2006年9月11日

5230製作記(14)

毎日毎日茹だる様な暑さで、クーラーのない道楽部屋に座っているだけでも汗が噴出して来て、首に巻いたタオルが直ぐにジットリと湿って来る。
こんな状況の中では集中力も続かず・・・・・、只ボーッとして時間は無為に過ぎ、工作は遅々として進まず、鉄模よりも釣りに現をぬかしていた。

今日も、本当は世附川に釣りに行く筈だったが、午前3時半に起きて外に出ると、遠くで太鼓ならぬ雷の音。
こんな天候では、カーボン・ロッドを使うだけに釣りは自殺行為であることは充分解っているが、諦めきれずに車に乗り一寸走った所で、大粒の雨。
これには流石の小生も、マイッタ?!!
引き返して道楽の部屋に戻った所で、雷様の大暴れ。
間断なく空全体が真っ白に光り、続けて窓ガラスがビリビリと響く様な大音響、そして滝の様な雨。

と云う訳で、今日は予定外(?)の工作の日。
この前の更新が7月31日だから約1月半振り。 改めて時間の経つのが早く感じる。

先ず、軸箱の座となる部分である。
作業としては、1mm厚の真鍮板を断面が凸凸状になる様に切削し、その外側部分にボルトを表す0.4mmの穴を千鳥に開けることになる。
凸凸になる様に切削する作業そのものは、ミーリング・アタッチメントで慎重に行えばそれ程難しいものではない。
ポイントは、水平・直角を出す為に、バイスに銜えた真鍮のブロックの側面と天井を切削して、材料をそのブロックにセットして加工をすること位だろう。今回の切削ではエンドミルを使わずに1mm厚のスリワリフライスを使ったが、剛性の低いML-210ではエンドミルがふらつくいて精度が中々出せないが、スリワリフライスは丸鋸の動きなので良い結果が得られた。

次いでボルトの表現のための加工である。
この為に所定の位置に穴を開けた治具を作った。最初は真鍮板にケガいた上でポンチで位置決めの印を付けたが微妙にずれるので、自作のリベット打ち出し器を使った。
それでも、本番の穴開けでは微妙に位置がズレてしまった。
この様なパーツを作る場合、失敗に備えて余分に作ることにしており、写真の一番上に写っているのがその予備にする積りだったものだが、この段階で予備も使ってしまい、以降は失敗が許されない状況となってしまった。

その後、軸箱の製作。
軸箱は8mm厚の真鍮ブロックから、3.4mm X 2.5mm X 25mmを削り出した。 この削り出しも軸箱の座となる部分と同様、ミーリング・アタッチメントにスリワリフライスをセットして行った。 それを4mm長のもの4個に切り分けて、座に半田付けをした。

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