2012年6月 7日

釣り具にシュッ!(1)


釣りを楽しんだ後の釣り具のメンテナンス・・・・・・・・・は、思いの外面倒臭いものである。
特に海釣りの場合は塩分の付着の問題があるので、メンテナンスが不充分だと固着したり、が出て来たりとロクなことはない。

対策として、小生の場合は帰宅直後に、ロッドには温水、リールには冷水のシャワーで塩分を洗い流すことにしている。
これは、徹夜明けで帰って来た場合であっても、励行しているし、メンテナンスも含めて釣りだと思うことにしている。

所が、正直に云うと面倒臭く思うことが、歳を重ねるに連れて多くなって来た。
特に、アタリもない完全試合を喰らって意気消沈して帰宅して来た時などは、メンテナンスを後回しにして早く横になりたいと云う欲望がモクモクと湧いて来て、それを抑えるのに一苦労することが常になって来た。

そんな時に、相互にリンクを貼っているとおるチッチさんが、釣り具にシュッ!と云う釣り具のメンテナンス用の画期的な製品のモニターを募集していることを知った。

で、応募させて頂き・・・・。
快く粉末の試供品を送って頂いた。

turigu-ni-shuR.JPG 小生のブログのアクセス数は、1日精々20件もあれば良い方の泡沫ブログなので、小生の記事を見てこの商品に興味を持つ人は殆どないとは思うが、少しでも役に立つことがあればなぁと思う次第。

スプレーボトルは、カミさんが使っていた化粧品の入っていた空の200cc程のもの。
そのボトルに、2g程度の粉末を温水で溶かして、準備を整えた。

2010年7月17日

ファールド・リーダー(続き)


梅雨前線が日本海方面に停滞し、九州や中国、東海地方で豪雨災害が発生し、その余波で箱根や丹沢の山間部も大雨が続いているとのこと。
そんな状況なので、渓の増水は必至だし、そんな時に良く知らない渓に入るのは事故の元、と自重し火曜日の定例釣行は中止にした。 状況は、昨日の木曜にになっても変わらなかったが、管理釣り場であれば何とかなるだろうと、10年以上も前に何度か行ったことのある管理釣り場のうらたんざわに行くことにした。

今回は、自作のファールド・リーダーを試すことが主目的。 と云っても、どうせ行くなら魚の引き味も堪能したい気持も勿論あった。

4:30に自宅を出発。 昔、津久井湖にバスを狙って通っていた頃のルートを通ってうらたんに到着したのは6:00過ぎ。 金曜日のことなので一番乗りかと思ったが、既に4・5台止まっている。
10年振りのこと故、平水位がどの程度か分からないが、岸辺の草が下流に向かって倒れていることを見ても、やはり増水している模様。 その為かどうか定かではないが、先行者は皆、渡河することなく駐車場の正面のポンドでロッドを振っており、上流のフライ・エリアには誰も昇っている様には見えなかった。

ファールド・リーダーはPEの0.4号で編んだ5'5"。
7'8"のロッドには短過ぎる様に思うが、ファールド・リーダーは短めで良いとのことだったので、まぁやって見るか・・・・。

で、そのインプレッションだが、
先ず、リーダーが良く見える。 フライの位置を見失ってもリーダーの先を探れば直ぐに発見出来るのが、特に小生の様な眼の悪いアングラーには有り難い。
昼頃になって、ドライへの反応が悪くなったので、エルクヘア・カディスの羽を毟り取ってショットを噛ませてフライを沈めてやって見たのだが。 この時、リーダーがマーカーの替わりになることが分かった。 水に浮かんでいるリーダーの先端が水中に引き込まれると、7割位の確率で魚が掛かって来た。
まぁ、これは余禄かも知れないが・・・。

肝心のターン性能だが、これは良い。 後半になって風が強くなったのだが、サイド・キャストを用いると風に戻されることも余りなかった。 まぁ、これは結んでいるフライの種類によることも大きく影響する点ではあるが・・・。 また、今回使用した5'5"のリーダーは7'8"のロッドには短いのでこれも影響している様に思う。 次回は、もう少し長い物を作って試してみようと思う。

