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2022年釣行記(20) – EG

2022年 Eging 釣行記

日 時:04月18日(月) 05:00~07:50
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:SMD-FKUR
釣 果:アオリイカ x 1(1.21kg)
同行者:YGWさん

土曜日の夜、久し振りにYGWさんから電話があって、月曜日の早朝エギングのお誘いを頂いた。
小生は、この所、MHR-KGNでのメバリング一辺倒だったのだが、貧果続きに嫌気が差していていたこともあって、この提案に飛び付いた。所が、電話を終えた直後にチェックした天気予報では、具合の悪いことに、早朝から昼前までは傘マークが並んでいて、一気に気持ちは急降下。
しかし、何とか雨は降らないで欲しいとの願いが通じたと見えて、翌日の日曜日になると傘マークも取れて\(^o^)/

日曜日の夜、道楽部屋で仮眠を取った後、日付が変わった25:10頃に自宅を出発。
待ち合わせ場所までは渋滞のメッカを何箇所か通過する道程だが、夜中の移動なので渋滞に巻き込まれることもなく、至極順調。しかも、信号に引っ掛かることも殆どなかったため、待ち合わせの場所には、約束の時刻である03:30の40分も前に着いてしまった。
程なくして、YGWさんが到着。早速、YGWさんの車に小生のタックル類を積み込んで、目的地に向かって出発。目的地までは約70kmだが、釣り談義に花を咲かせているとアッと云う間で、目的地到着は05:00少し前。

日の出時刻の05:08までは時間があって、まだ薄暗い中を道具を手に突堤に出てみると、思いの外、風が強目に吹いる。と云っても外海に向かっている限りは、背後からの北風になるので、まず問題はなさそう。しかし、空には黒っぽい雲が一面に広がっており、何となく不気味な雰囲気が漂っている。
先行者は、突堤の付け根付近と中央付近に夫々1名だけで、人気場所にも拘わらずガラガラ状態。

YGWさんは、突堤の付け根付近の内海側に釣座を構え、小生はYGWさんの勧めに従って、中央付近の先行者の少し手前で外海に向かって釣座を構えて準備に入った。

05:20頃、Sephia S806ML-Sのロッドに3.5号のエギの組み合わせで、キャスティングを開始。
強く吹いている追い風にエギが運ばれて行かない様に、注意しながら、手前の近場を中心に緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんの居場所を探ったが、コンタクトはない。沖目に着いているかも知れないと、探る範囲を広げてみたが、サッパリ。
そこで、エギをエギ王TRサーチの3号に替えて、ティップラン・エギングを試みてみたが、これにも返答がない。

その内、内海側を探っていたYGWさんも、アタリがなかったと見えて、小生の隣りに移動して来て、二人並んでキャスティングを繰り返した。しかし、ウンともスンとも返事がなく、いつものことなら、直ぐにでもアタッたよと声を上げる筈のYGWさんの声も聞こえない。小生にとっては魚探とも云える存在だが、声が聞かれない以上可愛娘ちゃは寄って来てはいないと見て良い。そこで、誰も居ない突堤の先端方向に移動して探したが、これも空振り。

06:00を回った頃、気が付くと先行者は居なくなっており、突堤はYGWさんと小生の二人の貸し切りに。
すると、YGWさんから、突堤の付け根付近に移動する様にとの助言。その助言に従って付け根付近に移動すると、やはり中央付近や先端付近には見られなかった墨跡が、幾つも残っていて期待充分。

