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2017年釣行記(68) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:10月27日(金)
潮回り:小潮(↑)

場 所:YNGSM
釣 果:セイゴ x 1
同行者:単独、(YTさん)

台風21号の影響が残っているかも知れないと思いながらもYNGSMメッキを狙う積りになって準備を始めた所で、念のためにライブカメラで状況をチェックしてみると、釣り場にしている場所付近の海は、黄土色に濁っているのが、ハッキリと写っている。
これではとても釣りは無理だろうと諦め、FRYでアジングをする積りになっている所に、湘南の達人YTさんから、石積みから東は問題ないでしょうと連絡があり、当初の予定通りYNGSMメッキを狙うことに。

10月も下旬に入り、この時期の日の出時刻は6:00丁度。であれば、5:00少し前に自宅を出れば、丁度、日の出時刻からキャスティングを始められると思って、床に入ったのは良かったが・・・・。ふと気が付くと、部屋の中が薄っすらと明るくなっている。
驚いて時計を確認すると、何と5:45。
釣りに行く場合は、例え目覚まし時刻をセットしていても、それよりも少し早目に目が覚めてしまうのが、常なのに・・・・。

前日に準備をしていたので直ぐに飛び出すことは出来たが、それでも予定よりも1時間以上も遅い6:00頃の出発で、釣り場到着は7:00過ぎ。
駐車スペースには既に3~4台程の車がとまっている。釣り場は広いので、先行者が多少入っていても、場所に困ることはないが、はやり出遅れ感は残る。

急いでウェーダーを穿き突堤に向かいながら、釣り場の様子を見ると、井桁付近では、真っ茶色の水がガンガンと流れ込んでいて、とても竿を出す気にはなれない。そこで、井桁は見送ることにして、その先の俯瞰ポイントから石積みをチェックした所、YTさんの云う通り石積みから東側には濁りが回っておらず、波も高くない。
アングラーの姿は石積みの第三ブロックには何人か見えるが、第一ブロックには誰も入っていない。

そこで、今回は、石積みの先端から東に向かってチェックし、井桁には最後に入るプランでメッキを探すことに。

昨年はショートカット出来たワンドには海水が入っているので、大きく迂回をして、石積みに乗り先端に向かった。所が、驚いたことに、巨岩の配置が大きく変わってしまっている。
人の背丈ほどもある巨岩を、重機を使って丁寧に並べた筈の突堤だが、幾つもの岩が掘り起こされて、あちらこちらにゴロゴロと転がっている。良い釣り座となっていた先端のテトラも綺麗になくなっており、ワンドの中に割れた状態で海水に没している。

自然の破壊力の凄さを感じながら、手頃な岩に乗ってSoare XTUNE S709ULTD-Contactの組み合わせでキャスティングを始めたのは7:30頃。
風はフォローになる北風で、波もなく、濁りも入っておらず、海面にはダツがザワザワと描く波紋が広がり、ボラがあちらこちらでジャンプを繰り返し、前々回とは様変わりで生命感が溢れていて、否が応でも期待が膨らんで来る。

所が、一向に魚からのコンタクトが感じられない。
海面を騒がしているダツがあれ程居るのに、そのダツさえもアタッて来ない。
少しづつ場所を移動し、ルアーを替え等々してメッキを探したが梨の礫
40分程で第一ブロックのチェックを終わってしまった。
元に戻ってもう一度同じコースをチェックすることも考えたが、可能性がありそうにもないので、第二ブロックに移動。

この日最初の獲物は8:30頃のセイゴ
メッキ狙いで来ている以上、外道なのだが、この日初めての魚の感触だったので、これはこれで正直の所嬉しく思い、メッキが駄目ならセイゴに遊んで貰おうと考えた。しかし、これはアングラーの身勝手な思いで、セイゴにはセイゴの都合があると云うもので、その後は、又々音沙汰なし

そして、何処かにいる筈だとメッキセイゴを求めて放浪を開始。

9:30頃だったと思うが、第二ブロックの中央付近で、コンとコンタクトがあって、この日2度目の魚が掛かった感触に、喜んでリーリングを始めると、海中で白く輝く魚体が見えた。
今度はメッキだろうと思った次の瞬間、その主は海面を割ってジャンプし身を翻して、見事に針を外して海に帰って行ってしまった。そして、同じコースを通して、同じ様にアタリを合わせ、同じ様にジャンプ一番針を外されてを繰り返したのが、この日のハイライト。