柔らかさについては、時折ロッドに巻き付くことがあった。 ハーダニングをすれば回避できる筈だが、小生は余り気にはならなかったので、取り敢えず、ハーダニングは省こうと思う。

柔らかさ故のドラグの掛かり難さだが、これは良く判断が出来なかった。 ただ、リーダーにスラッグが出る様にフワリとフライを水面に落とした場合、フライの流れにスルスルとリーダーが伸びるので、伸び切るまでの時間稼ぎにはなっている様だ。

さて、釣果については・・・・。
増水して重くなった流れを横切って、フライ・エリアに入ったのは、やはり小生だけだった。
誰も居ない貸切状態で、管理釣り場であることを忘れる位で、充分魚の引きを堪能させて貰った。 アタリはどれもが水面のフライを吸い込む様なアタリで、水面を割って飛び出して来る様な派手なものは一度もンなかったのが残念と云えば残念。 ドライでは全てがヤマメだったので、アタリも大人しいものだったのかも知れない。

貸切状態の渓に立ち込んでヤマメと遊んでいる時、突然、左足のかかと付近が冷たくなり、その内、水没状態になってしまった。 あれだけ念入りに水漏れを補修したのに・・・。

2010年7月12日

ファールド・リーダー

アオリもオフに入ってしまったので、これから何を狙おうかと考えている時に、タイミング良くMaxiさんからのお誘いを頂き、何年か振りのフライを楽しんだのが先週の7日。
実は、アオリのオフにフライを再開するなんてことは全く考えておらず、アジかシーバス、ヒラメ等の平物をする積りで、ロッドやルアーを揃えていたのだが、渓流を釣り上がった途端にフライ・モードに入ってしまった

と云うことで、次回のためのリーダーを買いに走った所、良く行っている釣り道具の量販店には、殆どと云ってよい程フライ関係は置いていないことが分かった。
以前、フライをやっていた頃には上X屋にはソコソコの品揃えはあったのだが、それ程マイナーな釣りになってしまったのだろうか・・・・。
仕方がないので、ヤフオクで調達しようと眺めていたら、ファールド・リーダーと称する小生の知識にないリーダーが出品されているのを見掛けた。 しかも1,500円と馬鹿高い値段が付けられている。
何でも興味を持ってしまうのは小生の悪い癖だが、この時も気になってWEB検索をして見ると、スレッドを縒り合せて作るリーダーで色々とメリットがあるらしいことが分かった。 しかも作り方も、それ程難しくはなさそう。

FurledLeaderR.JPG 早速、板材をホームセンターに買いに走り、WEBの記事に従って冶具を作り、リーダーの試作を行った。
写真に写っているピンクが最初の試作品で、エギングで使用しなくなった0.8号のPEラインを利用したものだが、結構太い物になってしまった。 しかし、このリーダーを手で振るだけで綺麗にターンをするのには、正直ビックリした。
すると、糸の太さが問題になる。 
因みに、WEBの記事にある様に、タイイング・スレッドの8/0を使ったものが左の白いリーダー。
そこで、エギングで使っていた0.6号のPEラインを使って、このタイイング・スレッドを使ったリーダーの太さに合せる様に巻き数を減らして細く作ったのが写真の右側。 それでも、比べると多少太く出来あがっているが、この程度であれば許容範囲ではないかと思う。 このラインは、10m間隔に色分けがしてあるので、斑模様が入ってしまったが、単色よりは却って面白い味があるので、小生としてはこちらの方が好み。

記事にある様なタイイング・スレッドを使わなかったのは、PEの比重は1未満なのでラインそのものに浮力があることが理由。 特に小生の様に何処に行ってもドライ・フライしか投げない者にとってはリーダーに浮力があるのは、非常に都合が良い。 しかし、リーダーを作るためにワザワザ値段の高い細番手のPEラインを購入するのは、一寸と云うか大いに無駄ではないかと思う。 従って、0.6号のPEラインが残っている限りはそれを利用する積り。