そして、06:20頃。
ラインにもロッドのティップにも何も変化はなかったが、モゾモゾとした違和感が伝わって来た。海藻かも知れないと思いつゝ、エギにアクションを加える積りでシャクリをいれると、ガツン。
案の定、海藻だったかと半ば落胆しながらラインを張って様子を見ると、グイーン・グイーンとトルクの強い引きがあり、ロッドも2度3度とお辞儀をしている。
そこで、漸く可愛娘ちゃんであることを確信し、強い引きを楽しみながら、思わずYGWさんに向かって来たよ!!と、年甲斐もなく声を張り上げていた。
その声にギャフを持って駆け付けて呉れたYGWさんにギャフを掛けて貰って引き揚げたのはオスの良型。現場では1kgあるかないかのサイズだと思っていたが、自宅で検量すると1,210g。
1kgを超えるサイズとなると、身が硬くなるので、食すには少々大き過ぎる嫌いがある。食すのが目的であれば、1.2kgが1杯よりも600gが2杯の方が好ましいと小生は思っているのだが、それは贅沢と云うもので、2022年のエギング開幕戦としては、立派過ぎるもの。

この1杯に気を良くして、後続を狙ったが、コンタクトがあったのはそれっきりで、その内、霧雨が音もなく降り出して来て、気が付けばジャケットの背中はビッショリと濡れてしまう程。
空には灰色の雲が一面に隙間なく広がっており、遠くの山々も薄っすらと霞んでおり、直ぐに止みそうにもない。4月も中旬を過ぎた時期とは云え、このまゝ釣り続けて濡れそぼってしまうのは、風邪の元。しかも、コロナ・コロナで騒がしい世の中のことなので、単なる風邪であっても間違えて隔離されてしまう事態にもなりかねない。
君子危うきに近寄らずで、ここは大事を取って止める方が良いだろうと、釣りには絶好と云われている下げ3分の時間帯を目前にして、泣く泣くStopFishingとした。

今回は、3時間程しかない実釣時間だったが、小生は、ラッキーなことに何とか良型をゲット出来たのは最高の結果だった。しかし、一方では、一から十まで全てのお膳立てをして頂いたYGWさんにはアタリが1回あっただけとのこと。
願わくば、YGWさんにも釣果があれば、万々歳だったのに・・・。

2022年釣行記(03) – LEG&EG

2022年 Eging 釣行記

日 時:01月31日(月) 17:00~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

前日の30日に予報をチェックした所、31日の夕方から夜に掛けて、北寄りの風が1mとのこと。MHR-KGNメバルと遊ぶ条件としては、余り良くなかったが、この所、釣りから遠ざかり気味だったので、MHR-KGNに行く予定にしていた。所が、当日になって再度予報を確認すると、風力が2mに強くなっていた。2mの北風を正面から受けるのは、真冬のこの時期には辛い。
他の釣り場を探す一環で、SOFKZK方面をチェックしてみると、北西の風が1mで願ってもない条件。しかし、SOFKZKでは、前回、パーフェクト・ゲームを喰らう嫌な思いがある。だが、2週間も経っているので、ヤリイカも寄って来ている可能性が高いだろう。しかも、シーズンは2月一杯と短いので、行けるチャンスは逃せない。
と云う訳で、急遽、SOFKZKに行くことにした。

15:00過ぎに自宅を出発。道中渋滞もなく順調だったが、西湘バイパスに乗った所で、左前方に広がっている黒い雲の塊が目に入って来た。
その雲の下では雨が降っていそうな嫌な雰囲気が伝わって来るが、予報には傘マークはなかったし、黒い雲の塊の向こうの空は、晴れていて日も差しているので、降ることはないだろうとそのまゝ車を走らせた。すると、MNDR付近でアラレ混じりの雨が降り出し、やがてミゾレに変わり、その内、大粒の雨になってしまった。しかし、既に行程の2/3も来ており、前方の空は晴れていることもあって、兎に角、SOFKZKまで行くことにした。幸い、雨はATMを過ぎた辺りから上がったので、この点はラッキーだった。

現地の駐車場には17:25頃、到着。
駐車場には軽四のバンとワンボックスの2台が止まっていたが、ワンボックスには子供連れの家族がいたので、先行者は軽四の主だけだろう。となると、先ず、アブレル心配はなくなった。しかし、アングラーが少ないことは、釣れていないことの証かも知れないと別の不安が・・・。

