主軸手回しハンドル(3)
2015/07/08
引き棒も材料の節約のため、径6mmの快削鋼の丸棒を5mmまで削り、六角形の頭は別に作って嵌めこむことにした。
丸棒を細く削る作業は、シャフトと同じ要領で行った。
この引き棒の一端の雄ネジにテーパーナットが雌ネジとして嵌るのだが、このネジ切りが大変だった。
写真の様に削りあげた丸棒をコレットで咥えて、芯押し台に付けたダイスで切ろうとしたのだが、半回転もしない内にガッチリとワークに喰い込んでしまってそれ以上進まない。
強引にダイスを回すとワークも一緒に回転してしまう。
そこで、ワークのネジ部分だけ径を4.8mmに細くし、更にダイスを目一杯広げてみたが結果は同じ。
旋盤を使ったネジ切りを諦めて、左手のペンチで頭部分を力一杯きつく握り、右手でダイスをグリグリと回して、何とか切ることが出来た。
これで駄目だったら、市販の5Mのネジを使わなければならないと考えていたが、ヤレヤレ。