主軸手回しハンドル(4)
2015/07/09
シャフトの鍔を作った。
久島氏の本ではシャフトと一体になっているが、材料を節約するため、別パーツとしたもので、直径は19mmと大きくした。
径20mmの快削鋼の丸棒を19mmに痩せさせ、中心部にシャフトの外径と同じ穴を貫通させた後、厚さが5mmとなる箇所で突切りしようとした所・・・。
これまでの突っ切り作業では、折れた金ノコの刃をバイトに使っており、何の問題もなかったが、今回はML-210に付属のバイトを持ち出してみた。
所が、バイトの刃先が鈍っているのか、バイトの厚みがあって抵抗が強過ぎるのか、上手く切れない。
結果、切断面は、当然のことながらお粗末この上ないので、断面を綺麗に仕上げなければならないが、そのためにはヤトイを作る必要がある。
どの様なヤトイにするか・・・・。
結局、有り合わせの真鍮の端材で、写真の様なものを作った。
ヤトイは、一端をコレットで咥えられる様に10mmに削り、反対側をシャフトの径と同じ10.5mmにした上で、十文字に割りを入れたもので、割りの中心に木工で使ったコースレッドをネジ込んで、割った部分を広げてワークを保持しようと云うもの。
やってみると、狙い通りワークがズレることもなく、断面を綺麗にすることが出来た。