その後は、右腕が疲れるのも厭わずルアーを動かし続けたが、メッキセイゴも、税金のダツさえも見向きもしてくれない状況で、早々に第二ブロックを諦めて第三ブロックに移動することにした。
実釣開始後1時間半程しか経っていないのに、もう、半ば以上厭になりながら第三ブロックに向かっていると、前方からニコニコ顔のYTさんが陣中見舞いに来てくれた。
未だこの日の予定コースの半分程しかチェックしておらず、第三ブロックやその東のサーフが残っているとは云え、余りにもメッキからのコンタクトがないことに嫌気が差して来ていたので、YTさんが顔を出してくれたのは、ことの他嬉しかった。

YTさんの助言を聞き、時にはYTさんにキャスティングをして貰ったりもしたが、はやり魚からのコンタクトはないまゝ。

11:00前、YTさんが引き揚げて行き、小生は一人残ってチェックを続けたがこれも無駄な努力になってしまい、濁りの入っている東のサーフをチェックする気も失せてしまい、帰る途中の井桁に移動することに。

流れ込みに近い井桁付近は、朝、見た時と変わらず一面に黄土色の濁りが広がっていて、とても釣りをする雰囲気ではなく、躊躇するものがあったが、海鵜が数羽浮いており、海面には所々波紋があるので、メッキではないにしろ魚は居そう。

『万が一』ってこともあると念のために数投キャスティングをしてみたが、これも見事に空振りに終わってしまい、11:30頃StopFishingとしてスゴスゴと引き揚げて来た。

2017年釣行記(67) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:10月24日(火)
潮回り:中潮(↑↓)

場 所:FRY
釣 果:アジ x 10、セイゴ x 1、カマス x 2
同行者:単独

定例釣行日の日曜日、月曜日は台風21号の影響で雨風が酷くてとても出掛ける訳には行かず、火曜日のこの日は久し振りに孤島方面に行く積りになっていた。所が、もう一つスッキリとした天候ではなさそう。孤島方面では、どうしても徹夜にならざるを得ず、雨に打たれ風に吹かれて寒い夜を過ごすのは、真夏ならいざ知らず、この季節になっては如何にも辛過ぎる。

孤島方面でなければ、何処にするか?
色々と考えていて、ふとFRYを思い出した。ここは、自宅から12km程の近さにある釣り場で、何年か前にメバルが釣れるとの情報があった際、一度だけ様子を見に行ったことがある。その時は竿も出さずに場所の確認や駐車場の状況をチェックしただけで、その後は、どう云う訳か、気が向くこともなく行くこともなかった。
しかし、徹夜が前提となる孤島方面の代わりにアジングが出来る釣り場を探していたこともあって、駄目元でFRYに行ってみることにした。

初めて竿を出す釣り場なので、改めて様子もチェックする必要がある。そこで、少し早目の15:00頃に自宅を出発。FRYの駐車場には、15:30頃到着。
車から道具を出して釣り場の岸壁に行く準備をしている所に、丁度、釣り道具を手に釣り場に向かうアングラーが通り掛かったので、そのアングラーの後を追う様にして歩き始めた。
所が、そのアングラーは右に曲がるべき所を突っ切って真っ直ぐに歩いて行くではないか。
アレッと思ったが、彼の出で立ちや向かっている方向からみても、釣り場に行くことは間違えない筈
そのまゝ後を付いて行くと、BINGO!!
そのルートは岸壁への近道で、しかもネット情報によると人気の第一曲がり角の直ぐ近くに出ることが解ってラッキー!!
図らずも小生を先導することになったそのアングラーは、近道ルートの出口付近に釣り座を構える様子。小生は、彼を横目に第一曲がり角から先に行ってみようとその角を曲がったが、その途端、思いの外強い風が正面から吹いて来ていてビックリ。この風は、ロッドを出す方向からすると真横からになるので軽いJHではどうしようもない。

そこで、即座にその方向は諦めて、少し広めに空いていた第一曲がり角の手前に釣り座を構えることにした。ここであればフォローの風になる筈だが、残念ながら、風は斜め左後ろから吹き付けて来ている。これは、曲がり角の角度が90度でなくて110度位と浅かったことがその原因で、もう少し近道ルートの出口付近に寄った所であれば、風は背後の樹木に遮られることになるので、釣りはし易くなる筈。
とは云え、始めて来る釣り場だけに、ポイントと云われている第一曲がり角付近を外したくはないと、そのまま両隣の先行者に挨拶をして釣りを始めることに。

