2009年6月29日

2009年釣行記(24)

潮回り:小潮  場所:TKUR  釣果:ナシ 同行者:単独

先週金曜日の平日釣行は、SZKまで遠征したのに、あえなくボーズを喰らい改めて自然相手の遊びの奥深さを知らされることになったが、前回爆釣して魚影ならぬイカ影の濃さを実感していただけに、帰宅後も何となく消化不良状態であった。
そんな時、SZKでお会いしたF氏から、メールを頂いた。 何と!!!、SZKの帰路にINBSRに寄り道をして1.5kg弱をゲットしたとのこと。 F氏は前回SZKでお会いした時以降にエギングを始められ、未だ2回目の釣行の筈。 で、ボーズなしと云うか立派な釣果に、少なからず刺激された

例によって釣行前の天気予報チェックをすると、全体的に北風が強めに吹く予報になっている。
さて、何処に行くか? 江ノ島方面は3m/s?5m/sとあるが、神奈川県西部は2m/s?3m/s。 と云うことで、今回も烏帽子岩は見送り、久し振りにホームのTKURを目的Pに設定。

2:40、出発。 家を出た頃は今にも泣き出しそうな梅雨空が、平塚付近でついに泣き出して来た。 普通なら、これでテンション・ダウンとなる筈だが、今回はF氏のメールに刺激されていることもあって、テンションを保ったまゝ4:00頃に駐車場に到着。 幸いなことに、駐車場には1台の車もなく、しかも雨も上がった。
それでも、雲行きから判断していつ降り出してもおかしくないと思い、小生にしては大変珍しいことにレイン・ウェアの上下を着込んで釣り場に向かった。
所が、途中の道端に2台の車が駐車してある。 駐車場には車がなかったので安心していたが、車内を覘いては見たものゝ人影は見えず先行されてしまったか?
不安な気持ちで坂道を下り視界の開けた場所に来て様子を伺って見たが、人影は見えない。 釣り人じゃなかったのだろうか?

以前はTKURと云えば、三角岩のある磯に乗っていたのだが、ここ暫くは対岸を釣り座としていたので、三角岩に立つのは本当に久し振りなことである。
予報ではやゝ強めの北風が吹くとあったので、対岸からだと横風を受けることになり非常に釣り辛い。 三角岩の場合は、殆どフォローになるので空いていたのはラッキーだった。

4:30、第一投。 第二投。
始めの内は岸に寄って来ているイカを狙って、軽めのキャスティング。 
手前側には根があるので気を付けなければと思っていたら、案の定、根掛りで、パイロット・エギをロストしてしまった。 最近ではエギのロストも殆どなかったので、久し振りの奉納。
5:00頃、昨年、一昨年とこの磯で一緒になるヤエン師が登場。 いつもは若いお供との二人連れだが、今日は単独。 久し振りの再会の挨拶をして最近の様子を尋ねると、もう一つ調子が良くない様な話し振り。
この頃になって、流れて来る切れ藻が多くなり、キャストの度にラインが絡んだり、エギに掛かったりで、どうにも集中出来ない。
そんな時に限って根掛りをするもので、今度は岩に掛かったのだろうかビクともしない。 仕方がないので、ラインを左手に巻き付け、右手でスプールを押さえてグイッとラインを引っ張ると、パチンッと厭な音がして高切れ。 新品のラインを卸して3度目の釣行で、約1/3が無くなってしまった。 ラインを無くすのは懐に響くが、それよりも海中に漂うラインにエギが絡んだりして、釣を邪魔する方が頂けないと思うのだが、切れてしまったものは仕方がない。

6:00頃、底潮の流れが強くなり、キャストしたエギが左45度付近から戻って来る始末。 所が、海面に漂っている海藻に動きは殆ど感じられず、二枚潮の様相で益々集中力が削がれて行く。
6:30頃には、降り出すかと思った雲は少しずつ高く薄くなり、所々に青空が顔を出す様になり、その時刻の予報は晴れに変わっていた。 7:00頃になると、高くなった太陽が崖の上から差し込んで来る様になり、気温がぐんぐんと上がり始め、レインウェアの上着を脱いだものゝ未だ暑さ慣れしていない老いの身には殊更暑く感じられ我慢出来ずに日陰となっている対岸に場所替え。

