主軸手回しハンドル(5)
2015/07/10
丸棒を六角形に削るために、ML-210のミーリング・アタッチメント用の割り出し円テーブルを使った。この割り出し器は、ウォーム・ギアとインデックス・プレートを使った本格的なもので、ボルトの頭を削り出すには、少々、大げさ過ぎるし、セットするのが面倒臭い。
6、12、24や4、8、16位の簡単な割り出しのための冶具を作って置く必要があると思った。
次にハンドルの製作に掛かった。
素材は3mm厚のアルミで、中央にシャフトの太さの10.5mmの穴を空けなければならないが、小生が持っているドリルの最大径は10mmしかない。
何とか、0.5mmだけ広げる方法を考えなければならない。
色々と考えたが、小生が高校時代に夢中になっていたオーディオ・アンプの製作に使用していたリーマーがあるのを思い出した。
そこで、先ず10mmの穴を空けた上で、リーマーを使って0.5mm広げて10.5mmにした。
半世紀前の時代物でもあるのとないのでは天と地の程。よく捨てずに持っていたものだと、我ながら感心した次第。