道具を両手に急坂を下って、磯の入り口に到着したが、アングラーの姿は見えない。
そこで、一旦、お気に入りの腰掛岩付近に道具を下ろして、最先端の様子を見に行くと、やはり、そこには2人のアングラーの姿があり、沖には赤い電気ウキの灯りが見える。挨拶がてら様子を尋ねると、ヤリイカ狙いだが、まだアタリはないとのこと。

18:00頃、Sephia S806ML-Sのロッドに邪道エギのV1にササミを縛り付けてキャスティングを開始
風は北風が少々強目に吹き付けて来ているが、腰掛岩付近では背後の崖に遮られて、殆ど無風状態。時折、大きめのウネリが来るが、大潮の下げの時間帯なので、それ程気を使う必要もなさそう。

先ず、20カウントで様子を見、コンタクトがないので25カウント、30カウントと棚を深くしたり、扇状に探っても見たが、さっぱり音沙汰がない。これまでもそうだった様に、ヤリイカが寄って来ていれば、答えはそれ程間を置かずに出る筈なのだが、やはり寄って来ていないのかも知れない。

18:30を回った頃、先行者の二人が引き揚げて行き、磯は小生の貸し切り。これで回遊があれば、ウハウハなのだが、その様なことは夢のまた夢
そこで、折角空いた最先端部をチェックすることにしたが、やはり最先端部は遮る物がない吹き曝しなので、北風がまともで、しかも横風になるので、やり難い。しかし、そんな状況であっても、何か変化が感じられれば我慢も出来るが、まるで梨の礫状態では粘る気も起きず、元の腰掛岩付近に戻ろうとした19:00頃、二人連れのエギンガーが、こんばんは。隣りに入って良いですか?と気持ちの良い挨拶と共に登場。

この頃になっても、ヤリイカからのコンタクトは全くなかったので、ヤリイカ狙いを断念。まぐれであっても、ヤリイカよりも可能性があるアオリイカに狙いを変更して、腰掛岩に腰を下ろしてキャスティングを続けた。

しかし、相変わらず何も変化が感じられない。
そして、20:00頃、3人目のエギンガーが登場。このエギンガーは小生を見るなり、こんばんは。ご無沙汰しています!
こんばんは
と云うからには、以前何処かで会っている筈だが、暗い中、顔もよく見えず、小生はさっぱり思い出せない。すると、テニス肘になって右腕が使えないので、左手でベイト・リールを使っていたでしょうと云う。
釣り場でたまたま出会って交わした四方山話を、よくもこんなに正確に覚えているものだと感心したが、結局、小生は思い出せないまゝ。

それから1時間程、キャスティングを続けたが、イカ類からのコンタクトは全くなく、21:00頃になると、粘って千載一遇のチャンスを狙う気も失せてしまって、3人に別れを告げてStopFishingとした。

それにしても、この所、めっきり粘れなくなってしまった。体力的にはまだ余裕があっても、精神的に疲れが来ることが早くて、釣りを初めて30分もコンタクトがなければ、イヤになって来るし、1時間もその状態が続けば、引き揚げようか・・・・・。
以前ならば、もっと粘って何とかしようとしたものだったが、この日も往復で4~5時間も掛かる釣り場に行ったにも拘わらず、18:00から21:00までの3時間しか保たなかった。せめて行き来に要する時間位は、釣りをしたいと思うのだが。
この日、引き揚げようと3人の若者達に別れを告げると、エッ、もう止めるの・・・と云う雰囲気があったのだが、これからなのに・・・・って云うことなのだろう。

所で、3人目のエギンガーだが、帰宅後、過去ブログをチェックして、2月25日に一緒になった平塚の若者らしいことが分かった。
彼によれば、今年のヤリイカは全く駄目で、一晩やって型が見られるかどうかだとのこと。となると、前回、今回と2回連続してパーフェクト・ゲームを喰らったのも、頷けるが、何となく諦めきれない気持ちがあるのも事実。昨年は、2月に入ってから2回の釣行で、夫々6杯のヤリイカを掛けているので、もう一度位は遠征しても・・・・・と思っている。

