フライス盤のDRO化(3)-X軸

DRO(デジタル・リード・アウト) 工作機械用治具

FM80-DRO-006FM80-DRO-007思わぬ所で回り道をすることになってしまったが、改めて作り直したステイと真鍮製の凹板に主尺のバーを挟んで固定してみた。

取り敢えず格好はついたと思うが、ステイをテーブルに吸着させる磁石の吸着力が若干弱い様な・・・・

実は、吸着力はカタログ数値で30Nしかなかったので、もう少し強いものを探したものゝ、サイズの面で妥協せざるを得なかったもの。
マグネット・ホルダーの構造も解ったので、使ってみて問題が出る様なら、強いネオジム磁石だけを購入して、ホルダー部分は自作しようと思う。

データ表示部の固定だが、この部分もアルミの直角アングルを介してマグネット・ホルダ台に固定する目算だった。そのためには表示部の裏蓋にもタップを立てる必要がある。しかし、バーが予想外に硬かったので、惧らく裏蓋も難しいだろうと思い、両面テープで固定することにした。両面テープでは剛性が甘くなり測定誤差が大きくなるのは目に見えているが、ネジ止めが出来ない以上仕方がない。

パーツが揃った所でX軸にセットして、ハンドルをグルグルと回して左右にテーブルを動かしてみたが、目視の限りではズレが発生している様子は見えなかった
しかし、本来なら、試しにフライス盤を動かして、DROに表示された数値と、実際に切削された工作物の大きさを測定した上で判断する必要があることは云うまでもないが、X軸のDROを使いながら、Y・Z軸用のパーツ作りに進もう!!

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