すると、その直後。右隣りのお年寄りのロッドがグングンと曲がって、サビキには21~22cm位のアジ様が2匹付いていて、やっと来たヨとニコニコ。そして、それから間もなく、今度は左隣の若者のサビキにもアジ様が掛かっているのを目撃。
今回も場合によってはタチウオを狙おうとEarly+81Mも持ち込んだが、左右の先行者が竿下でアジ様をゲットしている現場を見てしまったからには、先ずはアジング・ファーストと8320#1B1.2gのJHでキャスティングを開始。
しかし、左後ろからの風と右に流れる潮で、アッと云う間に流されてしまって、どうしようもない。1.5g1.8gとJHを重くしても状況は変わらず、着底も覚束ない。

16:30頃、左側の若者とお祭りになることを覚悟に、ほゞ真横に近い方向にキャスト。風と潮に流されて正面にまでJHが来た時、モゾモゾとした違和感を感じたので、魚からのコンタクトとは確信のないまゝ聞き合わせを入れた所、グングンとロッドを引き込む生命体の動きがあって、海面に姿を見せたのは紛れもないアジ様
初めての場所で初めてのアジ様をゲット!と喜んだ途端、ポロリ。

結果は残念だが、アジングでも何とかなりそうなことが解って一安心。
しかし、強い風と早い潮の流れに翻弄されて、二進も三進も行かない。そんな状況でも、右隣りのお年寄りは、正に入れ喰い状態で、1本のロッドに掛かったアジ様を針から外している間に、もう1本のロッドがお辞儀をしている始末。

アジ様が近くに寄っていることは確かなので、風が強いからと云って、ここで諦める訳には行かない。
これまでは、流されたJHが右隣りのお年寄りとお祭りをしない様に、少し早目に回収していたが、ギリギリまで流すと、チクッと待望のアタリがあって、この日の最初のアジ様をゲット。
18:30頃のことで、サイズは22cmと陸っパリでは良型と云っても良いだろう。

この1匹を皮切りにポツポツとアタリが出せる様になって、20:00頃にはツ抜け達成。
しかし、下げ潮が利き始めた20:30頃になると、潮の流れがピタリとなくなり、それと共にアジ様からのコンタクトも皆無状態に陥ってしまった。
それでも、潮が動き始めればアジ様も回って来る筈と期待して、キャスティングを継続。
すると22:00頃、コンとハッキリとしたアタリ。それまで全く音沙汰のない静かな状態が続いていたので、突然のことにビックリしたが、右手が勝手に動いて反射的な合わせが決まった。すると次の瞬間には、ジーッジーッとドラグを鳴らして走る強い引き。引き具合から、てっきりシーバスだと思ったが、何度かのやり取りの後海面に姿を現したのはカマス。これは流石に抜き揚げることは出来ないので、近くのアングラーに玉網を借りて掬い獲った所、体長が40cmもある丸々と太った良型。

その後はセイゴが1匹来ただけで、音沙汰なしの状態が続いた上に立ちっ放しの釣りで疲れも溜まって来ていたので、引き揚げる準備に掛かりながら、未練のキャスティングを続けていると、又々、コンと同サイズのカマス
このカマスも玉網を借りて掬い獲って、23:30頃StopFishingとした。

FRYは近くにありながら、これまで1度も竿を出したことがなかったのは、正に食わず嫌いの結果だったことを反省。これからはもっと頻繁に通って見ようと思った次第。

2017年釣行記(66) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:10月18日(水)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 1、セイゴ x 多数、ソゲ x 1、キス x 2
同行者:単独、(Dr.TJさん)

前回のYNGSMでの2017年・メッキシーズンの幕開け戦は見事に空振りに終わってしまい、偶然釣り場で会ったAKWさんキス釣りでお茶を濁して帰って来た。そのリベンジを果たそうと機会を窺っていたが、生憎、秋雨前線が居座っていて今週も水曜日以外は雨。そして、久し振りに太陽が顔を出す水曜日は北風が吹く予報。

