2006年9月25日

5230製作記(16)

釣りに行こうかとも考えたが、 行っても、どうせ○ボー逃れが精一杯のところだろう と、今一つ気乗りがしない。

連日の出張の疲れが溜まって来ているのか、釣りに限ってこんなことは滅多にある訳ではない。 精神的な疲れであれば返って釣りに行って気分転換を、と思うのだろうが、寄る年波には勝てなくなって来ているのだろうか、朝の暗い内から起き出すことが億劫なのである。

と云うことで、今日は鉄模の日にした。

さて、何とか軸箱を作っては見たものの、出来上がって始めて軸箱の高さが微妙に違っているのに気が付いた所までは、先週の報告の通りである。
何故この様なお粗末な結果になってしまったのか釈然としないが、今の所、再度作り直す積りでいる。
しかし、今日は気分転換のためのテンダー台車の切り抜きをした。

キットのテンダー台車はエッチングで板バネの懸架部分の取付座等が表現されているが、ここは現在作成中のパーツを半田付けして表現する積りなので、エッチングで彫り込まれた段差が寧ろ邪魔になる。 従って、裏面を使うことにした。
写真は、キットの台車を切抜き板バネを懸架するボルトを表現するために0.6mmの真鍮線を植え込んだ所である。

実は、切抜く前から気が付いていたのであるが、自分が描いた図面とキットとは寸法が少しずつ違っているのである。 当初はキットを素直に組立てる積りで開始したのであるが、途中でテンダー前方の衝立状の物やら何やら気になり出し、造作を加え出した結果であるので、中途半端な状態になってしまっている様だ。

多少の気持ち悪さは残るが、もう少しこのまま工作を進めて見ようと思う。 それでも、気になる様であれば、その時は作り直そう・・・。 となると、テンダーの下回りを最初から作り直すことになるが・・・・。

2006年9月19日

5230製作記(15)

やっと朝晩の気温が下がり、過ごし易くなって来た。
毎年毎年同じことを云っている様だが、今年の夏の暑さは少々異常じゃないかと思う。
暑さが身体中に纏わりついて離れ様とはしなかった日が何日も続いた。 これも温暖化の影響だろうか?

さて、気候も良くなったので少しは工作をしなければ・・・・。

軸箱周りに追加工作をして、それぞれを切り離した。
この段階で、ミスに気が付いた。 あれ程注意をして工作をした筈であるのに・・・。
写真では良く判らないが、暑くてボーッとした頭でいたからか、四角い軸箱のサイズが違っている。
さて、どうしよう???
作り直すのは厄介だし・・・・。

まぁ、目立つ様なら、その時に考えよう。

次いで、板バネの工作に入った。
板バネそのものは、1mm幅の0.2mm厚の帯板を使った。 センターに0.6mm径の穴を空け、所定の寸法に切断したものを夫々4枚作った。
言葉で書くとほんの1?2行で済んでしまうが、これが結構気を使う。
写真に写っている板だけで28枚あり、失敗を含めると40枚近く作ったのではないだろうか。 これを1枚1枚切出しては・・・。
結局3時間程掛かったのではないかと思う。

写真は、1枚1枚の板バネを紛失しない様に、仮止めをしたもので、最も上の(最も長い)バネは未だ作っていない。

2006年9月11日

5230製作記(14)

毎日毎日茹だる様な暑さで、クーラーのない道楽部屋に座っているだけでも汗が噴出して来て、首に巻いたタオルが直ぐにジットリと湿って来る。
こんな状況の中では集中力も続かず・・・・・、只ボーッとして時間は無為に過ぎ、工作は遅々として進まず、鉄模よりも釣りに現をぬかしていた。

今日も、本当は世附川に釣りに行く筈だったが、午前3時半に起きて外に出ると、遠くで太鼓ならぬ雷の音。
こんな天候では、カーボン・ロッドを使うだけに釣りは自殺行為であることは充分解っているが、諦めきれずに車に乗り一寸走った所で、大粒の雨。
これには流石の小生も、マイッタ?!!
引き返して道楽の部屋に戻った所で、雷様の大暴れ。
間断なく空全体が真っ白に光り、続けて窓ガラスがビリビリと響く様な大音響、そして滝の様な雨。

と云う訳で、今日は予定外(?)の工作の日。
この前の更新が7月31日だから約1月半振り。 改めて時間の経つのが早く感じる。

先ず、軸箱の座となる部分である。
作業としては、1mm厚の真鍮板を断面が凸凸状になる様に切削し、その外側部分にボルトを表す0.4mmの穴を千鳥に開けることになる。
凸凸になる様に切削する作業そのものは、ミーリング・アタッチメントで慎重に行えばそれ程難しいものではない。
ポイントは、水平・直角を出す為に、バイスに銜えた真鍮のブロックの側面と天井を切削して、材料をそのブロックにセットして加工をすること位だろう。今回の切削ではエンドミルを使わずに1mm厚のスリワリフライスを使ったが、剛性の低いML-210ではエンドミルがふらつくいて精度が中々出せないが、スリワリフライスは丸鋸の動きなので良い結果が得られた。

次いでボルトの表現のための加工である。
この為に所定の位置に穴を開けた治具を作った。最初は真鍮板にケガいた上でポンチで位置決めの印を付けたが微妙にずれるので、自作のリベット打ち出し器を使った。
それでも、本番の穴開けでは微妙に位置がズレてしまった。
この様なパーツを作る場合、失敗に備えて余分に作ることにしており、写真の一番上に写っているのがその予備にする積りだったものだが、この段階で予備も使ってしまい、以降は失敗が許されない状況となってしまった。

その後、軸箱の製作。
軸箱は8mm厚の真鍮ブロックから、3.4mm X 2.5mm X 25mmを削り出した。 この削り出しも軸箱の座となる部分と同様、ミーリング・アタッチメントにスリワリフライスをセットして行った。 それを4mm長のもの4個に切り分けて、座に半田付けをした。