只、一つ気になる点がある。 それは、従来使っていたナイロンのリーダーに比べて、腰がないことである。 腰がないと云うよりはフニャフニャ。 これはPEであっても、タイイング・スレッドであっても同じで、腰を持たせる加工をしているらしいが、その材料を調達する必要があるので、今回はこのまゝ使って見ようと思っている。

まぁ、何れにしても、未だ実釣では使ったことがないので、その結果次第だが・・・

2010年4月 2日

サイト・マスター

アングラーの間では定評のあるTALEXの偏光レンズを使用したサン・グラスを購入してしまった。

TALEXの偏光レンズを使用したサングラスは色々と売られてはいるが、その殆どが、所謂、近視や遠視用のメガネの使用を前提としていないもので、中学生 の頃からメガネを使用している小生にとっては、選択の範囲外である。

つまり、普通のメガネを使用しているアングラーにとって、
 1)コンタクト・レンズを使用するか、
 2)普通のメガネを覆い隠す様な大きめのオーバーグラスを使用するか、
 3)普通のメガネのレンズに引っ掛けるタイプのクリップ・オンを使用するか、
 4)近視や遠視の度付きサングラスを誂えるか
の4通りが考えられる。

小生は、今まで一度もコンタクト・レンズを使用した経験がなく、コンタクト・レンズを使用することは、今更の感がある。 加えて、コンタクト・レンズとサングラスの二重の出費になることも、1)は論外。
オーバー・グラスの使用も色々と考えたが、余り種類がないこと、特に、茶系のレンズのオーバー・グラスは殆ど見当たらなかった。 尤も、スキーのゴーグル状のオーバー・グラスであれば別だが。
度付きのサングラスが理想的かも知れないし、TALEXも勧めているが、誂となるので値段が・・・・・。

と云うことで、結局、小生は量販店で安売りされているクリップ・オンを使用していた。
所が、この様な安売り品はプラスティックの中国製で、キズが付き易いことに加えて、当たり外れが大きく、つい最近買い換えた偏光グラスは使える代物ではなかった。

そこで、何か良い物はないかと、ネットで色々と探していると・・・・・。
TALEXの偏光レンズを使用しており、小生にとって誠に嬉しいことにクリップ・オン・タイプもラインナップされているTIEMCOのSightMasterに 出喰わした。

買うならこれしかない!!

しかし、値段をチェックすると、何とこれまでの安売りグラスの10倍以上もする!!!
・・・・・・・この値段に躊躇するものはあったが、思い切って買おう!!!
所が、どの店を見ても、小生が欲しいライト・ブラウンが売り切れとなっていて、入荷時期も未定になっている。
こうなると、益々欲しくなるもので、必死になって捜して1店だけ注文を受け付けて呉る店を見付け、値段は多少割高だったがダメ元で発注。

SightMaster.jpg 程なくして、注文確認メールが入り、即日出荷可能とのこと。
そして、到着!!

2010年3月19日

リーダーの太さ(メバル)

釣行日前日の儀式、つまり天気予報をチェックすると、何処も彼処も北寄りの風が5~6m/sとなっている。
これじゃ、無理だと半分諦め掛けながら神奈川県西部を念のためにチェックすると、エギングで通っている付近だけ2m/sとなっている。 しかも、その時間帯も午前3時から6時頃までの間だけで、夜が明ける頃からはまた強くなるらしい。
この所、神奈川県東部が続いていたので、久し振りに西部方面も良かろうと、2:30に出発。

出発して間もなくして雨が降り出し、戸塚付近では雨粒も大きくなり本降りとなってしまった。 普通なら、雨に溶けてしまう小生はUターンしてしまう所だが、今日は一寸考える所があったので、そのまゝ車を走らせていると、幸いにも辻堂辺りで上がった。 所が、この28日から4車線運用が開始される湘南大橋を過ぎて西湘バイパスに差し掛かった付近から、車のハンドルが取られる程の北風。

目的地の駐車場には予定通り4:00。 この駐車場は尾根にあるので、ゴーゴーと海から吹き上げて来る風が桜の木の枝を大きく揺らしている。 
しかし、北風なので、ポイントではフォローの風になる筈と、ある意味安心して支度を終え、九十九折りを下って行き海岸に立って見ると、何と風は正面から吹き付けて来ている。 しかも、結構強め!!
暫く磯に立ち様子を窺って見たが、時折強さが弱まることもあるが・・・・・の状態。

