2700組立記(3)
梅雨に入った途端、蒸暑い日が続いており、今日は略体温と同じ36度を記録した由。
じっとしていても溶けてしまいそうだったが、スプラッシャーを取り付けた。 このロスト・ワックスのスプラッシャーは、床板から下に出る部分を床板の欠き取り部分に嵌め込んで取り付ける構造になっている。 但し、スプラッシャーの長手方向のサイズと床板の欠き取り部分のサイズがピッタリと同じで、スプラッシャーが欠き取り部分に落ち込み易くなっていて、所定の位置に固定するのが結構難しい。
珊瑚のベース・キットはこの2700以外には2500を組立てただけの経験しかないので、とやかく云う資格はないかも知れないが、キットとしての完成度の高さは評価すべきと思っている。 但し、このスプラッシャーの取り付け部分については、2500の場合と同じ構造になっており、一寸理解に苦しむ所である。
所で、お気付きかも知れないが、スラードバーの色が少しピンク掛かって見える。 ロスト・ワックスのこのパーツの肌が荒れていたので、1000番のサンド・ペーパーの上で少し舐めたら、地の色が出てきてしまった。 確か、洋白のロスト・ワックスの筈であったが・・・・(泣)。
対処方法を考えなければならないことになってしまった。
下回りは一先ず措いて、上回りに移った。
取説の順番に従って、ボイラー部分から取り掛かった。 ボイラーそのものは既に曲げ終わったものがパーツとして入っているので、ボイラー下部の合わせ目を半田付けするだけで組立は終わる。 スクラッチに比べると格段に楽チン。
この後、ボイラーには煙室や煙室妻板、煙室台等の半田付けが待っている。 この作業の際に折角半田付けしたボイラーの半田が熔けてしまう惧れもあるので、今回は銀ロウ付けを試みることにした。
銀ロウ付けは、過去に何回かやってみたことはあるが、余り成功率は高いとは云えない。無難な所、半田付けにしようかとも思ったが、練習しなければ上手くなるものもならないし、締め切りもないから時間は充分にあるし、急ぐ必要もない・・・・・・・・って云うことで挑戦することにした。
しかし、使っているプリンスのペン・タイプのバーナーの火力がどうも足りない様だ。 ボイラーそのものは、パーツとしてはそれ程大きいとは云えないと思うが、表面積はそれなりにある筈で、そのためか、材料の昇温が不充分と見えて、何度、やってみても上手く銀ロウが流れて呉れない。 直接炎を当てると銀ロウは熔けて呉れるのだが、丸い粒になるだけ。
と云う訳で、見事に銀ロウ付けは失敗した。 この暑い日に、バーナーの炎を間近に感じて、汗だくになって・・・・・。
少し、大き目のバーナーを買う必要がある。
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