と云う訳で、メッキを狙ってYNGSMに行くことしたが、今年はまだメッキについての良い情報がないので、返り討ちに会う公算が大きい。が、こればかりは行ってみなければ判らないと、4:30頃、自宅を出発。
途中、渋滞もなく信号の巡りもことの他良くて信号待ちは数える程順調で、釣り場の駐車場には5:30過ぎに到着。
降り続いていた雨でぬかるんだ駐車場をゆっくりと奥に進んでいると、見覚えのある黒塗りのワゴンが目に入って来て、その車の主が、ロッドを手に釣り場に向かう所。
アレッ、ひょっとして・・・・・
まだ薄暗く、目が利かないので確信はなかったが、声を掛けてみるとビンゴで、久し振りに顔を見るDr.TJさん。帰宅後、日記を見返すと2015年12月以来になるので、ほゞ2年振りの再会。
支度を終え釣り場に向かうばかりになっていたDr.TJさんに、暫く待ってもらい、急いでウェーダーを穿き・・・・。

二人並んで歩きながら海の様子を見ると、北風の予報だったので全く気にしていなかったが、意外にもウネリが大きいのにビックリ。

当初から、今回は石積みは捨てて井桁からサーフ、そして導流堤をチェックする予定だったので、何とか釣りは出来そうだが、台風21号の影響が早くも出ているのだろうか?

6:00少し前、予定通り先ず井桁に乗ってSoare XTUNE S709ULTD-Contactの組み合わせでキャスティングを始めたが、時折、ウネリの余波が、足許を洗って行くのでウェーダーを穿いているとは云え、油断が出来ない。波の様子を横目で見ながらのキャスティングになるが、海には全く生命感がなくアタッて来る気配がない。

早々に井桁を諦めて、サーフに転戦。
小生は余り得意ではないが、サーフも得手にしているDr.TJさんの釣りを参考にさせて貰う積りで、Dr.TJさんから10m程離れた位置で開始。
すると、時折、ググッと反応がある。
来た!!
合わせを入れ、ロッドに重さを感じながらリーリングを開始すると、フッと軽くなってバラシ。
こんなことを何回か繰り返して、やっとものにしたのは20cm程のセイゴメッキ狙いなので外道だが、魚の反応があるだけも、楽しい!!

6:30頃、同じ様なアタリだったが、バラスことなく手にしたのが、17~18cmのこの魚。
小生が釣ったのは初めてのことだが、Dr.TJさんによると魚はコバンアジと称し、メッキの仲間の一つとのこと。
と云う訳で、何とか2017年の開幕となった次第。

小生がコバンアジを掛けてから間もなく、Dr.TJさんが20cm程のギンガメを掛け、その後程なくして2匹目のギンガメをものにしているのを目撃。やっとメッキが寄って来たかと意を強くしてキャスティングを続けたものゝ、掛けてもバラしてしまうことの連続。
そこで、海の様子を観察した所、立ち位置から7m程離れた付近の海面がザワザワとしている。丁度、波が崩れるブレイク付近で、魚は浮いているのでは・・・と考え、D-CONTACTから滅多に出すことのないフローティング・ミノーのSUGAR MINNOW SLIM-Fにルアーを変更。するとルアーが着水と同時にググッとアタリがあって、フックアウトすることなく20cm程のセイゴをゲット。
このSUGAR MINNOWに替えたのが大正解。Dr.TJさんフローティングが良い旨を伝えた所、彼はフローティングの持ち合わせがないのでサスペンドに替え、それから暫くの間は二人して殆ど入れ掛かり状態で、割り切ってしまえばこれはこれで楽しい。とは云え、やはりメッキ狙いで来ている以上、何とかメッキを獲りたい。

その後、セイゴの群れも去って行きアタリがなくなったので、導流堤をチェックするために移動。
ウェーダーを穿いて足許の柔らかいサーフを歩くのは、幾ら運動の一環だと自身に云い聞かせても、やはり辛いものがある。それでも、ひょっとしたらメッキが遊んでくれるかもと根拠のない淡い期待を胸に、何とか辿り着いたが、大潮の下げと川の流れが重なって流れが早過ぎて、とても釣りになりそうもない。小生はキャストすることもなく引き返して来た。

8:15頃、引き返しながらキャスティングをしていると、ゴン。
また、セイゴだろうと思いながらリーリングしていると、盛り上がった波間に見えた魚体の色が茶色く見える。
で、揚げたのは、23cm程のソゲ

