2010年10月 5日

5230製作記(46)


5230-052R.JPG ロッド類の外形が出来た所で、クロス・ヘッドの工作に移った。
写真の下段は、クロス・ヘッドを構成する部品で、右端はスライド・バーと同じ0.8mm厚の洋白から型を抜き、ピストン棒はヤスリで簡単に八角形にした後、旋盤で円柱状に削った。 真ん中の2枚で両側から挟み込む構造で、0.2mm厚の洋白。
写真の上段は、半田付けを終えたもの。

こうして写真にして見るとどーってことはないのだが、縦横が2~3mm程度の素材に、0.2mm程の段を付けなければならない等、眼が益々遠くなったご老体にはチト厳しい作業だった。 少しヤスリ掛けをしてはピーク・ルーペで確認する。 そして、又ヤスリ掛けの繰り返し。
こうして慎重に工作をした筈だったが、イザ組み立てて見ると、アチラコチラに歪が見えて来て気になる。
が、しかし、小生の腕ではこの辺りが限界・・・・・(涙)

5230-053R.JPG そして、先に作っておいたメイン・ロッドを組み込んだのがこの写真。

メイン・ロッドとクロス・ヘッドを連結するピンの半田付けの際、半田がロッド部分にまで廻り込まない様に薄い紙を挟み込んだのだが、この紙が千切れて残ってしまった。
半田付けが終わり、通常の手順通りフラックス・クリーナーを吹き付けたのだが、このクリーナーの液が完全に乾く前に紙を取ろうと引っ張ったのが千切れてしまった原因で、その為にロッドの動きが悪くなった。

改めて作り直す気も起きず、縫い針等を使って見える部分は取り除き、何とかスムーズに動く様になったので事なきを得たが、動きが戻ってこなかったら、5230の製作は諦めていたかも知れない。
恐らく、完全には取り除けていない筈なので、先になって影響が出てくるかも知れない

コメント[2]

5230着々とすすんでいるようですね
私は軽便ネタで遊んでしまったので、あまり進んでいません。

ところで挟まってしまった紙ですが、苛性ソーダの液にでも漬ければ溶けてなくなるとかいうことはないのでしょうか?

ゆうえんさん、コメントを有難うございます。
5230は着々ではなくて、遅々として進んでいないんですヨ(涙)
3~4年のブランクがあったせいか、歳を取ったせいか、例えば、クランク・ピンに手間取り2日も掛かってしまいました。 にも拘らず、未だ未完成です・・・。
こんな状況ですから月末の集会には間に合わないでしょう。


苛性ソーダで挟まった紙を溶かすのは、アイデアですネ。
有難うございます。
今でも屑が挟まっている可能性はありますが、現在はスムーズに動く様になっていますので、このまゝ工作を進めようと思っています、ただでさえ遅れているので・・・・。
やっつけ仕事の典型ですネ(笑)

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