尾根を挟んだ反対側に行けば、フォローになる???
息を切らせて急な上り坂を戻り移動を敢行。 所が、尾根を挟んで反対側に来たにも拘わらず、こっちでも何故か風が正面から吹き付けて来る。 しかも、先程より強さが増している!!
再度、元の駐車場に戻り少しの間休んでいたのだが、止む様子もないので、諦めて引き揚げて来た。

さて、前置きが大変長くなったが、今日、多少無理をしてでもロッドを振りたかったのは・・・。

先週、釣行から帰ってからツラツラと考えて見た。 何故、アタシには釣れないのか?

メバル用のラインは、PEと3lbのフロロを使い分ける様にしているが、実質的にはフロロは保険の為に持っているだけで殆ど出番がなく、PEをメインにしている。 所が・・・・・・、この辺がアタシの好い加減な所で、エギングで使っていたものを流用していた。 つまり、エギングのお古と云うことになる。 しかも、古いバージョンのシステムなので、PEは0.8号、リーダーは2.5号のフロロと太めな構成になっている。
メイン・ラインのPEが0.8号と云うのも、1g程の軽いジグが沈み難くなることに繋がるだろうけれど、それよりも、硬くて太いフロロがジグの動きに大きな悪影響を及ぼしているのではないか?
従って、ライン・システムを全体的にもう少し細くした方が良いだろう。
と云うのが、ない頭を絞って得た小生なりの結論。

そこで、早速ヤフ・オクで、ユニチカのその名もズバリNightGame THEメバルの0.4号をゲットし、今日はそのラインを使って見たかった。 
これが、今日、多少無理をしてでもロッドを振りたかった理由だが、何故使って見たかったのか?

PE-Line.JPG このPEライン(写真の下)の太さはメーカーのサイトで4b(0.4号)とあるのだが、それまで使っていたお下がりの0.8号(写真の上)と太さが殆ど変わらない様に思える。 蛍光の黄色で膨張色だからその様に見えるのかも知れないが、それにしても番手で倍も違うのだから、もう少し細く見えてもよさそうなのに・・・・。
メーカーが違うとこんなにも違うとすれば、何のための番手なんだろうか?

で、やっと、今日の本題のリーダーの太さに辿り着いた訳だが・・・。
メバル用のライン・システムのリーダーの太さは、どれ位が良いのだろうか?
エギング用のリーダーは、2.5号だったので、それよりも細い2号か1.5号??
1.5号じゃ一寸頼りなさそうなので、取り敢えず2号のフロロをリーダーにしたのだが、皆さんは何号を使っておられるのだろうか?

追 : 真鶴有料道路(新道)は、工事の為通行止めとなっている。 小生は、旧道が無料化されてから有料の新道を使うことはなくなっていたので、通行が止められて も気にする所ではないが、その旧道もトンネル付近で舗装工事のため片側交互通行となっている。
並行して走るメインロードを同時に交通規制して、行政は一体何を考えているんだろう??? 
新道も旧道も同時に工事をすれば渋滞すること位、素人だって簡単に解かる。
予算消化のための工事に思えて仕方がない(怒)

2010年3月11日

2010年釣行記(8)

潮回り:中潮  場所:ARSK、MSK  釣果:ナシ 同行者:単独

最近は気温の変化が激しく、4月~5月並みになったかと思ったらその翌日には真冬に逆戻り、先日などは雪が降ったり・・・。
そんなこんなで、結局、9日の火曜日の釣行は見送り、気温が上がる予報となっている12日の金曜日に出掛けることにしていた。 所が、予報では、11日の木 曜日の夕方から日付の変わる頃までを除いてその前後は北寄りの強風となっている。

と云うことで、その風の弱い時間帯で少しでも竿を振れればと、急遽、木曜日の21:00に出発。
今回もまた、道路代を節約するために高速を使わなかったため、現地着は23:00少し前。

