2007年11月20日

衝動買い

衝動買いをしてしまった。 先日、釣do楽さんと釣行した際に、彼のモンキーSPの軽さにビックリしたのが切っ掛けと云えば切っ掛けだったのだが、もう一つ9月から2ヶ月続いた出張の手当が溜まっていたことも、これまた重要なファクターだった。更に付け加えるならば、現金買いでないこともポイントかも知れない。現金を手にして釣り道具屋に行くと色々と慎重になるものだが、パソコンのキー操作で金銭の授受が出来るとなると、先ずその慎重さは影を潜めてしまう様だ。換言すれば、財布の紐は緩み易いと云えるのだろう。送料無料なんて書いてあると、もう、それだけで得した気分になってしまう。

ロッドの購入原資である出張手当のことは家族には勿論内緒にしている。唯一小生の自由になる金なのだが、購入したばかりの真新しいロッドを見られると、その代金の出所を問われてしまうので、例によって職場に送らせて、家族の目に付かない様にして持ち帰った。

で、よくよく考えてみると、エギング・ロッドがこれを加えて4本。
DAIWAのSaltistインターライン・ロッドEG-860、ZENAQのASSAUT Shore S96のガイドを交換したS96改、同じZENAQの90 Parabolicそして今回衝動買いをしたSAMURAI BLADE 86 Inheritor。
そんな積りは全くないのに、いつの間にかロッド・コレクターと化している。
こんなに持っていても仕方がないので、内2本はオークションか何かで処分することを考えている。

さてSAMURAI Bladeの印象は・・・・。
量った訳ではないので正確な重量は不明だが、ビックリする程の軽さではなかった。少なくともモンキーSPを手にした時程の感激はなかった。
感度の面でもそれ程違いが感じられなかった。
感度については、小生の常用のロッドが9〜9.6フィートと長いため先の重い、所謂、持ち重り感が感度の悪さを感じる理由だろうと思う。これに対してSAMURAIは8.6フィートなので、その持ち重り感は軽減され、ビンビンに感度の良さを感じられるものと思っていた。しかし、この面でも思った程の違いは感じられなかった。
アクションにしてももっとファーストかと思っていたが、思いの他スローの様に感じた。確かに、HPには全体にしなやかなカーブを描く素直なテーパーだと説明書きがある。見落としていた。恐らく90 Parabolicとはそれ程変わらない様に思える。
折角、買うのであれば性格がもっと異なるものを買いたかった。

どちらにしても、竿おろしをした日は体調が思わしくなく、ロッドのインプレッションがどうのこうのと云える状況ではなかったことは確かなので、その点は割り引く必要がある。

まぁ、時間を掛けて見なければ何とも云えないが、ポテンシャルはありそうなのでもう少し使い込んで見る積りにはしているが・・・・。

2007年11月11日

ガイド交換(4)

次は、残り10個のガイドの取付作業になる。

ガイドをマスキング・テープで仮止めして位置を確認、スレッドで巻き止める作業になるが、そこで特に気を使ったのは、如何に直線に並べるかだった。

小生はトップと最もバットに近い部分のガイドを除いた8個全てをマスキング・テープで仮止めすることはしないで、1個づつスレッドで巻き止めた。と云うのも、ガイドをスレッドで巻き止める際に誤って別の仮止めしたガイドに触れて位置をずらしてしまう惧れがあったからだ。

そこで1個ガイドを巻き止めてから隣のガイドに移って行ったが、その時、最もバットに近い部分のガイドの穴から覗いて、新たに取り付けたガイドの穴の中にトップ・ガイドが見える様に位置を微調整したが、これは中々良い方法だと思う。

ガイドを全てスレッドで巻き止めた後は、2液性のエポキシのコーティング剤で塗り固める作業になる。
ここでやっとシンクロナス・モーターとベニヤの端材で作っておいたロッド・ドライヤーの出番となる。
写真はコーティング剤を乾かすためにドライヤーで1秒間に5回転で回している所。
こうすることによってコーティング剤が均一になる。

