5230製作記(1)
骨折してから約1ヵ月半。 実はフライングなのだが、装具も松葉杖も使わなくても、何とか歩ける様になった。
永かった1ヵ月半だった。
勿論、釣りには行けない。 両手は動くから鉄道模型と思っても、道楽部屋には行けない。結局、好きなことは何も出来ずに、それでも高校野球や相撲がある時はまだ良かったが、一日中ゴロゴロと粗大ゴミ化していた。定年退職後の生活で、こうはなりたくないと考えて別棟に道楽部屋を造ったのだが、予期せぬことからそうなってしまった。
しかし、やっと、今日から粗大ゴミから生還し、人間に戻れる!!!
さて、2700は取り敢えず生地完成の段階まで来ている。 あとは塗装だが雨模様の天気が続いているので・・・・。
と云うことで、次作に掛かることにした。
2900の設計図も一応描き終わっているがB?6が続くことになるので、ヤフオクで手に入れた5130に手を付けることにした。あの有名な鉄道模型社のエッチング・キットである。 実は30年前に900を、鉄摸を再開直後に2800をこのエッチング・キットで造ったので、これで3作目となる。
このキットの箱には5130(Kitson製)と書いてあるのだが、テンダー台車の形状から見るとDubs製の5230ではないかと思う。5130と同一仕様でDubsに発注したのが5230で、その後日鉄大宮工場で造られたコピー機の5270と基本形状は同一であるが、唯一テンダー台車のみが異なっている。
で、キットに入っているエッチングのパターンから見ると、5230か5270のどちらかではないかと思う。
まぁ、どちらでも良いのだが、ここではボイラー上部がすっきりとしている5230とすることにした。
さて、この5230に手を付けるに当たって、解決しなければならないことが3点ある。
先ず、車輪の改軌である。小生は13mm採用なので、当然と云えば当然だが、そのための治具を作らねばならない。
ついで、テンダー上部の末広がりをどの様に工作するか?その工作方法。
最後に、テンダー前方にある風除けの衝立のような物。金田氏の図面に正面図があるが、その衝立の後ろ側にある箱状のものをどうするか?
と云う訳で、5230の製作に先立って、動輪組み立て治具を作ることにした。