そうこうする内に干潮時刻に近くなって、セイゴのアタリも遠くなったので、井桁に戻ってキス釣りで時間潰しをすることに。

10:30を回り、ソロソロ上げ潮が効き始めた頃、一足早くDr.TJはサーフに戻り、小生も追い掛ける様にしてサーフに入ったが、朝方程のアタリもなく、疲れも出て来ていたので、11:30頃に一足早くStopFishingとした。

残ったDr.TJさんは、13:00頃まで粘って2匹を追加し、本命のメッキを都合4匹獲ったとのこと。
小生も、若ければもう少し粘って・・・・と思うが、やはりこの歳では午前中で上がるのが丁度良いのかも・・・・・。

2017年釣行記(65) – TC&AJ

2017年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月12日(木)
潮回り:小潮(↑)

場 所:UMB-FP
釣 果:アジ x 1、カサゴ x 1、ムツ x 1

同行者:単独、(REDさん)

徹夜明けの釣りから中一日置いての釣りは、身体的には辛いものがあるが、翌日の金曜日は生憎の雨模様。と云う訳で、一日前倒しをして何とかタチウオをものにしてやろうUMB-FPに行くことにした。

15:00頃、自宅を出発。現地駐車場には予定通り日没時刻の1時間程前の16:15頃に到着。
道具を両手に釣り場の岸壁を歩きながら様子を観ると、流石に平日の夕方のためかアングラーの数が少なめで、釣り座の間隔がゆったりと広くになっている。
そのまゝ奥に向かって進んで好きな第2街灯付近をチェックすると、街灯の直ぐ手前には若者アングラーが居るが、その奥には一人が入るだけの充分なスペースがある。この場所は、以前タチウオの情報を色々と教えて呉れた若者によれば、タチウオ狙いでは最高のポイントとのこと。であれば、迷う必要はない。これはラッキーとばかりにその場所に道具を降ろして釣り座を確保し、釣りの準備に入った。

今回は本命をタチウオ、保険をアジ様としてので、持ち込んだロッドはEarly+81MSoare改の2本。その内のEarly+81M20gのメタルジグを組み合わせて16:40頃にStartFishing

地元のオッチャンが投げサビキでアジ様を揚げているのを横目で見ながらキャスティングをしていると、見覚えのある赤いウィンドブレーカーを着た小柄な若者が近付いて来るのが目に入って来た。タチウオ狙いではここが最高のポイントだと教えてくれた若者で2週間振りの再会。実は、UMB-FPタチウオを狙おうと決めた時から、ひょっとしたらまた会えるかも知れないと期待していたので、やはり来てくれたと気持ちが通じ合った様に思えて正直嬉しかった(この若者には、これで都合3回隣り合って釣りをしたのだが、名前を訊きそびれてしまったので、取り敢えず、REDさんと呼ばせて貰うことにする)。

17:00を回って日没時刻間際になってREDさんと並んでワインディングを開始。シャクリながら最近の様子を訊ねると
タチウオは下降気味だが、それでも1本位は出るでしょう!!
とのこと。
彼が云う通り1本しか出ないのなら、小生の方に来て欲しい
とガツン、ギュイーンと来るタチウオの強烈なアタリを期待しながら、ワインディングを続けて暫く経った頃。ロッドを煽った瞬間にガツン。
来た!!
と思った次の瞬間にはロッドは軽くなって、生命体の反応も感じられない。
REDさんはよれば中層を攻めているのでタチウオのアタリだとのこと。しかし、その時は殊更にゆっくりとしたアクションを付けていたので、徐々にJHのレンジが下がってしまった結果、根を掠ったものでタチウオからのコンタクトではない様に感じるのだが・・・・

その後、REDさんの悔しそうな声が聞こえて来た。アタリがあったのに外したらしい。

タチウオからのコンタクトは、小生にもREDさんにもこれだけで、それ以外には全く変化がない。
前回来た時は、海面に夥しく浮かんでいた電気浮子も、この夜は心なしか少なくなっている様に見える。この日、釣り場がそれ程混んでいないのは、平日の夕方ばかりが理由ではなく、やはり、タチウオの釣果が減って来ているのが大きな理由かも知れない。