2007年11月 5日

ガイド交換(3)

紹介をし忘れていたが、ガイド交換にはガイド・メーカーの富士工業(株)のHPを参考にした。

ガイドの交換に当って先ずしなければならないこと・・・既存のガイドの取外しをした。

ガイドの取り外しには、ドライヤーで暖めながらカッターで・・・と富士工業のHPでは説明されているし、又、コーティングの気泡を取り除く場合もドライヤーで暖めるとある。従って、ロッド・ビルディングのツールとしてドライヤーは必需品だと思うのだが、小生は昔からヘア・ドライヤーが嫌いで、ドライヤーを持っていない。
と云う訳で、今回ガイド交換の為だけにドン・キホーテで購入した。これは小生の誤った先入観かも知れないのだが、ドン・キホーテは若者達の店だと思っていた。そんな店に60面をぶら下げて入るのは、些か抵抗を感じたが、流石に安い。求めるドライヤーは999円だった。

このロッドのトップ側の5個のガイドは、台がプラスティック製の軽量化ULなのだが、やはり安物ドライヤーでは役不足か? 暖めても簡単には外せない。仕方なくニッパーで切り外してしまったので、このガイドの再利用は不可能となってしまった。
ガイドを取り除いた跡に残った接着剤やコーティングは、ドライヤーで暖めながら−−暖めると少し柔らかになる様だ−−定規で削り落とす様に書いてあったが、上手く行かなかったので、小生はカッターの歯の背の部分で塗料に傷つけない様に慎重に擦り取った。只、一箇所失敗して地肌の黒いカーボンまで削ってしまった所がある。タッチ・アップしなければならないが、色合わせが難しそう。

新しいガイドの取り付け位置は、基本的に元の位置にした。但し、トップ側の2個は夫々5mm程トップ側にずらす事にした。ガイドの位置をこの程度ずらしても竿としての機能には殆ど影響はないのだが、ガイドとガイドの間隔のバランスが良くなった様に思う。

ガイドを巻き止める糸は、出張先の釣り道具屋で補修用の糸を買っていたのだが、チョット太過ぎたので昔バスをやっていた頃に使っていたPEラインを流用した。太さは忘れてしまったが、恐らく1号程度だろう。色はモスグリーンに白いマーカーが付いている。

で、そのラインを使って試しに止めて見たのが写真。マーカー部分がちょっとしたアクセントになっている。汚れていて純白でないのだが、かえって落ち着いた感じが出ている(?)ので、これはこれで良いだろう。

2007年11月 3日

ガイド交換(2)

ロッド・ドライヤーを自作した。
ロッド・ビルディングは余りすることはないし、ガイドを交換するだけであればスレッド・コーティングを塗ってから時々手で廻して偏りを避ければ良い。フライ・ロッドを作った際もそうしていたので、今度の交換でもその積りでいた。

所が、先日東急ハンズに糸鋸の替え刃を買いに行った時に5RPMのSYNCRONAS MOTORを見てしまった。
しかし、回転数が少し低過ぎる上に値段は1,680円と、恐らく秋葉原価格の倍位だろう。頭の中ではどうしようか迷っているのに、手にしっかりと握ってレジの前にいた(笑)

であれば、ロッド・ドライヤーを作る以外にない。

と云うことで、文化の日の今日、近くのホーム・センターでベニヤ板の端材を65円で購入し、出張疲れを癒すための軽工作をした。


ロッドをモーターに固定する部分は、市販品のドライヤーではプラスティック製のチャックだが、自作されている皆さんは色々苦労し工夫されている。


小生はモーターのシャフトにビニール・テープを巻き付けて、ロッドに軽く圧入して固定する超簡便法にした。

モターの反対側のロッドを支える方は、ベアリングや戸車を取り付けて回転の抵抗を無くそうとしている人が多いが、ここでも超簡便法を取った。
V字の切れ込みに、カミさんから貰ったコーデュロイの端切れを貼っただけ。

試しに廻して見ると支障はなさそうなので、この方法でやることにした。