場所を替えたので暑さ対策は出来たが、イカ対策は奏功せず空振りの連続で、本日は諦めてStopFishingにしようと、道具を片付けて磯伝いに戻る途中、ヤエン師のロッドが大きく曲がっているのが目に入った。
急いでヤエン師の許に掛け付けたが、ヤエンが上手く掛からずにバレたとのこと。
海の様子は、切れ藻もなくなり海の色も濃いブルーに変わり状況は良くなっている上、ヤエン師の薦めもあったので、再度タックルをセットして小一時間エギングを試みたが、成果はなく、今度は本当のStopFishingとした。

そう云えば、ヤエン師のアジにもウツボのアタリの他はアタリは殆どなかったので、付近にイカはいなかったと思うことにしよう。

次回の釣行からは7月に入るが、殆どの駐車場は有料化されるし、はてさて何処に行こうか??

2009年6月26日

2009年釣行記(23)

潮回り:中潮  場所:SZK  釣果:ナシ 同行者:F氏

春のアオリもソロソロ終盤戦。 
にも拘らず、今春は未だキロ・アップを記録していない。 数はソコソコ出しているのだが、丸で秋口の様に400g前後ばかりで、このまま終わってしまうのでは、もう一つ納得が出来ない。
と云う訳で、10日程前に2.1kgが出たと云う烏帽子群礁に渡ろうかと考えていた。

そんな時にSZKでお会いしたメジナ師の方(以降、F氏)が、丁度小生が有給休暇を取って釣行することにしていた26日(金)にSZKに出撃される旨の連絡を頂いた。
実は、F氏とは前回SZK以来何度かメールの交換をしていたのだが、氏はエギングを始めるために、ロッドを新調しデビュー戦をSZKで行い、しかも、驚いたことに900gを筆頭に3杯の釣果を緒戦からものにしたとのことであった。
7月からは海水浴客が多くなるため、伊豆方面の道路は渋滞するし、しかも殆どの駐車場が有料となってしまう。 烏帽子群礁のキロ・アップも大いに気になる所であったが、今回を外しては当分の間釣行する機会がなくなるし、小生としても良い思いをした場所でもあるので、F氏に同調することにした。

SZK釣行は150km超のドライブになるので、そんなに頻繁に行けるPでもない。 従い、行くからには自分の気に入った場所に入りたい。
潮周りは6:20頃に満潮となるので、朝間詰めの上げ潮を狙えば前回を上回る結果は約束された様なもの。 現地までの移動時間を4時間と見て23:00に出発すれば、現地到着は3:00。
と云うことで、23:00出発に決定し、22:00頃に支度を終え、身体を休めておこうと横になった所でいつの間にかウトウトしており、気が付いたのは23:00を一寸回った時刻。

23:30頃、出発。 道中は渋滞もなく順調に距離を稼ぎ、そのまま行けば3:00前に到着することが確実になったので、下田手前の尾ガ崎ウィングで20分程、リクライニングを倒しての小休止。
SZKの駐車場には、予定通りの3:30到着。 駐車している車は4台あったが、F氏の2○-○8の車は見えない。 氏を待つよりは場所の確保が優先と、月明かりもない漆黒の中をヘッド・ランプを頼りに坂道を下り、突堤に立ったのは、3:45頃。
風は前回と同様多少強めだが、背中からのフォロー。 海はウネリも入っておらず、エギング条件としては良い方だろう。

第一投。 第二投。
前回の実釣の経験から、ホームにしている神奈川県西部方面よりはイカ影も濃い筈故、出るのは時間の問題と余裕のシャクリを繰り返していた所で、坂道を下りて来るスパイク・シューズの足音が聞こえて来た。
イヨイヨF氏のご登場かと思ったが、氏よりはズット若いエギンガー。

