フライス盤のDRO化(5)-Z軸-完
2015/07/29
イヨイヨ、最後のZ軸のDRO化。
ここに使うデジタルノギスはML-210のミーリング・アタッチメントで使用していたものを流用することにした。
従って、ジョーを切断したりデータ表示部の裏蓋にタップを立てる必要もなく、工作と云えばアルミのステイを作るのみ。それも、X軸用のステイを作る際に失敗したものを利用したので、ドリルで径3mmの穴を空け、皿モミしただけで、ものの15分程で完了してしまった。
工作は簡単だったが、ここで問題が・・・・・。
実は、当初、バーとデータ表示部の固定にはネオジム磁石を夫々1個使う予定にしていたので、Z軸用には2個しか用意していなかった。しかし、1個だけでは吸着力が足りず、データ表示部がズレてしまうことが分かったので、急遽、2個使いに改めた。
と云う訳で、ネオジム磁石が不足することになったので、現在の所、主尺のバーの固定は完了していない。
追加でネオジム磁石を調達して固定化する積もりだが、取り敢えずフライス盤のDRO化は完了したことにして、X、Y、Zの各軸について、ハンドルの目盛の読みとデジタル表示内容とチェックしてみた。
先ず、X軸及びY軸についてだが、ハンドルの1回転で2mm移動する筈で、その際のデジタル表示は1.97~1.98の倍数。
出来れば2.00の倍数を表示させたい所だが、主尺のバーの水平・平行度が完璧ではないので致しかたない所だろう。又、仮に2.00の倍数を表示出来る様に取り付け位置を調整出来たにしても、小生には0.02mmを追える程の腕前はないので、ここで0.02を云々する意味がない。
ついで、Z軸・・・。
Z軸もハンドル1回転で2mm上下する筈なのに、デジタル表示は1.80の倍数になっている。先に述べた様にバーの固定が出来ていないので下げる方向の一方通行だが、0.2mmもズレているのは誤差と云うには大き過ぎる。
実は、X軸やY軸のステイをアルミから切り出している際、ハンドルの目盛りで寸法を割り出すと、どうしても目的の寸法に上がらず疑問を持っていたので、やはりそうだったか・・・・・・と云う印象。
主尺のバーの固定化が完了してから再度チェックした上で、どうしても可怪しければ寿メカニクスに連絡してみようと思う。
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