2006年11月27日

5230製作記(22)

(写真に写っている真鍮線は、取り敢えずロンビック・イコライザーを組立てるために差し込んだ。 実際には、ここで床板に固定することになる。)


上手く行けば、組み込む前提で、ロンビック・イコライザーを試作して見た。

写真の様にイコライザーは車輪の内側に掛けるので、フレームはダミーとなる。

この状態で、転がして見ると意外とスムーズに車輪が上下する。床板に組み付けて再確認をする必要はあるだろうが・・・。

所が、この段階で不安が頭をよぎった。
設計している時は、材料を1mm厚の洋白にする予定だったのに、試作に取り掛かった際、何を考えたのか、工作の簡単な真鍮にしてしまった。しかも厚さは0.6mm。

耐久性に問題はないだろうか?
ウェイトを乗せるエンジンではなくテンダーなので問題はないのでは?

何れにしろ、多少の補強工作をしておく方が良いだろうと思う。

2006年11月20日

5230製作記(21)

所属するクラブの仙台集会で、現物を見せて頂いたロンビク・イコライザーに触発されて、我が腕の程度も省みずに、このテンダーにも採用しようと考えたのが運の付き。具体的なイコライザーの掛け方の良いアイデアが浮かんで来ない。特に車軸方向のイコラーザーをどうするか? ない知恵を絞っても絞ってもストレスが溜まるだけ。

こんな時には気分転換・・・、しても結果は目に見えているが。
イコライザーのない状態で車輪を嵌め込んで、上回りを乗せて見ると・・・・。
案外、行けるじゃないか・・・。 悪くはない。

とまぁ、こんなことを考えていると、携帯電話に呼び出し音。
出て見ると、アオリ仲間のtokeiさんから。
これから、行かない?

何故か、こう云う話は直ぐに纏まって、今日の工作はこれまで。

2006年11月13日

5230製作記(20)

11日、12日の一泊二日で小生が所属しているクラブの総会が仙台であった。
今回、小生は全くの手ぶらで出掛けたが、皆さんは色々と力作を持参されており、少々恥ずかしい思いをしたので、次回には今手掛けているこの5230のお披露目を是非にと考えている。所で、今回で総会に出席するのは3回目になるのだが、TMS等に発表されておられる会員諸氏の作品を拝見して、正に「百聞は一見に如かず」である。多いに勉強をさせて頂いている。

さて、総会から帰って来て我が工房の工作机の前に座り、遅々として進まぬ5230の仕掛を見て、これじゃ「イカン」と大いに反省。テンダーのフレームの工作をすることにした。

問題のテンダー・フレームの懸架。簡単なイコライジングで済まそうと思っていた。が、クラブ会員のN氏は当然の如くロンビック・イコライザーと仰るし、そしてD氏の2軸貨車に組み込まれたロンビック・イコライザーの実物を総会で拝見し、自信はないがやって見ようと思い立った。
しかし、バック・ゲージの小さい13mmでイコライザーを車輪の内側に掛けた場合の安定性には問題はないだろうか? これを確認するために実験をする必要がある。そのためには、キットに付属の車輪を13mm用に改軌する必要がある。

と云うことで、過去に失敗して自信がない改軌に手を付けた。先台車とテンダー用の10.5mmの車輪4個。この次の段階で必ずしなければならない動輪の改軌の練習と思えば、気は楽だ。

先ずは、車軸を車輪から抜く作業。 これには、以前作った車軸抜き治具を使って難なく済んだが、絶縁の為のプラスティックのカラーが抜けずに困った。少々強引にしたので、1個が真っ二つに割れてしまった。
継いで、車軸を旋盤に咥えて3.5mm短くした。以前、動輪を改軌した時にこの段階でも失敗していたので、今回は慎重な上にも慎重に行った。そしてその車軸に車輪を嵌め込む作業。形式27ではこの段階で無理に車輪を押し込んだために、スポークのダイカストを割ってしまった。今回は何度か手で車輪を押し込んで見て車軸の太さを調整し、ロックタイトも併用して、何とかクリヤー。

ここまで出来た所で、今度はフレームを床板に取り付けるためのアングルの半田付けに取り掛かったが、ここで大失敗!!!!!
先に半田付けをしておいた軸箱や板バネが、アングルの半田付けの熱でポロリ、ポロリと取れてしまった。熱を逃がすクリップを挟んでいたのだが・・・・。
その後始末が終わった時には、辺りは既に暗くなっており、総会に出席された皆さんに触発されて折角ヤル気になっていたのに、悲しいかな今日の工作時間は終了。