予報通り風は殆どなく、ついでに、新月に近い月の光りも殆どなく・・・・・。
この様な場合のためにGENTOS SG-305閃を買っておいたのだが、これは正解だった。GENTOS-SG305_R.jpg
これまではヘッド・ライトしか使っていなかったのだが、安心度が全く違う。 小生が使っているヘッド・ライトは、それなりに定評のあるPETZLのTIKKA XPで、特に問題がある訳ではなかったが、何かの記事で懐中電灯があると便利だとあったので、つい一月ほど前に通販で買い求めたものだが、今日の様な暗闇の磯を歩く場合には本当に頼りになった。
価格も3,000円以下で小さい物なので、闇夜の磯を徘徊されているアングラー諸兄にも、是非ポケットに忍ばせておくことをお勧めしたい。

さて、釣りの方はと云うと・・・・・。
闇に慣れて来ると、辺りの様子はモノクロで何とか見えて来て、波や海面から頭を出している根の様子は大雑把には分かるが、やはり、漆黒の中、慣れない磯に独り居るのは何となく薄気味悪く落ち着かない
しかも、コッチはメバリングに皆目実績がないだけに、何をどうして良いか分からぬまゝ、キャスティングを繰り返すだけ。 期待のビギナーズ・ラックもなく30分程度で場所替えを決定。

今回は当初から、磯が駄目なら近くの漁港をラン・ガンしようと考えていたので、予定の行動とも云えるが・・・・。
所が、漁港の突堤はどの漁港も関係者以外立入禁止・釣り禁止の看板が立っている。 数年前にエギングのポイント探しに何度か来たときは、そんな看板はなかったのに残念なことだ。 漁業者と何かトラブルがあったのだろうか?
正直な所、人々が寝静まっている真夜中の釣りなので、無視しても誰も見てはいないだろう・・・・・という気持ちがなかったと云うと嘘になるが、そこは抑えて看板のない数か所を選んでキャスティングをしたが。
ここでの唯一の収穫は、若いメバリンガーに会え、色々と釣り方を訊ねることが出来たことで、特に、メバルとアオリのポイントは共通しているとのアドバイスは、目からウロコだった。 本当は、他にも色々と教えて頂きたいことはあったが、折角の時間を無駄にさせてしまうことになるので諦めたが、気持ちの良い若者だった。

その後、MSKに転戦したものゝ、到着した頃から北風が吹き出しそれと共に指先が冷たくなって来たのを機に、今日の所はStopFishing
ここでも足立ナンバーの車に乗った若いエギンガーと一緒になった。 この若者も非常に感じの良い青年で、釣果はなかったが、気持ちの良い釣行だった。

帰路も有料を使わず往路と同じ様にやはり下道を使って、2:30出発。 帰着が4:00過ぎだったので約1時間40分の行程。 この程度の時間であれば敢えて有料道路を使う必要はないネ。


2008年12月23日

Egi Grand-Tribal[Executor] EGTX-87ti

肩から先、つまり「腕」が良ければ、どんな竿であろうと結果が出せる筈。言い換えれば弘法、筆を選ばずなのだが、反対に「腕」の悪い奴はどんな竿を持っても結果が出せない。所が、小生の様なヘタッピーは竿が違えば結果を出せるんではないだろうかとついつい思ってしまう。その点、自分のスウィング・フォームの悪さを棚に上げて、ボールの軌道が曲がってしまう原因をクラブのせいにする下手なゴルファーに似ている。で、結局は何本もの竿を買ったり、シャフトの硬さの違うクラブを色々と買い替えたりしている。

ちゃんと解っている筈なのに、竿の数はいつの間にか増えてしまい、エギのコレクションは益々充実したものとなる。その結果、釣具メーカーと販売店を喜ばすことに繋がっている。

・・・・・・と色々と御託を並べたが・・・・・・
世の中はサブプライムローンの破綻に端を発した米国版バブル経済が破裂したお陰で世界同時恐慌の体をなし、あらゆる企業が設備投資を控え様としているのに、マタマタ衝動的な設備投資をしてしまった。実は、今月の初めにDAIKOEgi Grand-Tribal[Executor] EGTX-87tiを購入してしまった。

img-egi_tribal_exe.jpg

年が明ければ、3回ほど留年を繰り返していたサラリーマン生活をやっと卒業出来ることになっている。サラリーマン生活を卒業することは永年の夢だったし、それはそれは楽しみにしているのだが、それは金銭的には非常に厳しくなることに繋がっている。従って、設備投資が出来るのは今しかない!!と自分自身に言い訳をして・・・・。