そんなことを考えながら、ワインディングのピッチを変え、ワームのタイプ、JHの重さ等を替えて何とかタチウオの気を引こうとしたが、一向に効果なく時計は18:00を回ってタチウオ・ゴールデンタイムの終了。

夜になるとタチウオは活餌には来ても、ワームには殆ど興味を示さなくなるのが最近の傾向なのでワインディングで釣果を揚げるのは難しいと、REDさんは早々に帰り支度を始める始末。

18:30頃、タチウオを諦めてアジングに変更。
REDさんもアジングに興味があり、先週は西伊豆まで遠征してアジングをやったが空振りに終わったとのこと。そんなREDさんに、UMB-FPでもアジングが出来ることを見せることが出来ればと思ったのも、もう一つの理由。

すると、その一投目のこと。
こんなに直ぐに結果が出ると思わなかったが、モゾとした比較的ハッキリとしたアタリに、反射的に合わせをいれた所、23cm程の良型のアジ様

このアジ様を見届けてREDさんは引き揚げて行き、小生は暫くアジングに精を出すことに。しかし、この日は、強目の風がグルグルと方向が変わって、釣り難くて仕方がない。
結局、カサゴムツを獲ったものゝ、アジ様は最初の1匹のみ。

21:00近くになって、再度、ワインディングに替えたが、この日は電気浮子が引っ張り込まれることもなく、気持ちも切れて、21:20頃、StopFishingとした。

2017年釣行記(64) – AJ&TC

2017年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月9日(月)~10日(火)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 9、カサゴ x 12

同行者:FKGW女史、(KKCさん)

月曜は体育の日で祝日だが、夜は南寄りの風が2m前後なので孤島にしろ孤島’にしろアジングには好条件。時期的にも出る可能性が高くなって来ているタチウオを狙うには孤島の方が良さそう。と云っても、最近の孤島は平日であっても厭と云う程混んでおり、この点を考えると、南寄りの風であることも手伝って、孤島ではなく孤島’に軍配が上がる。
FKGW女史も、混雑は避けたいので孤島’に行くとのこと。

と云う訳で孤島’に行くことにして、駐車場には15:10頃到着。
車から道具を降ろしている所に、見覚えのある八王子ナンバーの車が入って来て、YGWさんNGHMさんが到着。YGWさんには孤島に行こうと誘われたが、FKGW女史との約束があり、何よりも混雑を避けたいのでとお断りして、予定通り孤島’に向けて出発。

孤島’の岸壁には餌釣りの若者が1人、黒鯛師が2人のみ。遠くに見える孤島には、目の悪い小生にははっきりとは見えないまでも、10人前後は入っている模様で、孤島’を選んで良かったと一安心。海の様子も、前回の孤島では黄土色の濁りが強く入っていたが、今回はその濁りも取れ、南寄りの風は予報通り弱く背後から吹いて来ていて、全ての条件は前回よりはかなり良さそう。

今回持ち込んだロッドはワインド用のEarly+81M、アジング用の8326#1B8320#1Bの3本。
最初はEarly+81M20gのメタルジグの組み合わせで、1時間程遅れる筈のFKGW女史の登場までは周囲をチェックしようとプチ移動を繰り返しながらキャスティングを続けたが、予想通り全く異常なく終了。

17:00頃、FKGW女史が登場。彼女は第一出っ張り、小生は第三出っ張りに釣り座を構えてアジングのスタート。
8326#1Bには1.2g8320#1Bには1gのJHを組み合わせて、先発は8320#1Bをチョイス。

この日のファーストフィッシュが来たのは17:30頃。

日没時刻前の未だ明るい時間帯のことで幸先が良いと云えるが、前回の孤島’では、暗くなってからはガックリとペースが落ちてしまったので、明るい内に稼いでおかなければと集中したものの、後続がない。

18:00頃、アングラーが1人登場。暗くて顔が見えなかったが、声を掛けて来たのは久し振りに会うKKCさん。夜勤明けだが寝ずにやって来たとのこと。
KKCさん第3Vゾーン付近に釣り座を構え、この夜は3人で夜を明かすことに決定。

海・風の条件は悪くはないのに、アジ様からのコンタクトは、相変わらず少ない。いつもはコンスタントにドラグ音を鳴らしているFKGW女史のペースも一向に上がって来ない。小生が若干斜め右に向いて座っているために様子は見えないが、左隣のKKCさんもアタリがないと悩んでいる様子がありありと伝わって来て、釣り場には重苦しい雰囲気が広がっていた。

