りにシステムの組み直し。 歳相応に目も遠くなっているのでこれが難儀。 それでもやっとの思いで組み直しが終わりエギを結んで、キャスト。 着底を待ってシャクルと、恐らく、ラインがテトラに触れて疵が入っていたのだろう、殆どショックも無いままラインの高切れ。
マタマタ、システムの組み直し。
そして、はい、キャスト。 カツン。 軽いショックが手許に来た。 「なんだろう」原因が判らない。 回収してもう一度キャスト。 同じ様にカツンとショック。
アレーッ。 リールのスプールが空っぽ・・・!!!!。
高切れしたのでラインの長さが極端に短くなっていたのだろう。 手許が暗いのでそんな所までチェックはしなかったが・・・・。
予備のリールを車にまで取りに行って、リール交換し、気を取り直してシステムを組み直して、はいキャスト。
今度は根掛り。 そして高切れ。
ア?ッ、マッタク?!!!!。
ラインが高切れするのと同時に、とうとうブチキレタ。 ヤッテランナイヤと云うことで午前2時頃にStopFishing。

2005年 アオリイカ釣行記(23)

2005年

潮回り:中潮  場所:江之浦港  釣果:400gX1 350gX2 同行者:ナシ

熱海方面では数が出ていると云うニュースがネットに出ている。 大いに興味をそそられたがポイントまで明記してあるので、釣り人は多いだろう。

途中の江之浦が駄目なら熱海に転戦しようと夜8:30に出発。 江之浦には10:00頃到着。 防波堤には海に向かって左に人影が一人見えるのみ。 日曜日のこの時間になると流石に人は少ない。

防波堤先端右側に釣り座を構えようと先行者に挨拶すると、「どうぞ、どうぞ」と流していた仕掛けを回収して、小生のキャスティング・スペースを空けて呉れた。

気持ちの良い釣りが出来そうだ。

前回、熱海に行った時は人の3m程直ぐ傍に、何の挨拶も無くドンドンと入釣して来るのに嫌気が差したが、皆こうあいりたいもんだネ。 準備をしながら色々と話を聞くと、ついさっきまで結構な釣り人がいたとのことで、テトラ側では子供連れが6杯上げたとの情報。

1時間ほどした所で、ラインにモゾモゾと何か触っている感触が伝わって来るが合わせるタイミングが掴めず、次のシャクリでガツン。 「乗った」と思わず声に出すと、自分は未だ上げていないのにも拘らず、隣人はその声を聴き付けて自分の玉網をスルスルと伸ばして、取り込みまでして呉れた。
気持ちの良い隣人、幸先の良いスタート。
その隣人が引き上げた後、丁度日付が変わる頃に、良い引きを味あわせて呉れた1杯。 午前1時頃に1杯追加。 この調子で行くと絶好調とまでは行かないが、1時間に1杯の割合。 5?6杯はゲット出来るだろうと取らぬ狸の皮算用をしたら駄目なんだネ?。 満潮の上げ止まりの3時頃から、気温が下がりだして寒さが堪えて来たころから、気配が消えてしまった。 他からラン&ガンして来た若者4人グループもいつの間にか撤収している。
丁度そんな時、ラインがガイドに絡まっているのに気が付かずキャスティング。 軽いショックを残してエギは暗い海へ旅立ったのを期に、午前3:30StopFishing。
5時には家で床に入っていた。
そろそろ夜釣りには、防寒着の用意をしておく必要がありそう。

2005年 アオリイカ釣行記(22)

2005年

潮回り:中潮  場所:森戸海岸  釣果:450gX1 300gX1 同行者:I氏

写真の1杯は同行のI氏の釣果

「秋は数釣り、春は型」と云われて毎回期待に胸膨らませて釣行しているが、数は出ないし型も小さく、何となくフラストレーションが滓の様に溜まって来ていた。そこで、「堤防や岸壁が駄目でも、ボートならば何とかなるだろう」とマタマタ安易な考えを巡らし、今回は初のボート・エギングをやって見た。

実は、エギングを始めて直ぐに釣り仲間のT氏を誘って釣行したことがあったが、見事にボーズを喰らいエギングに対する興味を失わせる結果となり、以来単独での釣行をしていたのだが、今回はI氏を誘い出すことにした。思い付きで釣行日前日に電話をすると、I氏は見事に乗って来た。アオリもこんな具合に乗せられれば良いのだが・・・・。

I氏には5時半に拙宅に来て貰い、小生の車に乗り換えてボート屋の葉山釣具センターに急行。このボート屋は\500アップでポイントまで引っ張って呉れるので有難い。エンジンつきのボートに7?8艘の手漕ぎボートが連結されて、いざ出発。
裕次郎灯台を越えて岩礁地帯の南側のポイント付近で連結を切り離されて、各ボートが思い思いのポイントに散らばって行く。こちらは始めての場所故ポイント等分かる筈もなく、ボート屋に書いて貰ったポイント図を頼りに投錨して、いよいよ期待のStartFishing。

周囲のボートを見渡して見ると、オアリよりも最近好調なカワハギ狙いが多い様に思える。それでも2艘位はアオリ狙いの様子なので、じっと観察するが上げている雰囲気は全く見えない。こちらにしても岩礁地帯に近付き過ぎたためか思ったより水深がなく、エギに付いて来るのは海草の切れ端のみ。浅場が駄目なら深場だろうと考え、岩礁帯南側沖目に出ようとしたが、ボートが何艘も入っているので無理。岩礁地帯の北側の深場を探ることにして、イケスの角に近い所で投錨した。

堤防や岸壁からだと風や潮でラインが吹けたりエギが流されることはあっても、自分が立っている支点は当然動く筈がない。ボートの場合は風や潮でにボートそのものが流され、錨を中心にして結構大きく動き回る。釣り難いったらありゃしない。これじゃピン・ポイントを狙うことは全く考えられないし、ラインの動きで魚信を取ることも出来ない。
と云い訳を考えつつキャスティングを繰返していると、ガツンと来た。真っ青な海から浮かんで来たのは紛れもなく待ちに待ったアオリ。
「Iさん、来たヨ。来た!!」と声を掛け取り込むとまぁまぁのサイズ。これ以前から集中力の切れ掛かっていたI氏も気を取り直しキャスティングするが駄目。何とかあの引きを味わって貰いたいと考えて釣り座を入れ替わった見たがそれも駄目。
昼頃になってイケスの深場に向かってキャストしシャクルと何やらラインにムズムズとした感触。合わせて見ると蝕腕一本でアオリがあがって来た。久し振りのアオリ、しかも蝕腕一本。バラシてはならじと慌てて玉網で掬うと、プッシュー。やられた!! リールから右腕に掛けて墨を掛けられた。
同時に、I氏も「来た!!!」
シャクらずにずる引きをしていると、ジワーッと重くなった魚信だったとのこと。やっとアオリが回遊して来たかと期待し直してキャスティングにも力を込めたが、地合はこの一瞬だけで、元の木阿弥。
沖上がりの2時半頃に、道具を片付けてStopFishing。

今回は、初のボート・エギング、初の釣り場であったが始めてエギングをしたI氏にも何とか一杯出たので「良し」としたい所だが、安くはないボート代を払った結果としては、満足出来るものじゃない。
「秋は数釣り」は何処に行ったんじゃい!!!!