2010年11月30日

5230製作記(57)


キャブの妻板の欠き取り部分の寸法を間違えて、少なからず気持ちが萎えていたが、気分を変えるために、ボイラーの工作に入った。

妻板のチョンボまでは、ボイラーについてはキットのエッチング板を利用する予定でいたが、キットではボイラー・バンドが1本不足していることもあって、スクラッチすることにした。

5230-067R.JPG ボイラーは、当然曲げの工作が入るので、少し薄めの0.3mm厚の真鍮板を使い、煙突、スチーム・ドーム等やボイラー・バンド、ハンド・レールの支柱の位置等を全てケガイてから切り抜いた。

ボイラーをスクラッチする際に問題なのは、幅をどの様に決めるかと如何に真円に近付けるかだろうと思うが、先ず幅・・・。
今回は、(ボイラーの仕上がり直径 - 板厚) x 3.14 で計算した。
次に、丸め方・・・。
これは、諸先輩が発表されている方法を倣ったが、丁寧に少しずつと云うのが肝だろう。 更に、ボイラーの内径に合わせた1mm厚の円盤を3枚作り、ボイラーの筒状の中3箇所にセットし、針金で締め付けた。
結果、略満足出来る状態であったが、その突合せ部分の固定化で、少々思案中と云うところ。
つまり、当初は銀ロウで接合させる積りだった所、実際にやって見ると、手持ちのバーナーの火力が足りず、綺麗にロウが流れて呉れない。 で、現在は針金で締め付けた状態で、2日程経過してしまった。

写真に写っている右端の板は、煙室の妻板でこれを使用した固定化を考えている。

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