2022年釣行記(02) – EG&MB

2022年 Eging Mebaring 釣行記

日 時:01月26日(水) 17:00~20:40
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:JGSM-HGS-IR
釣 果:ナシ
同行者:単独

前回の釣行以来、毎日の様に機会を伺っていたのだが、今年は天候の巡り合わせが悪くて、延び延びにしている内に、早くも1週間を過ぎてしまった。こんなにも間が空いてしまうと、釣りに出掛けること自体が億劫になってしまい、何もこの寒い中、好き好んで出掛けなくても・・・・・。
この日も、予報では北東の風が2m程吹くとのことだったので、この時期のホームであるMHR-KGNでのメバリングには少々厳しい。最近の小生は、ここで諦めてしまうのだが、この時は、北風に強い釣り場を探す気になって情報誌をパラパラと眺めていた。

その情報誌の中に、当然のことながら、人気釣り場のJGSMがあった。
JGSM方面は基本的に南に開いている磯である上、背後の北側には高い崖を背負っているので、北風には強い筈。しかし、首都圏内にある人気の高い釣り場なので、敬遠していたため、昨年、イカ狙いで何回か行ったことはあるだけ。確か、その時も、足繁く通って釣り場の一つに加え様と思った筈なのだが、、結局、通わず仕舞いだった。

と云うことで、先ずは状況偵察のために、兎に角、行ってみることにした。
情報誌には、JGSM方面ではメバルは至る所で狙えるとあり、しかも、HGS-IRは海が荒れた場合の逃げ場で、普段は余り入るアングラーは居ないとのことだったので、今回はメバルイカも狙えそうな狙えそうなHGSーIRをチェックすることにした。

15:00頃、自宅を出発し、現地の駐車場には16:30頃、到着。
バッカン、バケツ、ロッド・ケースを両手に磯の入り口に来た所で、HGS-IR方面を俯瞰すると、残念ながら2人のアングラーの姿が見える。ならば、NS-IRは?と、目を転じると、そこにも2人の先行者が入っている。人気の高い4JHNHNDNであれば、先行者が居るのは頷けるが、ウィークデイにも拘わらず、余りアングラーが入ることのない筈のHGS-IRNS-IRに先行者が居るとは思いもしなかったので、これには驚くと同時にガッカリ。

では、どうするか。HGS-IRとNS-IRの間に入るか・・・・?
と云っても、JGSMの磯を熟知している訳ではないので、間に掛り場があるかどうか、定かではない。磯のアップ・ダウンを乗り越えて行ってみて、掛かる場所がなければ、骨折り損のクタビレれ儲けになってしまう。と云う訳で、消え掛かった情報誌で得た知識を掘り返していると、HGS-IRのワンド側にも掛り場があった様な・・・・。
それが記憶違いで、入れなかったら、HGS-IRとNS-IRの中間、そこも駄目だったら、折角、ここまで来たのに残念だが、引き揚げよう。

激しいアップ・ダウンをエッチラオッチラ乗り越えてHGS-IRのワンド側に辿り着いたのは、駐車場を出てから約15分後のことで、真冬にも拘らず汗ビッショリ。
足許の岩を見ると、釣り人が入った痕跡が残っているので、記憶違いではなかった様だ。ポイントに立ってみると、右手には岩が海面から大きく顔を出していて、キャストする方向は若干制限されるが、穏やかな海面が広がっており、何とか釣りは出来そう。
そこで、HGS-IRの先行者に断って、このポイントに釣り座を構えることにした。

17:00頃、先ずは3.5号のシャロータイプのエギを結んでキャスティングを開始。予報では北東の風が2mとのことだったが、現場ではそれ程吹いている様には感じられず、寧ろ、磯道を歩いて来た身にはもの足らず、防寒着を脱いでしまった位。