それでも20:00頃までは、忘れた頃に来る交通事故の様なアタリはあったが、20:00を回ると手の打ち様がない程の状況になり、小生は完全にお手上げ。

右手方向のFKGW女史は、そんな状況でもたまにロッドを曲げている様子が、闇を通して見える。
そんな様子に触発されて、何とかしなければと、これまで以上に集中したが、たまに来るアタリを拾うのが精一杯の所。しかも、そのアタリは完全に単発で、2度、3度と連続して来るものは皆無。気分を変えるために、藁にもすがる気持ちでワインディングをしても、タチウオからのコンタクトもなく、修行状態。

結局、この日は2桁にも及ばない9匹の貧果で5:00頃にStopFishingとして、ガックリと肩を落とし引き揚げて来た次第。

孤島に行っていたYGWさんによれば、アングラーは16人も入っていて肩が触れ合う程の混雑状態だったとのこと。又、タチウオのアタリは5回。内、獲ったのは3.5Fが1本だった由。
これを聞くと、待望のタチウオが獲れるにしても、満足にキャストすることも出来ない程の混み具合は、やはり願い下げで、孤島’にして良かったと思うが、結果が全く伴わなかったので、どっちもどっちと云った所。

所で、今回の結果は、FKGW女史は30匹前後、KKCさんに至っては40匹前後と2桁に届かなかった小生とは雲泥の差
小生であれば、30匹は大漁の部類だし、40匹を超えることなど夢のまた夢。にも拘わらず、この二人はアタリがなかった云々と盛んに不満を口にしていた。
特にKKCさんなどは、アタリがないと嘆いていたし、場所替えもしていたので、てっきり、小生と同じ状況なのかと思っていた。所が、改めて訊ねると40匹超とのこと。これだけの釣果を出しながら、アタリがなかったとはどう云うことか良くよく聞いて見た所、目標の50匹には届きそうもないのでアタリがないと云っていた由。
FKGW女史にしても同じ様なもので、50匹超の釣果を常態としているアングラーにとっては、それに届かない状況は、やはり厳しく感じるものらしい。

しかし、こんなやり取りをしている最中にKKCさんが云っていた一言が印象的だった。
今日は、アジ様に無理やり口を使わせたみたいだった・・・

アジングをしていて、小生は、これまで一度もこんな感覚を持ったことがない。
つまり、小生のアジングは、基本的に、キャストしたワームを咥え込んでくれるアジ様をひたすら待つもので、アタリがない場合は、レンジを上げたり下げたり、JHの重さやワームの色などを替えたりする位のことをして、ご機嫌の良いアジ様の興味を引くべく工夫はしていた。
こうして、色々と工夫しても、喰い気のあるアジ様が回って来ることがなければ、こちらからそんなアジ様を探して場所を替えることも考えるべきだろう。しかし、その頃には疲れてしまっていて、実行に移すことは殆どなく、アジ様は留守だと諦めて、その後は惰性に任せてキャスティングを続けることが多かった。云い換えれば、アタリがなければ、そこにはアジ様が居ないと考え、活性の高いアジ様の回遊を待つだけのあなた任せアジングだと云える。

これに対して、KKCさんはご機嫌の良し悪しに関係なくアジ様が居ることを信じて、ご機嫌の悪いアジ様には何とか口を使わせる様に工夫していたのだろう。
7月頃から急激に上達したFKGW女史は、そんなことを彼女の口から聞いたことはないが、恐らくご機嫌の悪いアジ様が思わず口を使ってしまうコツを掴んだのではないだろうか?
と考えれば、3人並んでロッドを振った結果に、これ程の差が付く理由が解る気がする。

また、今回は、昔の自分に戻ってしまったと思う位にカサゴの釣果が多かった。これは、恐らくアジ様のアタリがないために、殊更にジックリとした釣りになり、ワームが底をベッタリと這う様になったしまった結果だろう。
以前、SGMRさんにこの点を指摘されて気を付けていたので、以来カサゴをこれ程まで掛けることはなくなっていた。しかし、状況が悪くなると、知らず知らずの内にヘラブナ釣りの癖が出て来てしまった様に思える。

次回は、この2点を念頭に挑んでみようと思う。

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