辺りはすっかり明るくなり、出るならソロソロ出ても良い頃と思ったが、イカ様からの信号はなく、F氏の姿も見えない。
エギを替え、距離を替え、方向を替えても状況に変化がなく、集中力が切れ掛かった頃、ふと気が付くと前方の磯にエギンガーが盛んにシャクッているのが目に入って来た。 小生の立っている突堤の根元から磯伝いに入ったのであれば気が付く筈だが、恐らく尾根伝いに下りて来たのだろう。 遠目なので、しかとは判らないがどうもF氏の様子。

7:00頃。 隣に入った若者エギンガーにもアタリがないので、意を決して場所替え。 磯伝いにF氏と思われるエギンガーに近付いて行くと先方も気が付いた様子で、ジッと小生を伺っている。
果たして、そのエギンガーはF氏で、2週間ぶりの再会となった。
様子を尋ねれば、やはり気配も感じられないとのことだが、集中力も切らさずに盛んにシャクッている。 対して小生はインチクをセットしたりと完全に諦めモードに突入。
8:00過ぎには、風も弱くなり波もなくこれ以上望むべくもないエギング日和になったが、一旦切れてしまった集中力は回復せず、小生は8:30頃、F氏はつられて8:45頃にStopFishing

帰路の途中、一度は乗って見たいと思っていたBYBIWに寄り道。 駐車場所、海岸に下りて行く地点、アプローチする地点を確認しつゝ乗ったが、磯の先端付近は横風がきつく、結局10分も居ずに諦めた。

2009年6月22日

2009年釣行記(22)

潮回り:大潮  場所:KTSSRT  釣果:ナシ 同行者:単独

エギンガー諸兄は、釣行の前に潮周りや天候等どの様な点をチェックされるのだろうか?
今は未だ、小生はサラリーマン・アングラーなので釣行出来る日時などについては自由に選ぶことは出来ず、毎週、ほぼ決まった曜日に出掛けている。 従って、潮周りや天候を気にしても仕方がないのだが、釣行前日にはネットでチェックするのが慣わしになっている。

今回も、当然天候をチェックした所、雨は降らない模様だが南寄りの風が強い予想になっている。
この梅雨時にも拘らず曇りマークだけと云うのは、雨を最も苦手としている小生にとっては非常に有り難い。 次に気になる風だが、渡る積りにしていた烏帽子群礁付近は、最大6m/sの南風とあり、船宿のブログにも風が強く吹く様だから朝に確認の電話をと書いてあるし、最近良く通っている神奈川県西部方面も3m /sの予報。 ついでに伊豆半島の南部方面をチェックすると、こちらは精々1-2m/s

と云うことで、今回のポイントは少々遠いがKTSSRTに決定。

1:00過ぎに出発し、現地着は予定通りの3:30頃。
車を駐車スペースに停めて支度をしていると、ズーンッと腸に響く様な低い音。 ウネリ???
漁船の上げ下ろし用のスロープを越えて防波堤に出て見ると、突堤先端は潮でビショビショに濡れているが、時刻的には大潮の満潮を過ぎておりこれからは波が這い上がって来ることはないだろうと考え、突堤の先端に陣取って沖に向かってキャスティングを開始した。 しかし、ウネリは予想外に大きく、夜明け前の薄暗い中、波頭は突堤の高さギリギリまで盛り上がり、次にはグーッと下がるのを見ていると、何やら気持ちの悪いものがある。
釣に来て波に浚われたんじゃ物笑いの種と突堤を少し戻って乾いた所を立ち位置にして、ここで暫く並み波の様子を観察することにした。

約30分位だろうか、観察している間に波が突堤を這い上がる場面はなかったので、先端に戻って、気を入れなおしてキャスティングの再開。 し かし、大きく上下する波にラインが遊ばれて、エギ自体も海の中でバタバタと落着かない挙動を示しているのだろう。 そんなエギにイカが抱きつく筈もなく、何の信号も感じられないまま時間 が過ぎて行く。
辺りがすっかりか明るくなった頃、地元の釣り師が自転車に乗って登場。 挨拶をして様子を尋ねると昨日はもっとウネリが大きくて、道具を流された人も居たとのこと。 であれば、底荒れもしている筈だ。 イカの気配も感じられないのは、ある意味当然のことか?