イカが居れば直ぐに答えが出る筈だが、キャストできる範囲を扇状に探ってみても何も変化がない。
30分程、エギをキャストしたが音沙汰が無いので、メバルに狙いを替えてシンペンをキャストしたが、これにも反応がない。その後、何年か前にYTさんと足繁く通ったNGTBNで使っていた、フロートを使ったワーム・システムにしてみたが、これにも全く興味を示さない。
反応がないのは、場所的なものか、時間的なものか、初めての場所だけに全く見当がつかない。何かしら反応があれば、その反応を足掛かりに、色々と試すことも出来るのだが、何をどうして良いやら・・・・。

19:00頃、HGS-IRに入っていた先行者の二人が引き揚げて行ったので、場所を移動。と文字ではたった2文字の『移動』だが、真っ暗な磯で釣り座を移すのも一度では出来ず、先ずバッカンを、その後、ロッドそしてバケツと2度3度と往復せざるを得ず、これ又結構な運動になる。

そして、何とか移動を完了した所で、気分を新たにキャスティングを繰り返したが、イカからもメバルからも音沙汰がない。結局、苦労して移動して来た甲斐もなく、20:00頃には、諦めの境地。

そして、20:40頃、破れかぶれでボトムをジックリと攻めていた所、敢え無く根掛り。そこでラインを手に持ってグイッと引っ張ると、バチンと云う虚しい音を残して、ライン・ブレイク。
それと共に、何とか皮一枚で繋がっていた気持ちも切れてしまって、この日の釣行は終わり。

と云う訳で、真っ暗な磯の道ならぬ道をヘッド・ランプの灯りを頼りに、ヨタヨタと覚束ない足付きで引き上げて来た。

前回のSOFKZKは急坂があるだけにキツかった。それに対して、JGSMは上りの急坂がないだけにましかと思ったが、何の何の、アップ・ダウンが繰り返され、老いた身には、どちらも甲乙付け難くキツイ釣り場だった。
願わくば、南寄りの弱い風になってMHR-KGN円な瞳の可愛娘ちゃんと遊べればと、ついつい思ってしまうのだが・・・・・・。

2022年釣行記(01) – EG

2022年 Eging 釣行記

日 時:01月18日(火) 17:45~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

新年1月の18日にもなって今更の感があるが、このブログが2022年初の投稿になるので、改めまして・・・・・・
おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

例年であれば、新年1月18日ともなると3~4回程は釣行を重ねている所だが、今年に限っては、風向きが悪くて釣行を諦めたり、YGWさんAKTさんとのハギングが強風で流れてしまったりで、気が付くともう1月も中旬を過ぎて下旬の入り口。
この日も、当初はMHR-KGNメバリングをする積りでいたのだが、鬼門の北風が3~4mとの予報なので、これでは無理だと諦めざるを得なかった。しかし、先月の27日以来20日以上も釣りをしていないので、頭の中は釣りの文字がグルグルと渦巻いている。そんな気持ちで過去の記録を眺めていた所、ふとSOFKZKの文字に目が止まった。

SOFKZKはお気に入りの釣り場だが、片道100kmもある上、帰りには急坂を這う様にして登ってこなければならないことを考えると、後期高齢者にとっては、些かハードルが高い。しかも、ヤリイカにはまだ少し早過ぎるだろう。と云う訳で、SOFKZKにまで出張る気はなかったが、念の為、予報をチェックすると北西の風が1m。
南向きのSOFKZKでは、背後に高い崖を背負っているので、北西の弱い風であれば風裏になる。と考えた途端、高いハードルは何処かに飛んで行き、ヤリイカが駄目ならアオリイカがあるさ・・・・・。

17:00頃、現地到着を予定して、14:30頃自宅を出発。
途中、西湘バイパスの小田原~石橋間が工事のため通行止めになっているので小田原市内を迂回しなければならず、時間が掛かるかと思ったが、それ程でもなく、現地には予定通りの16:56に到着。
駐車場には7台の車が止まっていたが、ご当地ナンバーの車はなく湘南ナンバー八王子ナンバーの車ばかりなので、恐らくは、皆、釣り客の車だろう。となると釣り座に困るかも知れないが、ここまで来て以上引き返す訳にも行かない。