小生の場合、釣りはへら鮒から始めた為か、竿はどうしても柔らかめのものが好みで、今愛用しているロッドもどちらかと云うと胴に乗るタイプ。そこで、どうせ買うなら先調子と考えてこのEGTX-87tiにしたのだが、未だ墨付けが出来ていない。


早く、先調子の感覚を味わって見たいものだ

2008年11月27日

玉網の柄(Tieup600)

TieUp600.gif

最近は年齢のせいか、体重が増えたせいか、惧らくは、その両方が原因だと思うのだが、ことの他バランス感覚が衰えているのを実感する。
これは加齢現象の一つなんだろうし、ある意味で諦めざるを得ないことだろうと思う。加えて、3年前から禁煙をして体重が増えて来たことが拍車を掛けているのではないだろうか?
しかも、エギングの場合は、4時間、5時間もの長時間立ちっぱなしでシャクり続けているので、釣り終わる頃には、腕や手首に加えて足腰までにも疲労が蓄積している。
そんな状態だから、磯場の様に足元が悪い所では、踏ん張り切れずにバランスを崩してヨロヨロとしてしまうのである。

しかし、そんなヨロヨロじじいでも、小学校・中学校の頃には運動神経が発達していると云われたものだし、オツムは別にして、バランス感覚には自信を持っていた。その頃のバランス感覚を今でも維持していれば、テトラなどは、義経の八艘跳び宜しく、ピョンピョンと身軽に飛び跳ねて難なく思う所に移動出来た筈だ。
所が、実際にはピョンピョンならぬドタドタ・ヨロヨロとやっとの思いで隣りのテトラに移るのが関の山。老化することのない意識と着実に老化を続けている肉体とのギャップに改めて気付かされ、愕然としてしまうのである。

話は変わるが、札幌に単身赴任をしていた時、生まれて初めてスキーをした。当然のことながら、最初の内はボーゲンで恐々と滑っていたのだが、4年後の単身赴任明けの頃には自分で云うのもおこがましいが、かなりスイスイと滑っていた(と思う)。シーズンには毎週、通算すると20回以上もスキーに行っていたので、当たり前のことかも知れないが・・・。
で、ある時、エギングで疲れた足腰でヨロヨロと岩場を伝い歩きをしている時に、そのスキーのストックのことを思い出した。スキーのストックは、ターンをする時にチョンと雪面を突くだけで決して体重を掛けることなどしないが、持っているのとないとではターンのし易さが全く違う。
それと同じで、釣りにもストックを持ち歩けば、かなりヨロヨロは軽減されるのではないか???? バランスが取り易くなるのではないか????

だが、しかし、釣道具とは全く異なる物を釣りに持ち歩くのは、少々どころか大いに抵抗がある。やはり、釣りには釣りにふさわしい物を持っていたい。
釣り用のストックは??? 
ウェーディング・ストックがある!!!
実は、北海道の渓流で虹鱒を追い掛けていた頃には、使うことは殆どなかったものの、ウェーディング・ストックを持ち歩いていた。これはアルミ製のストックなのだが、使用しない時は折畳んで携行し易くなっているので好都合かと思ったが、生憎、北海道を離れる際、渓流釣り仲間にプレゼントしてしまった。

色々と考えた末、これまでに使っていたギャフに替えて、玉網の柄を買うことにした。
携行の為には小継ぎタイプが良いのだが、小生の場合はストックの役目も持たせたいので、仕舞寸法が1m位の普通タイプにした。

これであれば、何処から見ても釣り道具に間違いがない(笑)

2008年11月26日

セフィアC14 C3000SDH

今のエギングで使っている一軍リールは、04ステラの2500SDHで、かれこれ3年位使い続けている。ステラと云えばシマノのスピニング・リールのフラグ・シップ・モデル。釣行後のシャワーでの水洗いは欠かさず行って来たし、給油も定期的に行う等殊更に大切に使って来た。所が、このステラに不具合が生じた。