前々回に6杯も出したSZKはここから更に30km程南下した所。 思い切って場所替えしようかとも考えたが、今日は午後からお袋を病院にまで連れて行か ねばならないので、実釣時間も余りないし、遅刻は絶対出来ない。 帰途には何箇所も渋滞の名所があるので、ここは粘るしかないと考え直して続けたが、切れ藻ばかりが ロッドを曲げる様では、集中力も途絶えがちになるのは仕方のない所。

IMG_0151_R.JPG 6:00頃から、霧が濃くなりだし幻想的な灰色の世界の中でのエギング。 イカからの信号は相変わらずなく、霧が晴れて日が差して来れば状況が変わるかも知れないと、根拠のない期待を抱いたが、霧は益々濃くなり、ニュースでは金谷フェリーも欠航になったとのこと(写真は釣り座にしている突堤の先端から最も霧が薄くなっている岸側を写したもの)。

7:00を回った頃、地元の釣り師が引揚げるのを見習って、こっちもStopFishing

伊豆半島には何箇所も竿出しポイントがあるのだが、既に寄り道をする気も完全になくなり、ひたすら元来たこの道帰りゃんせ
途中の西湘バイパスに幾つか 設置してある吹流しは、どれもだらりと垂れ下がっており、予報は完全に外れ。 こんなことなら、烏帽子群礁に渡れば良かったと悔しい思いを胸に、帰り着い た。

2009年6月15日

2009年釣行記(21)

潮回り:小潮  場所:KWUS  釣果:405g X 1 同行者:単独

先週は老体に鞭打っての遠征だったので今週は近場ポイント。 只、いつものTKURではなく1ヶ月程前に様子を見ておいたKWUSに入ろうと考えた。
ネットで色々と調べて見ると人気があるポイント故、場所取りが激しいとあるので、普段より30分早い2:00に出発。

3:30。広い駐車場には原チャリが1台あるだけで、車は1台もなし。 これで、KWUSは頂いたも同然と、支度をしてヘッドランプの光を頼りに、目的の磯のアプローチ・ポイントに到着すると、磯の一段と高い所に人影があり、彼のウェアの背中に真横に引かれた夜光塗料が白く光っている。 恐らく原チャリのアングラーだろう。
足許まで近付いて声を掛けて見ると波の音で良くは聞こえなかったが、どうも余り芳しくない様子。 そうは云っても、折角早く出て来た甲斐があって、目的の磯の目的の立ち位置が空いているのに、引き返すことなど考えられない。
兎に角やって見よう。 岩に登って見ると意外なことにウネリがきつく、時折、波飛沫が背の高さ位まで上がって来る。 恐らく、先程の先行者はウネリがきついと云いたかったのだろう。 成る程、彼はこの磯の中では最も高い岩でシャクッている。

暫く、ウネリの様子を観察し一段後ろに下がって波飛沫の掛かり難そうな所を選んで釣り座とした。
ここは足許にはえ根があり、掛かったイカの取り込みに問題がありそうだが、何とかなるだろうと第1投は4:00を一寸回った所。
風は殆どなくエギングには良いが、潮も動いていない。

ハエ根を避ける様にして、正面、右、左と扇状に探ったが反応もなく、時折、海藻がカンナに掛かって来るだけ。 先週のSZKに比べて、魚影ならぬイカ影が少ない様な気がするが、磯子の釣具店の情報では型はそれ程でもないが8杯の釣果があったとのことなので、はやり肩から先の問題なのだろう。