薄暗くなった磯道を、ヘッドランプの灯りを頼りにゆっくりと慎重に下って、磯に到着。懐かしい風景を観ながら沖に向かって進んでいると、腰掛岩の手前、腰掛岩に夫々1人のアングラーが竿を出しており、腰掛岩の先にも先行者が入っている雰囲気。
腰掛岩の手前のアングラーは、イカ狙いまだ早いかも知れないが、様子を見に来た由で、その御仁によれば沖側のアングラーはメジナ狙いなので、ソロソロ引き上げる頃だとのこと。その御仁の言葉通り、腰掛岩の先に入っていた3人のアングラーは片付けの最中だったので、その後に釣り座を構えることにした。

今回持ち込んだロッドは、ヤリイカ用のSephia SS S76ML-Sアオリイカ用のSephia S806ML-Sの2本。S76ML-Sにはササミを縛り付けた邪道エギのV1を結び、S806ML-Sには3.5号のエギを結んで準備を整え、S806ML-Sを先発に選んで、17:45頃、キャスティングを開始。

海は少しウネリが入っているものゝ、大潮の下げ潮であるため潮位はドンドン下がるので、気にすることはなさそう、しかし、風は、予報とは違って北東から強目に吹いている。この風は厄介だが、折角、ベスト・ポジションの先端に入れたので、ここを簡単に手放すことは出来ない。
予報では1mとあったので、やがて弱くなるだろう。それまでの我慢!

チクッでもガツン、ジワーでも何でも良い。兎に角、何か信号が欲しいと棚を変え、方向を変えて探ってみたが、何も変わりがない。先行者のイカ狙いの御仁の緑色の電気ウキの灯りにも、動きが見えない。

その内、腰掛岩に陣取っていた先行者も引き上げ、磯にはイカ狙いの御仁と小生の二人だけで、ほゞ貸切状態。
この時刻になっても、地元のアングラーが姿を見せないのは、やはり時期が早過ぎたのかも・・・・。

イカ様からのコンタクトがないまゝ時間が経ち、19:00頃になって先行者のイカ狙いの御仁もお先に!!と引き揚げて行き、磯にはただ独り残されてしまった。釣れている時なら独りになっても意に介さないし、寧ろ、競合相手が減るので好都合とも云える面があるのだが、釣れていない真っ暗な磯に独り残されるのは、何とも寂しいものがある。

独りになったので、ティップにヘッドランプの灯りを照射して、ティップの動きを取ることもやったが、これも空振りで、やはりイカ様からは音沙汰がない。

風は、期待を持たせる様に、時折、フッと弱くなる時があるが、強い状況には変わりがなく、更に悪いことに、19:00を回った頃から、風向きが変わって東寄りになって来た。こうなると沖から吹き付けてくる風になり、左から右への横風になると同時に、ウネリまで出てくるので始末が悪い。

それでもヤリでもアオリでも、どちらでも良い、何とか10本足の可愛娘ちゃんの顔を見たいと頑張ってキャスティングを続けたが、ウンともスンとも云って来ない。

その内、横風は益々強くなって来て、指先はジンジンと痛い程になって来た。こんな場合に備えて、強力なポケットカイロを持って来てはいるが、指先を温めた所で、この強い風では釣りにならないと思い、20:00頃、諦めて引き上げることにした。