実は今シーズンの開幕戦の時なので、11月4日のことになる。
釣りを始めて暫く時間が経過した時、キャストをした後エギの着底を待って、やおらシャクると・・・、同時にリールのスプールがブーンと音を立てて逆回転し、ラインがリールに巻き付く事態が発生した。
その時は何が起きたのか解らぬまま、ストッパー・レバーをカチカチと動かして釣りを続けた。その後数キャストは何事もなかったので、ストッパーの掛かりタマタマ悪かったんだろうと安心していると、忘れた頃にマタマタ、ブーンと逆回転。
こんな状態ではとても釣りに集中出来る訳がなく、予備のリールに替えてその日のエギングを続けた。

帰宅後、修理をしようと分解して見たものの、肝心のストッパー部分がどうしてもバラせない。惧らく小手先だけではストッパー部分の分解は出来ない構造になっているのだろうし、腰を据えて全体をバラバラに分解しても元通り組み立てる自信はない。
仕方がないので、古いグリース等を洗い流して新しくグリス・アップをし直して再組立。

すると、不思議なことに、ストッパーがちゃんと利くではないか!?!?

分解した際にストッパー部分をカチャカチャと弄繰り回したのが功を奏したのかも知れない。

次の定例釣行日は雨模様だったので、折角の釣do楽さんのお誘いを受けずにステラのハンドルを回しながらシマノのホーム・ページを見ていると、SHIMANOネット見積もりのボタンが目に付いた。興味半分でそのページに入って修理代をチェックすると部品代\1,000に工賃\1,500と思いの他安い。ついでにオーバー・ホール代は\3,500。これならば自分で苦労して修理するよりも、ストッパー修理のついでにオーバー・ホールをして貰っても\5,000で済むので、メーカーに出すことにした。

修理期間中は、ステラを導入して以来殆ど出番のなかったサブのカルディア・キックスを使おうと考えていたのだが、何気なく釣り雑誌のページを捲っていた時に見たシマノの黒と赤のリールが気になり出した。リールはステラで何の不満もなかったので、雑誌に掲載されている広告を見ても特に興味を覚えることもなかったのだが、こんな事態になると現金なものである。

そして、次に取った行動は?
最近、エギを買っているいのまた釣具店WEBSHOPセフィアC14 C3000SDHを注文していた。

SephiaC14.jpg

 

2008年7月28日

リールのチューンアップ(1)

Tackle-11.JPG

このリールはエギングを始めて間もない頃に、ZENAQのASSAUT S96と一緒に購入したのだが、その後Shimanoのステラを入手以来、釣行には予備器として毎度同行させていたものの、結局一度もお呼びが掛かることなく、完全にベンチ・ウォーマーと化していた。

先日、ふと思いついてこのリールを引っ張り出しハンドルをグルグルと回している時に、ライン・ローラーの回転が良くないことに気が付いた。そこで、回転を良くしようとバラシて見た所、ベアリングではなくプラスティックのカラーで抵抗を減らしていることが分った。惧らく、このカラーにはフッ素が塗られていて実用上の問題はクリアしているのだろうし、コスト・セーブのためには仕方のないことかも知れない。

インターネットで色々と調べて見ると、カルディア・キックスの場合は、ライン・ローラー部分以外にもスプール押えハンドル・ノブ部分3箇所にプラスティック・カラーが使われていることが分った。
ハンドル・ノブ部分などは敢えてベアリングに交換する必要はないと思うが、ライン・ローラー糸撚れに関係している部分でもあり、出来れば交換したいと考え、再度、インターネットでチェックすると、皆さん、結構手を入れておられる様で、沢山の記事が見つかった。しかもヤフオクでは、この3箇所のベアリングをセットにして売られていることも分った。

と、ここまで来れば、もう3箇所とも交換する以外にない。
早速、ヤフオクで購入し現物の到着を待っている。発送した旨の連絡は入ったので、今週末には交換出来る筈だ。