5:30。干潮時刻を過ぎ、上げに入って暫くして潮が動き始めた頃、やっと待望のあたり。
遠投をして、笛木流シャクリの後のフォーリングに乗って来た。
今シーズンに入ってからは、シャクッたら乗っていたと云うことは余りなくなり、ラインの動きで取れているので、少しは上手くなっているのかも・・・。 只、これにはラインを替えて、マーカーが入っているものにしたので、ラインの動きが良く見える様になったのもあるだろう。

足許にまで引き寄せたイカは、ギャフ打ちをする必要もなく抜き上げられた。 ハエ根の心配は取り越し苦労だった。
上がって来たのはメス。 このメスの回りでウオウロしているオスを狙う積りで、取敢えず近くのタイド・プールを生簀代わりにしてみたが、ことは思惑通りに行かず、気が付けば、生簀に入れていたメスは、何故か白くなってしまっている。 キロ前後のオスでもゲット出来ればリリースしようと考えていたのに、白くなってしまったものは仕方がないが、助平心など起こさずにリリースするならもっと優しくすべきだったと改めて思った次第。 

で、つい最近購入したデジタル秤で検量すると405g。
今年は、何処に行ってもこんなのばかり。

その後は、立ち位置を色々と替えたりして見たが、音沙汰が全くない。 目先を180度変えて浅場狙いのために場所をBBURに移動もしたが、状況には変化がなく9:00頃StopFishingとした。

2009年6月 8日

2009年釣行記(20)

潮回り:大潮  場所:SZK  釣果:350gX1, 500gX1, 600gX2, 700gX1, 750Gx1 同行者:単独

以前から下田方面の釣り場に行きたいと思っていた。 実は、Passatに乗っていた頃は何度も通った所だが、片道170kmの長距離に軽では疲れてしまうので一寸無理かも知れないと敬遠していた。

幾らリフレッシュするとは云え、睡眠不足の状態での釣りはやはり体力的には疲れるので、いつもは、翌日の仕事を考えて、釣りの時間帯は未明から精々10:00頃にしている。 だが、火曜日の休暇が取れることになって、下田方面への遠征が可能となった。
否、下田方面への遠征を決めたから、火曜日の休暇を取ったと云うのが正直な所。

11:00過ぎに出発。 目的地には2:30に到着した。 駐車場には5・6台の先行車があったが、初めての場所でもあり暗い内に動き回るのは危険ゆえ、 時間を潰そうとリクライニングを倒して横になった・・・・・。 次に気が付いた時は、すっかりと夜は明けてしまって、周囲の車には誰も残っていない(笑)

慌てて支度をしていると、パトカーがゆっくりと入って来て、運転しているお巡りさんと目が合ってしまった。 そこで、無視をすると、いつかの様に職質を受けるかも知れないと、愛想を良くしたのが悪かったのか、暫く談笑せざるを得ない羽目になってしまった。
じゃ、頑張って下さいとの声に送られて釣り場に急いだが、入りたかった突堤には2人のエギンガーが盛んにシャクッテいる。 仕方がないので地磯に歩を進めたがここにも2人のエギンガー。
聞けば焼津からの遠征だと云う。 
その2人をパスして先に進むと、メジナ師が釣り座を構えており、深い切れ込みが入っていてその先には岸沿いには進めそうもない。

そのメジナ師に挨拶をして手前のテッパリに釣り座を構えさせて貰う。 目の前には小さな磯が点在し、思わず溜息が出そうな位に風光明媚な景色が広がっている。 水の透明度も素晴らしく高くて、余り高さのない場所からも根のある所とない所がハッキリと判る。

風は左から右。 満潮から下げに入った潮も同じ方向に流れている様で、正面にキャストしたエギが斜め右45度位の角度から上がって来る。
IMG_0146_R.JPG 5:40頃。 流れを計算して少し左手にキャストしたエギが正面に来た頃、少し力のないクィーン・クィーンで上がって来たのがこれ。
これも、産卵期とは思えない位のサイズで、リリースしようかとも考えたが、初めての場所での最初の釣果なので、キープさせて貰うことにした。