そして、この日のハイライト。10本足の可愛娘ちゃんの顔を見ることも叶わず意気消沈した御老体に伸し掛かって来るこの日最後の試練。
釣果もなく夕食の弁当分だけ軽くなったとは云え、重たい荷物を持っていては、年寄りにとって難敵の急坂の登りだが、いつもより殊更に一歩一歩ゆっくりと足を進めた所、意外にも呆気なく登り切ってしまった。とは云え、そこは四捨五入して80際になろうとしている御老体のこと、想像していたよりもキツくなかったと云うことであって、車に辿り着いた時にはハーハー・ゼーゼーとなっていたのは云うまでもない。
しかし、無事、上り切れたことからも、急坂がSOFKZKでのイカ釣りを諦める理由にはならないと云えるだろう。しかも、急坂の上り下りと足場の不安定な磯場での立ちっ放しの釣りで脚を酷使したにも拘わらず、太腿がパンパンに張ってはいたものゝ、帰りの車の運転の際にも、脚が攣ったりすることもなく、支障なく無事に帰り着けたことからも、今回の釣行の意味はあったと思う。

と云う訳で、これからもSOFKZKに行こうと思うが、あの急坂故に敬遠したい気持ちがあるのも、正直な所。

2021年釣行記(16) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:04月01日(木) 18:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:ヤリイカ x 1
同行者:単独

予報では、北or東の風が3m前後と微妙な強さだが、少なくとも南or西ではないので、何とかなりそうと自分に都合の良い判断をして、JGSMに行くことにした。

現地駐車場には、17:45頃、到着。
前回、敢えて入ることを見送ったNGTR-WNを第一候補に決めて、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口に立ち、NGTR-WN方面を遠望すると、幸いにもアングラーの姿が見えない。

起伏の激しい磯道を歩き、ポイントのNGTR-WNに到着したのは18:00少し前。
海は時々大き目のウネリはあるものゝ穏やかで、風は少々強めだがフォローになるので、釣りには支障はなさそう。時間的にも丁度日没時刻に当り、タイミングもバッチリ。
釣り座付近にはコマセも落ちておらず、どうやら、この日はアングラーが入っていなかった様子。であれば、魚もイカもスレていない筈。

と云う訳で、期待に胸を膨らませて、Sephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせで、18:00頃、キャスティングを開始。
しかし、期待に反してコンタクトがない。
2投、3投・・・・。
近隣の観測所のデータを見ても、海水温は16℃まで上がって来ているので、ソロソロ良いだろうと思ったのだが、扇状にキャスト方向を変え、根掛り覚悟で左手の離れ磯の根元を狙ったりもしたが、全て空振り。
こうなると、回遊して来るのを待つしかないが、このポイントが回遊ルートに当たっているかどうかさえ、心許ない。

20:00頃の満潮時刻を過ぎ、潮は下げに入ったので、状況が変わるかと期待をしたが、一向に変化がない。周囲にはアングラーがいる気配もなく、薄明るい磯に唯一人でキャスティングをしていると何となく寂しくさえなって来る。

21:00頃、気持ちも切り掛けた状態で、半ば惰性でキャスティングを続けていると、リールのハンドルを持つ手に微かな重さが伝わって来た。
アーァ、また海藻を掛けてしまった!!
この日何回か目の海藻を回収しようと抜き上げてみると、何やら白っぽい。ありゃ、ビニール袋か・・・・・。
と思ったが、エギと同じ位の大きさのヤリイカ(?)が掛かっていた。
この娘は写真撮影の後、直ぐに海に帰って貰ったが、この日エギに掛った最初で最後の生命体で、事実上、この日のエギングは終わったのも同然。

その後は、引き揚げる切っ掛けを探しながらキャスティングを続けていたが、21:30頃になって、北風が強く吹き出して来ると同時に、腰の痛みも強くなったのを幸いに、NGTR-WNを後にした。

10年以上も前、今と同じ様に緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんを追い掛けていた頃、近場では余り良い釣りが出来ず、釣果を求めて西伊豆や南伊豆方面まで足を延ばしていた。
今年になって、何故かグイーン・グイーンの強い引きが懐かしなって、SOFKZKJGSMに釣行しているが、はやり思った様な結果が出ていない。年齢も年齢なので、年々遠征する体力・気力がなくなって来るのが目に見えている。西や南伊豆にまで出掛けるのは、今年辺りが最後のチャンスかも知れない。
近々、行ってみようか・・・・・との考えが頭の中をグルグルと回っている。

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