2010年釣行記(60)-EG
江之浦沖の海水温も遂に16℃代を切ってしまったので、状況としては益々厳しくなって来ている筈だし、今冬一番の冷え込み予想が出されているにも拘わらず、中には気まぐれを起こして未だ浅場をウロウロしている奴もいるかも知れないと、今年の竿納め釣行。
2:40出発、現地着は予定通り4:00を一寸回った頃。
磯に出て見ると、前回程の強風ではないが、はやり幾分強めの風が吹いている。
風向きは、予報では北西になっているのに、何故かこの磯では常に南西から吹いている。 周囲の丘の影響で回っているのかも知れないが、何となく違和感を感じてしまう。
兎に角、この風向きではSKN向きの方向はラインが吹かれてしまってエギングには厳しそうな状況なので、前回同様の方向限定の釣りになりそう。
海は、ウネリもなくこの点は問題がないのだが、予報通り気温が低くて手足の指先が直ぐにジンジンとして来る。 しかし、これでイカ様からラブ・コールがあれば、こんな寒さなんか一辺に吹き飛んでしまうのだが・・・・・。
微かな期待を込めてキャスティングを繰り返したが、掛かって来るのは海藻ばかり。
夜明け前にはグングンと冷え込んで来るのが感じられる程になり、遂に我慢出来ずに、ホカロンをニー・ブーツの爪先に入れジャンパーのポケットに忍ばせて、キャスティングを継続したが・・・・・。
しかし、ニー・ブーツの爪先は直ぐに酸欠状態になってしまい、ホカロンが全く暖かくならず元の黙阿弥。
仕方がないので、足の指でグー・チョキ・パーのジャンケンを繰り返して少しでも血流を良くしようと懸命になり、両手は右手と左手を交互にポケットに突っ込んで悴む指先を温めて何とか1杯だけでも、と騙し騙しの難行苦行。
日の出時刻になり、水平線から顔を出した陽の光が当たって来ると、冷たくなった手足の先に徐々に血流が蘇って来て、生き返った心持。
これはこれで有り難いのだが、今度はポカポカとして来て気持が良くなり、今まで大人しくしていた睡魔が目を覚まし、フッと意識が飛んでしまう瞬間が・・・・・・。
と云うことで、8:00に2010年の竿納めは何事もなくStopFishing。