ふとメジナ師の方に目をやると、先程まで見えていた姿が見えなくなっている。 如何したのだろうかと様子を見に行くと餌取ばかりだからと休憩されていたので、色々とこの付近の様子を教えて頂く内、小生と同じ横浜からの釣行との由。

IMG_0147_R.JPG 師の休憩の隙を狙ってキャストさせて貰って2投目。 直ぐ手前まで来たエギを回収しようか如何しようかと考えている所に、ティップをクッと抑えるアタリで 来たのがこれ。 距離が余りなかったので引きを楽しむことは出来なかったが、久し振りに良型と云えるサイズ。 6:30頃のことだった。

その後は風が強くなり釣り難くなって来たので、風裏に移動しようと一旦車に戻り、クーラーを担いで砂利道を歩いて目指す磯付近にまで来て見ると、目も眩む様な高さを降りて行かなければならない。
踏み跡はついているし、岩場にしても真鶴とは違ってゴツゴツとしているので足場も手掛かりも確保出来るので、行こうと思えば行けると思ったが、ここは自重して突堤に向かうことにした。

IMG_0148_R.JPG 突堤での風は背中からのフォローで、軽くキャストするだけで、エギは面白い様に飛んで行くので、ここでは不精をして突堤に腰を掛けてのエギング。 腰が直ぐに痛くなるので、これは助かった。
9:00少し前に突堤での1杯。 やはりグィーン・グィーンの引きは気持ちが良い。その直後にも1杯。
両方ともラインの変化で取っもの。

10:00頃になり、疲れて来たことと眠くなって来たこともあって、ここは一旦引き上げて仮眠をとることにした。

IMG_0150_R.JPG 14:00過ぎになって、再開。
幸いなことに突堤には一人だけ。 その人は余り釣れなかったのか、竿は既に畳んでおり、余った餌をパラパラと海に撒き寄って来る小魚の様子を眺めているだけだった。
14:30頃、挨拶をして隣に入って直ぐに、再開後最初の1杯が来たが、その後は泣かず飛ばず。

フォローとは云え、時折強く吹いて来る風に嫌気が差して来てソロソロ引き上げ様と考え出した16:45頃、風を避けるために突堤の下に下りての第2投目。
エギが手前の根に差し掛かった途端に来た1杯を最後に、今日はStopFishing

風戸明媚な景色の中で、6杯もの釣果・・・小生にとっては爆釣・・・・、満足すべき一日だった。
でも・・・・、やっぱり疲れた!!!

2009年6月 5日

2009年釣行記(19)

潮回り:中潮  場所:DKN  釣果:300g X 1 同行者:単独

丁度、前回と逆。
前回は久し振りにDKNに乗ろうと思ったいたのに、こともあろうに寝過ごしてしまったので烏帽子群礁に渡ったのだが、今回は烏帽子に渡る予定だったのを、雨の予報だったのでDKNに変更した。
烏帽子は釣れるだろうけれど、雨の中、迎えの船がやって来る12:00までは、厭でも動けないのがその理由で、その点、地磯であればその気になればいつでもあがれる。

夜明け直前に磯に乗って見ると、以外にもウネリが結構大きく、風は東よりで沖に向かってはラインが風に大きく膨らんで釣り難く、勢い、正面前方に見える突堤に向かうことになる。
しかし、目の前はサラシの泡が帯状になって流れており、何とも釣趣に欠ける雰囲気。

先端付近で暫くキャスティングを繰り返していたが、時折寄せて来る大き目のウネリの飛沫が高く舞い上がり被りそうになるので、少し岸寄りに釣り座を替えて1時間。 集中力が切れ掛かった頃、波に揉まれてラインが引っ張られる様な感じの中に、コツンとあたり。 反射的に合わせたが、合わせが強過ぎたのか、上がって来たのは、カンナに引っ掛かって蠢くゲソ

気を取り直してシャクッている中に、またもやコツンッ。 今度はバッチリ。
しかし、上がって来たのは秋サイズの推定300gで、即リリース。

8:00頃になり、空が泣き出したのを機に、StopFishing

2009年6月 1日

2009年釣行記(18)

潮回り:小潮  場所:烏帽子群礁  釣果:750g X 1 同行者:単独

IMG_0144_R.JPG写真は前回撮り忘れた大平から見た烏帽子岩。岩の向こう側には青空が広がって見えるが、反対側は、雲が黒く低く垂れ込め、今にも降り出しそうな空だった。

こんなことは滅多にないことだが、30分程寝過ごしてしまった。
実はこの所横目に見るだけで素通りばかりしていたDKNに、久し振りに乗る積りだった。 
ここは最近通り掛に見るといつも車が止まっているので、乗るなら早めに出ようと考えていたのに、起床しなければならない時刻前に何度か目を覚ましてはいたのだが、肝心のその時刻は白河夜船。 気が付いたら、いつもより寝過ごしていたと云うお粗末

そんな訳で、今回は近場の烏帽子群礁に行くことにして、たつみ釣具店のHPを覘いて見ると、昨日はエギで10杯と記載がある。 期待充分!!!!
3:00過ぎに出発。 若干時間を潰す積りでゆっくりと走り店に着いたのは4:00一寸過ぎ。

早速、渡礁を申し込むと、今日はお客さんが少ないから何処でも選り取り身取り見取りだよ。でも、昨日のウネリが少し残っているので、場合によっては大場所限定の渡しになるかも知れないとのこと。 確かに記録簿には2名の先行者の氏名があるだけで、小生は3人目。 客が少ない理由はこの辺かと思ったが、既に瀬渡し料金4,200円也を支払ってしまっていたので、客が少なければ場所が限定されても大丈夫だろうと自らを納得させて船着場で出船時刻を待っていると、次から次に釣り客が現れ、最終的には20人近くになった。
当初、安兵衛に渡ろうと思ったいたのだが、今日はこの磯は駄目とのことなので、前回と同じ大平に渡った。 ここには7名。 内、3名はエギンガー、2名はヤエン、1名はアジ、残る1名はオーソドックスなメジナと半数以上はアオリイカ狙い。

強めの向かい風だがアオリ狙いの5名は、揃って陸地に向かっての藻場狙い。

空はどんよりと黒い雲が垂れ込め今にも降り出しそうな雰囲気で、日は差さず風も冷たくてレインウェアの上着を羽織って丁度良い位。 暑いよりはずっと快適な釣りが出切る筈なのだが、海は波立ち、しかもエギは風に押し戻されて全然飛ばず、エギングには最悪な状態。

加えて、イカからの信号も感じられず、まともに吹き付けてくる風に嫌気がさし、風を背に受けられる沖側に向かったが、こちら側は大きなうねりが打ち寄せて来ており、波飛沫は背丈よりも高く舞い上がり、とてもエギングが出来る状態ではなく、またスゴスゴと戻って来る始末。

IMG_0145_R.JPG普段であれば、諦めてStopFishingにしている所だが、海を泳いで帰る訳にも行かず仕方がなく風に向かってキャストを繰り返していた8:00頃、シャクッた後風に吹かれてバタバタしているラインがスーッと走るあたりに反射的に身体が反応し、これまでにない手応えで挙がって来たのがこれ。
最近は、ちいさなアオリしか相手にして来なかったので、久し振りに味合う本格的なグィーングィーンの引き。
産卵期にしては型がいま一つだが、まぁ合格点だろう。

しかし、後にも先にもこの一回切りで、10:00頃には腰が痛くて休み休みのキャスティングで時間潰し。
沖磯に渡っての釣りも釣れていれば何の問題もない所だが、釣れない時にどうするか?
上がりたくても上がれない・・・これが問題

結局、小生ともう一人のエギンガーが早上がりをした12:00頃時点で、ヤエン師はあたり4回あったがヤエンが藻に掛かって取り込めず釣果なく、もう一人のエギンガーはあたりもなく、早上がりの二人だけが釣果があったと云う次第。